プロミスVisaカードの審査基準と落ちる理由とは?審査通過率や限度額も解説
プロミスVisaカードは三井住友カードのクレジット機能にプラスして、プロミスのカードローン機能も付いた魅力的なカードです。
大手消費者金融が発行するクレジットカードということで、借入とセットで発行を考えている方も多いのではないでしょうか。
プロミスVisaカードはカードローンとクレジットカードの両方の審査を通過する必要があります。審査基準は公開されていないものの、収入が安定しており、信用情報に傷がなければ問題なく発行できるでしょう。
この記事では、プロミスVisaカードの審査基準や審査通過率、審査で重視されるポイント、審査に落ちる理由、審査の流れなどを詳細に解説します。申し込みを検討している人は、ぜひこの記事を参考にして下さい。
プロミスVisaカードの審査基準とは
プロミスVisaカードの審査は、まずはプロミスの審査からはじまり、次に三井住友カードの審査順におこなわれます。
以降はプロミスの審査のポイントと、三井住友カードの審査のポイントをそれぞれ解説していきます。
プロミスの審査基準
プロミスの決算資料によると、審査通過率は例年40%付近でした。一般的な大手消費者金融の水準といえるでしょう。
審査の申込み条件は、「申込時の年齢が18歳以上74歳以下であること」と「プロミスが認める安定した収入があること」です。
また、「他社から借り入れがある人は、借入額が年収の3分の1を超えてしまう」、「信用情報に傷がある」と審査通過率が下がる点に注意が必要です。
プロミスの審査の詳細は以下の記事で紹介しています。プロミスVisaカードを作る上で、プロミスの審査通過は必須のため不安な人は参考にしてしっかり対策しましょう。
三井住友カードの審査基準
三井住友カードの審査基準を確認していきます。三井住友カードの審査は、以下の3点がチェックされます。
属性情報
1つめの基準は、申込者本人の「属性情報」です。
属性情報とは、クレジットカード利用料金の支払い能力を判断するための情報を指します。例えば、申込者本人の職業や勤務先、役職、年収、家族構成、住まいが賃貸か持ち家かなどです。
三井住友カードを含む各カード会社は、審査部の担当などがそれぞれの基準で総合的に審査を行っているようです。
信用情報
2つめの基準は、申込者本人の「信用情報」です。
前述の信用情報機関に加盟するクレジットカード会社などから提供される情報で、クレジットヒストリー(クレヒス)とも呼ばれます。
申込者本人を識別するための情報に加えて、クレジットカードの申込内容や契約内容、借入状況、支払い状況などの金銭面に関する情報が該当します。
審査では、これまで「申込したクレジットカード以外で期限までに支払いをしてきたか」など、過去数年間の履歴が参照されます。
クレジットカードの審査を通過する上で、信用情報に傷をつけないために、支払遅延を起こさないように注意してください。
スコアリング
3つめの基準は、与信システムの「スコアリング」です。
クレジットカード会社は3Cを審査基準にしています。3Cとは、以下の表のとおり、3つの評価軸のことです。
クレジットカード会社は、3Cを基準に申込者本人のスコアリングをおこなって一定以上の点数が結果として算出されるとカードが発行される流れです。
三井住友カードは独自のスコアリングモデルを用いて、機械的に分析して点数付けを行っているようです。
プロミスVisaカードの審査に関する口コミ
プロミスVisaカードの審査に関する良い口コミ
プロミスVisaカードの審査に関する良い口コミは以下でした。
「フリーターでも通過した」、他の消費者金融系クレジットカードと並べて「審査緩い」などの口コミが見られました。プロミスVisaカードの審査はそこまで厳しくなく、正社員以外の人でも審査通過の可能性があるようです。
プロミスVisaカードの審査に関する悪い口コミ
プロミスVisaカードの審査に関する悪い口コミを紹介していきます。
「プロミスの審査と三井住友カードを持っているが審査に落ちた」、「債務整理後5年では通らなかった」などの口コミが見られました。
プロミスの審査と三井住友カードを持っているにもかかわらず、審査に落ちてしまう理由として考えられるのは、プロミスVisaカードの審査のタイミングでは、職業、年収、信用情報などが変化した可能性が考えられます。
「複数社のクレジットカードの審査に申し込まない」、「転職直後は申し込まない」などの対策してから申し込みましょう。
債務整理後5年経過していて通らなかったのは、信用情報機関によっては事故情報が7年間記録されるため、「まだブラックの状態だったため」、「クレヒスがなかっため」などの理由が考えられます。ブラックやブラック明けの人は審査に通らない可能性が高いといえます。
