【完全網羅】DAOとは?仕組みや将来性をわかりやすく徹底解説!
この記事では「最近耳にするDAOって一体何?」「DAOってどうやったら参加できるの?」などの疑問に仮想通貨取引5年以上の筆者がお答えします!この記事を見れば、DAOだけでなく今話題のweb3.0やNFTについても詳しくなれること間違いなし。
DAOとは自律分散型組織のこと
DAOとは Decentralized Autonomous Organization の略で、直訳すると「自律分散型組織」となります。DAOは管理者がおらず、参加者全員でプロジェクトを運営していきます。
プロジェクトが発行したガバナンストークンを買うことで誰でも参加でき、参加するとプロジェクトの様々な議題の意思決定に参加できます。
ガバナンストークンとは DAOのプロジェクトが発行する独自のトークンのことで現在は海外の仮想通貨取引所で売買が可能となっている。
DAOの流れを簡潔にまとめましたので参考にしてください。
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ガバナンストークンを海外取引所で買う
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トークン保有者が投票を行って集団で意思決定
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プロジェクトの利益をトークン保有者で分配する
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トークン保有数が多い人ほど、多くのトークンが分配される
ガバナンストークンは現状海外取引所のみの扱いとなっています。日本の取引所でビットコインを購入し、海外に送金してガバナンストークンを購入しましょう。
業界で唯一7年以上ハッキングされていない、今最も信頼感のある取引所bitFlyerがおすすめです。
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DAOの概要を説明しましたが、DAOはいくつか特徴的な性質を持ちます。DAOの性質について見ていきましょう。
DAOの3つの性質
DAOは主に以下の三つの性質を持ちます。
- 中央管理者がいない
- 誰でも参加や立ち上げが可能
- 透明性が高い
①中央管理者がいない
通常の会社や組織には、中央集権的な当事者(株主、経営者)によって統治されている縦社会ですが、DAOは全く異なった組織形態です。
DAOは最終的な決定を下す統治者などが不在であり、参加者全員が平等に参加できる横社会です。
②参加や立ち上げが誰でも可能
プロジェクトが発行するトークンを購入することで誰もがプロジェクトに対する投票権を持つことができ、プロジェクトの様々な重要な議題に直接関わることができます。
また、多くのDAOではメンバーの投票権の影響力は参加者のトークン保有数やプロジェクトの貢献度によって変わります。
誰でもDAOを作ることができる
インターネットに接続できる環境さえあれば、誰でもDAOを作ることができます。しかしDAOプロジェクトを立ち上げても、参加者が募れないとDAOは成り立ちません。
プロジェクト内容がどれだけ魅力か、参加者を募るプロジェクト考案者の影響力などが重要となります。
③透明性が高い
DAOはスマートコントラクトという機能によって、必ず投票結果に基づいてプロジェクトが決定されます。
そのため第三者によるプロジェクトに対する不正な介入が行われる心配もありません。
スマートコントラクトとは
スマートコントラクトとは ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みのことです。この機能は仮想通貨が仲介人を挟むことなく個人間での通貨の売買を可能としています。
またスマートコントラクトの中身は誰でも閲覧できる仕組みになっており、プロジェクトがどのように進行していくかが分かります。
DAO参加には仮想通貨のガバナンストークン購入が必要!
DAOに参加するにはDAOのプロジェクトが発行するガバナンストークンを購入する必要があります。
ガバナンストークンの取り扱いは海外取引所のみです。海外取引所には日本円を入金することは不可能なので、日本の取引所で仮想通貨を買って海外取引所に送金する必要があります。
ここからは国内取引所のBitflyerを例に参加方法を紹介します。
- 国内の取引所で口座を開設する
- 国内取引所に入金し、イーサリアムを購入する
- 国内取引所から海外取引へ仮想通貨を送金する
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①国内取引所で口座を開設する
ガバナンストークンを購入するには国内取引所に日本円を入金する必要があります。サイトに従ってメールアドレスや、本人情報、本人確認などを登録してください。
②国内取引所に入金し、ビットコインまたはイーサリアムを購入する
購入する通貨は時価総額が高いビットコインやイーサリアムの購入がおすすめです。ビットコインやイーサリアムはどの取引所でも取り扱っているので送金用の通貨に最適です。
まずはbitFlyerで口座開設をしてみましょう。
③国内取引所から海外取引へ仮想通貨を送金する
次は仮想通貨を海外取引所へ送金します。少し難しいので画像を用いて説明します。
まずは入手金ボタンを押してください
するとこのような画面になるので「外部アドレス登録」ボタンを押します。
海外取引所のアドレスを打ち込み、出金数量を記入してください。アドレスは1文字でも打ち間違えると送金できないので、打ち間違いのないようにしましょう。
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ガバナンストークンの具体的な購入方法を説明しました。次はDAOがここまで注目されている理由について解説していきます。
DAOの注目理由
DAOの注目理由の一つとして挙げられるのが、人類が長い間縛られていた中央集権制という組織のあり方がDAOによって解放されるかもしれないということです。
DAOではインターネットに繋いで参加するため、会社に行く必要もなく、上司も部下もないので皆がストレスフリーで組織に所属することができます。
しかし実は注目されている理由はこれだけではないのです。
DAOとweb3.0
実はDAOはweb3.0 (ウェブスリー)密接な関わりがあります。「web3.0」一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。web3.0はこれからの将来に実現するであろう、分散型インターネット時代を指します。
