【2024年版】モニタースピーカーのおすすめランキング|メーカーごとに比較
原音を忠実に再現できるモニタースピーカーはDTMには欠かせないオーディオ機器。さまざまなメーカーから発売されており、スペックもモデルにより異なるため、どれを選べばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事ではモニタースピーカーの選び方、編集部が選んだおすすめランキングをご紹介。選ぶ際の参考にしてみてください。
あなたにぴったりな商品をおすすめする商品比較サイト「チョイフル」の編集部です!
DTMに欠かせない!モニタースピーカーとは
「自分で作曲をして音楽を作ってみたい」「You tubeに自分の音楽をアップしてみたい」など思ったことはありませんか。こうしたことを実現するのがDTMです。
DTMとは、Desk Top Musicの略でパソコン等のデジタル機器を利用して自分で音楽制作をすることを言います。以前は、レコーディングスタジオでしかできなかった音楽制作が、今ではパソコンやモニタースピーカー等の機器をそろえて気軽に音楽作成できます。
先にチラ見せ!おすすめモニタースピーカー3選
ここでは、この記事で紹介している商品の中でも特におすすめ3商品を先におみせします。
※ランキングは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの売れ筋ランキングを参考に、choiFULL編集部が作成しました。
おすすめのモニタースピーカーの選び方をチェック!
まずは、モニタースピーカーの選び方をご紹介します。
- 音質|音圧と周波数帯域に着目して選ぼう
- 出力|迫力のある音を楽しみたいならW数に着目して選ぼう
- タイプ|初心者はアクティブ・上級者はパッシブがおすすめ
- ウーファー直径|迫力のある低音を求めるなら直径が大きいものを選ぼう
- エンクロージャー|低音を響かせたいならバスレフ型・正確さなら密閉型
- 入力端子|ノイズの量を左右するプラグ
スピーカーの選び方を抑えれば、自分のイメージの音楽が作成したり聴けるので音楽がもっと楽しくなります!
①音質|音圧と周波数帯域に着目して選ぼう
自宅で音楽の再生やDTMを楽しむなら85dB前後あれば充分ボリュームのある音圧になります。また、大きい音ほどよいというわけではないのではないです。あまり大きな音だとマンションやアパートで作業する場合、周りの迷惑になってしまいます。
低音域から高音域までの再生可能な範囲を表す周波数も確認するポイントです。単位は「ヘルツ(Hz)」で表し、人間の可聴域である20Hz~20kHzに近いものが理想で、50~60Hzから20,000Hzまでをカバーしていればよいです。
②出力|迫力のある音を楽しみたいならW数に着目して選ぼう
モニタースピーカーの出力数を表す単位は「ワット(W)」になります。W数が大きいほど大音量になります。自宅で音楽やDTMを楽しむには、40~70W程で十分です。
W数が小さすぎるとモニタリングしにくくなります。また、ワット数の大きさは音質のよさを表すものではないので、必要以上に数値の高いモノを選ぶ必要はありません。
W数が大きいと価格も高くなる傾向ですが、自分が音楽を聴く環境に合わせたW数を購入しましょう。W数が大きすぎてもマンションなどの環境では最大限の音は必要ないかもしれません。
③タイプ|初心者はアクティブ・上級者はパッシブがおすすめ
モニタースピーカーには、アンプ内蔵と非内臓のタイプがあります。自分の理想の音楽に合わせてスピーカーのタイプを選びましょう。
▼タイプ別の特徴とおすすめな人
初心者の方はアクティブスピーカーからスタートして、自分の理想やこだわりの音をみつけてからパッシブスピーカーを検討してもいいと思います。
④ウーファー直径|迫力のある低音を求めるなら直径が大きいものを選ぼう
ウーファーは、低音を出力するスピーカーユニットです。
口径が大きくなるほど低い低音を鳴らすことができるので、曲作り作りで低音を重視する人は大きい口径がおすすめです。口径が大きくなると、迫力あるサウンドになる一方でスピーカーのサイズも大きくなるので注意が必要です。
低音がしっかりすると音に厚みがでて、音楽に重厚感がでてきます。R&Bやジャズが好きな方は低音がしっかり響くウーファ―がおすすめです。
⑤エンクロージャー|低音を響かせたいならバスレフ型・正確さなら密閉型
スピーカーの箱ことをエンクロジャーと呼びます。主な型に「バスレフ型」と「密閉型」があります。「バスレフ型」は、エンクロジャーにダクトが設けられているのが特徴で、低音域もしっかりと重量感のある音を出力できます。