「ブラックではないことを事前に確認する」、「クレヒス修行を積む」といった対策をしてから申し込みましょう。
プロミスVisaカードの審査で重視されるポイント
ここでは、プロミスVisaカードの審査で重視されるポイントについて解説します。
• プロミスと三井住友カードの申込条件を満たすこと
• 申込時に正しい情報で申請されていること
プロミスと三井住友カードの申込条件を満たすこと
プロミスVisaカードの審査基準は公開されていません。
しかし、プロミス会員であることが前提のため、プロミスと三井住友カードの申込条件を満たした上で申込をおこなってください。申込条件を満たしていないと、審査に落ちる可能性が高いでしょう。
以下が、プロミス、三井住友カード(NL)の申込条件です。(※三井住友カード(NL)は三井住友カードの基本カードの例として紹介)
出典:
プロミス公式サイト |お申込条件と必要書類
三井住友カード | 三井住友カード(NL)カード概要
まとめると、「高校生を除く18歳以上」で、「安定した収入」を満たす必要があります。
申込時に正しい情報で申請されていること
プロミスVisaカードに申し込む際は、正確な情報を入力してください。申込時に誤った情報を入力してしまうと、審査に落ちる可能性があります。
なぜなら、虚偽情報と捉えられてプロミスや三井住友カードからの信用が得られないためです。
信用がなければ返済能力を示せないため、虚偽情報を意図的に入力していなかったとしても信用は低下します。
プロミスVisaカードの審査に落ちる理由
ここでは、プロミスVisaカードの審査に落ちる理由を確認します。
申込内容に不備がある場合
申込時に提供した情報に虚偽や不備があると、プロミスVisaカードの審査の通過が難しくなります。
例えば、申込者本人の勤務先や収入、家族構成、住まいなどの属性情報が不正確な場合です。この時、クレジットカード会社は申込者の返済能力を正しく評価できません。
正しい情報提供は契約上の義務であり、虚偽の申告は皆さんの信用情報を大きく損ないます。申込時は正確な情報を記載し、不備や虚偽の申告を避けましょう。
短期間に多くの申し込みを行っている場合
短期間で何度もクレジットカードや消費者金融の申込をおこなうと、プロミスVisaカードの審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
CICのような信用情報機関では、審査の可否を問わず、審査の申込情報が6ヶ月間は記録保持されます。例えば、6ヶ月の間に2回以上申込すると、本人の信用情報が一時的に2個登録された状態となることを理解してください。これは「申込ブラック」と呼ばれます。
一度審査に落ちた時は、他社への申込をむやみにおこなうのは避け、最低6ヶ月間の空白期間をつくるようにしてください。
すでに複数の借入先がある場合
複数の借入先や多額の借入金があると、プロミスVisaカードの審査に落ちる可能性が高まります。
クレジットカード会社は貸倒れリスクを懸念し、既に複数の債務を抱えている申込者に対して新たなクレジットカードを発行しません。
返済能力が不安定であると見なされると、履歴に審査結果が登録されてしまい、新たな借入が進まない可能性があります。
信用情報に問題がある場合
申込者本人が過去に支払いの延滞や自己破産をしていると、信用情報に傷がついている状態となり、プロミスVisaカードの審査落ちにつながりかねません。
審査する際に、クレジットカード会社や消費者金融は信用情報機関に照会します。過去の問題が発覚した場合、審査判断にマイナスとなり、審査落ちの可能性が高まります。
支払いの延滞や自己破産に関する情報は、契約期間中および契約終了後から最長7年間保管され、登録内容が事実であれば取り消せません。
普段から計画的に利用し、信用情報に傷がつかないように努めましょう。
収入の安定性に欠ける場合
収入を継続的に得ていない、または安定していない場合も、プロミスVisaカードの審査に通らない場合があります。
「安定した収入があること」三井住友Visaカードの申込条件に明記されています。
持続的に返済できる状態であることが条件であるため、サラリーマンはもちろん、契約社員やパート・アルバイトでも、安定した収入があればクレジットカードや借入の審査通過は可能です。
しかし、無職の場合は配偶者または両親の年収、資産がない限りは審査をパスすることが難しいと考えられます。
プロミスVisaカードの審査とカードが届くまでの流れ
ここでは、を解説します。審査プロセスは以下の7ステップです。