web3.0時代では全てのシステムがブロックチェーン中心で成り立つ社会になるだろうと言われており、DAOはその時代の重要なパーツの一つになることは間違い無いでしょう。
web3.0世界での新しい会社の仕組み DAC
web3.0ではDAOの技術を用いた会社のDAC(Decentralized Autonomous Corporation )が誕生すると言われており、その会社では経営者が労働者のみで自動的にビジネスを回すことができると言われています。
また、イーサリアムの考案者によると、web3.0時代の会社経営はこのDACによって運営が行われる可能性が高いようです。
上記の表はイーサリアム考案者が考えた今後の労働のあり方を示したものになり、未来の人の働き方は大きく分けて4つに分類されると予測されています。
労働者だけの世界がすぐそこまで来ています。
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DAOの特徴や将来性を紹介していきましたが、DAOにもデメリットがあります。
DAOのデメリット
DAOにも現在様々な課題があり、大きく分けて三つのデメリットがあります。
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システムがハックされる危険がある。
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資金の持ち逃げの道具に利用されてしまう
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統治できない
システムがハックされる危険がある。
2016年、「the dao」というdaoのプロジェクトでは プロジェクトがハッキングを受け、約360万ETH(当時約52億円)を盗まれる事件がありました。
結果的に資産を取り戻しましたが、このような事件が二度と起こらないようにイーサリアムの開発チームはアップデートを定期的に行っております。
統治できない
DAOの良い点は統治者、管理者がいない点ですが、実はここが弱みでもあります。
DAOは基本的に参加者の多数決によってプロジェクトが決まりますが、参加者は一般人なので画期的なアイデアが生まれない可能性があります。
参加メンバーによってはプロジェクトを発展することができず、衰退させてしまうこともあるでしょう。
不完全なDAO
DAOは参加者でだけでプロジェクトを進行していきますが、現状のDAOプロジェクトはプロジェクトの管理者や組織がDAOに介入しており、 完全なDAO化ができていない状態です。
現状のDAOプロジェクト
プロジェクト発足企業がトークンのほとんどを保有しているような場合は完全なDAOとは言えません。DAOはトークンの保有数が投票の影響力に直結するからです。
DAOはほとんどが発展途上ですがその中でも有名になったものや成功を収めているものを次に紹介します。
DAOの実例3選
私たちの身近なものから、海外で流行ったDAOを3つ紹介します。
Bitcoinなどの仮想通貨
実はBitcoinなどの仮想通貨もDAOの一種であり、DAOの最初の成功例です。ビットコインは 管理者が不在であり、世界中の誰にも精査や監査が可能です。
またビットコインはマイニングという通貨を発掘する作業によって報酬を得るので完全なDAO と言っていいでしょう。
The DAO
The DAOとは世界で初めて実用されたDAOであり、 イーサリアムのプラットフォームにおいて分散型投資ファンドの構築を目的としたプロジェクト。
ハッカーにハッキングされた事件が起こり、これによりイーサリアムが分裂しイーサリアムとイーサリアムクラシックという通貨に分かれました。
プラットフォームとは、サービスやシステム、ソフトウェアを提供・カスタマイズ・運営するために必要な「共通の土台(基盤)となる標準環境」を指します。
The Sandbox
The Sandbox(ザ・サンドボックス)はイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたメタバース上で遊ぶNFTゲームで、日本の企業のスクエニから約2億円以上の出資を受けています。
またThe Sandboxの公式はDAOを目指すことを公言しており、DAO参加者ゲーム機能の優先順位の決定など重要な議題の決定に関わることができるようになります。NFTのゲームに興味がある人はぜひ始めてみてください。
The sandboxはメタバース業界でとても有名です!
メタバースのことについて詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介していますので、ご覧ください。
日本でも話題になったDAOを紹介しましたが、現在進行形で行われているDAOのおすすめ銘柄を紹介します。
今おすすめのDAOはBit DAO
bitDAOは新たなDeFiプロジェクトへの出資を目的として立ち上げられたDAOプロジェクトです。 Defiを通して参加者が主体的な経済活動を行える環境構築を目的としています。
またこのDAOプロジェクトにはPayPal創業者などの世界的な企業や著名人などが出資しており、今再注目のDAOプロジェクトと言っても良いでしょう。
DeFiとは分散型金融システム
DeFiとは分散型金融というシステムのことで、銀行などの中央集権的な組織を介さずにユーザー同士がお金を送受信できるシステムのこと。
このシステムにより時間短縮、手数料の大幅削減などの利点がある。
bitFlyerで仮想通貨を購入しよう
取引所のBybitで現在取引ができますが、日本円は入金できないのでまずはbitFlyerで仮想通貨を購入してBybitに送金しましょう。
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DAOの将来とまとめ
DAOは会社や組織のあり方を変えるだけではなく、web3.0やメタバース、NFTと深く関わっていく中で、私たちの生活もより良い方へ変えてくれるでしょう。
今のうちに仮想通貨取引所の口座を開設して、海外のDAOに参加してみてDAOを体験してみましょう。日本でもDAOが行われる日は遠くないでしょう。
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スマートコントラクトは多くの仮想通貨で使われている機能です!