1. プロミスの入会に必要な情報を入力する
プロミスVisaカードを発行するには、最初にプロミスの借入審査に通過する必要があります。
プロミスはWebやアプリなどWeb完結で申込できる上に、郵送物も届かないためスムーズに契約することができます。必要情報は以下です。
- 本人情報
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 電話番号
- 自宅電話番号
- 国籍
- 運転免許証の交付有無
- ログイン情報
- メールアドレス
- パスワード
- 家族構成
- 配偶者の有無
- 子どもの有無
- 自宅住所
- 居住形態
- 勤務先情報
- 勤務先住所
- 電話番号
- 雇用形態
- 税込年収
- 入社年月
- 契約方法(※)
- 希望限度額
- 利用目的
- 他社借入状況
- 希望契約方法(Webまたは来店)
(※)「契約方法」まで進むと、プロミスVisaカードの発行希望に関する選択項目があるため、忘れずにチェックしましょう。
2. プロミスの審査に必要な書類を提出する
必要情報の入力が完了すると本人確認書類の提出が求められます。具体的には、下記の書類が必要です。
- 運転免許証(経歴証明書も可)
- パスポート※1
- 健康保険証
- マイナンバーカード※2
- 在留カード、特別永住者証明書
※1.2020年2月3日以前に申請・発行され、住所欄に現在住んでいる自宅住所の記載があるもの
※2.マイナンバー通知カードは不可
また、上記の書類に記載された住所と、現在の住所が異なる場合は、以下のいずれかの書類が必要です。
- 公共料金の領収書
- 住民票の写しまたは住民票の記載事項証明書
- 国税または地方税の領収書もしくは納税証明書
- 社会保険料の領収書
さらに、借入希望金額が50万円を超えたり、他社の借入総額が100万円を超えたりする場合は、「収入証明書」が必要になります。収入証明書が手元にない場合は、市区町村の役所で発行することができます。
3.プロミスの審査がおこなわれる
申込を完了すると、一次審査が実施されます。
審査結果はログイン情報を入力した際に申請したメールアドレスに「書類提出依頼メール」と共に届きますので、さっそく確認しましょう。
メールで届いたURLをクリックし、以下のいずれかで本人確認をおこないます。
- 金融機関口座でかんたん本人確認
- アプリでかんたん本人確認
- 郵送で本人確認
おすすめなのは、最も簡単にできる「金融機関口座でかんたん本人確認」です。
本人確認の実施すると本審査が行われます。
4.プロミスと借入契約を結ぶ
本審査を受けると、プロミスの入会審査結果に関するお知らせのメールが届きます。ここで契約へ進みます。
契約方法はWebまたは来店です。在籍確認は不要です。
来店の場合は自動契約機(ATM)が設置している場所へ行く必要があります。Webで契約するほうが良いでしょう。
5.プロミスVisaカードに申込む
プロミスの入会が完了した後、プロミスVisaカードの申込ができます。
プロミスVisaカードの発行手続きに必要な情報は、プロミスの入会審査の情報と同様です。
一点異なるのは、クレジットカードの利用代金の支払いに利用する口座情報の登録が求められます。通帳やキャッシュカードなどの口座情報が分かるものを準備しましょう。
6.クレジットカード機能の審査がおこなわれる
プロミスVisaカードへの申込が完了したら、クレジットカードの審査へ進みます。プロミスのカードローン機能とは別の基準で審査が実施されます。
7.カードが発行されて自宅に届く
無事に審査通過したら、カードが発行され、自宅へ郵送されます。カードの受取は郵送のみです。
カード発行から自宅到着の目安は数日から1週間程度です。ただし、ローン機能はカードが到着する前から利用は可能です。
プロミスVisaカードは、カード到着後すぐに利用可能なため有効利用してください。
プロミスVisaカードの基本情報
プロミスのキャッシング限度額は、最大500万円です。ただし、プロミスは消費者金融業者であるため、総量規制の対象となり「年収の3分の1まで」しか借りることができません。
審査によっては、年収の3分の1未満に設定されるケースもあるため、借入の金額は、プロミスが総合的に判断することを覚えておきましょう。
プロミスVisaカードの特徴5点
プロミスVisaカードを利用する上で知っておきたい、特徴5点を紹介します。
借入と買い物が1枚のカードで完結
プロミスVisaカードは、カード1枚にプロミスのカードローン機能と三井住友カードのクレジット機能が一体となったカードです。そのため、クレジット機能による買い物だけでなく、キャッシング機能による借入にも利用できます。毎月の支出の管理が楽になり、お財布もスッキリするでしょう。
ただし、プロミスVisaカードを利用してキャッシングする場合は、ATM手数料がかかります。具体的な手数料は借入時と返済時共通で以下です。
取引額1万円以下:110円
取引額1万円超 :220円
出典:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 提携ATMのご案内
ただし、プロミスATM、三井住友銀行ATMで取引する場合は、ATM利用手数料が不要であることから、手数料支払いが気になる人はプロミスATM、三井住友銀行ATMを利用するとよいでしょう。
ナンバーレス仕様
プロミスVisaカードはセキュリティに配慮した、ナンバーレス仕様のクレジットカードです。
カード番号や有効期限、セキュリティコードを盗み見される心配がありません。
万一、カードの紛失や盗難があっても、カード券面にある情報を悪用して、他人が不正利用することは難しいため、安心安全だといえるでしょう。
なお、カード番号や有効期限などのカード情報は、Vpassアプリに記録されています。オンラインショッピングでカード番号が必要な場合は、Vpassアプリから確認するようにしてください。
Vポイントが最大20%還元
プロミスVisaカードは、条件達成状況に応じて最大20%のVポイントが還元される魅力的なカードです。
Vポイントのポイント還元率は通常0.5%ですが、スマホのVisaタッチ決済、家族ポイント、ポイントアッププログラムの利用により、最大20%まで還元されます。
また、クレジットカード機能だけではなくプロミスのキャッシングでも、Vポイントが貯まります。具体的な獲得条件は以下の2つです。
- アプリにログインすると毎月10ポイント獲得
- 利息200円ごとに1ポイント獲得
貯めたポイントは1ポイント1円としてショッピング利用や、景品や他社ポイントに交換できるため、ポイ活にかなり有効です。
Vポイントとは、三井住友銀行や三井住友カード、世界のVisa加盟店、日本全国のVポイント提携先を利用すると得られるポイントです。クレジットカードの支払金額1円につき1ポイントが貯めることができ、店頭やネットショッピングで1ポイント1円から使うことができます。
無料で付帯される保険が選べる
プロミスVisaカードは、付帯保険が自由に選べることが特徴のひとつです。
通常は海外旅行傷害保険が付帯されています。しかし、海外旅行にいかない方にとっては不要でしょう。
そこで、以下の無料の付帯保険が選べます。保険の免責などの詳細条件は出典先をチェックしてくださいね。
出典:三井住友カード | 選べる無料保険
選べる付帯保険は、海外旅行損害保険が不要の場合は、毎月20日までにプランを変更する必要があります。補償開始は翌月1日午前0時からです。
ただし、選んだプランの補償期間は補償開始から1年間で、選んだプランの補償期間満了まで別のプランへの変更はできない点に注意してください。
発行手数料と年会費が無料
プロミスVisaカードの発行手数料、年会費ともに永年無料です。利用状況を問わず、無料でクレジットカードを持ち続けることができます。
また、カードの紛失や盗難で再発行が必要な際の手数料も無料です。
年会費無料でポイントが非常に貯まりやすいことから、コスパ最強のカードの1つといえるでしょう。
プロミスVisaカードの利用限度額
プロミスVisaカードの限度額はプロミスのキャッシング枠と三井住友カードのショッピング枠の2つに分かれており、
限度額は以下のとおりです。
- キャッシング枠 500万円
- ショッピング枠 100万円
出典:プロミスVisacard | 商品内容
キャッシング枠の利用限度額は、通常のプロミスカードローンと同じ500万円で設定されています。
また、ショッピング枠については三井住友カード(NL)と同水準の100万円の限度額設定です。
プロミスVISAカードの審査基準と落ちる理由のまとめ
プロミスVISAカードは、ご紹介してきた通りプロミスと三井住友カードの両方の審査がある、キャッシング一体型のクレジットカードで、いざというときは借入することができます。
さらに、プロミスVisaカードは年会費無料、Vポイントが最大20%還元、選べる付帯保険も豊富なことから、普段使いのカードとしておすすめです。
また、券面のデザインも非常にスタイリッシュのため、デザイン重視の方にもおすすめです。
口コミのように審査に落ちるケースも散見されることから、プロミスと三井住友カードそれぞれの審査基準にのっとり、事前に収入を安定させて、信用情報をきれいにしてから申込するのが良いでしょう。