「密閉型」は、穴の開いていないタイプです。低音のボリュームは、バスレフ型に劣りますがフラットでシンプルな音を出力できます。正確な音のチェックが必要なときは密閉型がおすすめです。
⑥入力端子|ノイズの量を左右するプラグ
入力端子には種類があります。最も一般的な端子は「RCAプラグ」で、赤と白の2本のケーブルを挿すタイプで世界標準プラグの1つです。
RCAプラグよりノイズに強いのが、1本のケーブルで接続する「PHONEプラグ」になります。さらに、高音質でノイズに強いのが「XLRプラグ」になります
高品質な音楽を楽しみたい方は高品質のプラグを選びましょう。最近では、手軽に無線で繋がる機器も増えているので気軽に聴くときには無線で聴くこともおすすめです。
メーカー|失敗しない!主要メーカーから選ぶ
ここでは、国内、国外の音響機器の主要メーカーをご紹介します。人気と実績を兼ねそなえているので何を購入するか迷っている方は主要メーカーから選ぶと失敗がありません。
YAMAHA
楽器や半導体、音響機器、スポーツ用品、自動車部品、ネットワーク機器の製造販売を手掛ける日本のメーカーです。明治時代に創業してピアノ製造をはじめとする伝統的な楽器事業で売り上げトップクラスの実績と知名度があります。
1969年にピアノの生産台数で世界1位になり、楽器市場で世界1位のシャアを誇っています。世界最大の「総合楽器・音響メーカー」として、幅広い楽器を取り扱い、様々な技術を磨いています。世界1位の実績と創業100年以上の信頼を兼ねそなえたメーカーです。
choiFULL家電担当 児玉のコメント
初心者の方でも、YAMAHAを知らない方はいないぐらい知名度があります。初心者の方はYAMAHA製品から検討すると大きな失敗はないと思います。
FOSTEX
フォスター電機は、1949年にスピーカメーカとして誕生しました。音響変換機器を主力にサウンド・スペシャリストとして音の世界に多くの技術と製品を供給している日本の音響機器メーカ。もっぱらOEM受託を主力とし、全世界の様々な製品に採用されています。
自社ブランドのFostex(フォステクス)による市販商品もある。また、Fostexブランドで数多くの自作スピーカーユニットを販売している。DIY用スピーカーユニット市場の中で製品数の多さで突出している。
JBL
JBLは、プロフェッショナルオーディオの世界で多大な功績を残した天才エンジニア、ジェームスB.ランシングにより、プロ機器の性能を持った美しい家庭用スピーカーの製造を目指して創設された米国カリフォルニアに本拠を持つ音響専業ブランドです。
特にスピーカー製品に人気があり、ドライバーが軽く高効率の初動特性と音場表現能力に優れているとされ、プロの録音スタジオから映画館などの施設でも多く使われています。
知名度が高くて人気のメーカーです。日本メーカーではない、海外のメーカーを試してみたい方は、JBLから試すのもおすすめです。
GENELEC
GENELECは、1978年に設立され、本社がフィンランドにある音響メーカーです。高品質のプロフェッショナル・モニタリング・システムを生産しており、1980年代後半以降に日本国内のレコーディング・スタジオ、放送局、映画関係のスタジオなどへ導入されています。
日本の多くの有名な曲もGENELECのスピーカーで音の調整をして音源を作っています。また、世界のたくさんの音楽や映画もGENELECスピーカーを基準に制作している作品が多く信頼と実績を兼ねそなえたメーカーです。
モニタースピーカーの選び方について解説をしてきましたが、ここからはおすすめの商品を紹介していきます。
【編集部が厳選】モニタースピーカー人気おすすめ商品10選
編集部が厳選おすすめスピーカーを10選を一気にご紹介します。音質や音量に関係するW数、低音に重要なウーファー直径など商品詳細を記載しています。それぞれの商品の特徴もぜひチェックしてください。
※ランキングは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの売れ筋ランキングを参考に、choiFULL編集部が作成しました。
① YAMAHA 「Powered Monitor Speaker」MSP3A
YAMAHAの「Powered Monitor Speaker」は、クリアで忠実な低域再生を実現した、リファレンスモニターです。22Wのパワーアンプを内蔵し、高品位なリファレンスサウンドを追求しています。
独自の「ツイステッドフレアポート」を採用したスピーカーは、ノイズを大幅に抑制したクリアな音質が特徴です。トーンコントロール機能により、設置場所などモニター環境に合わせて音質を調整できます。
商品詳細
初めてのモニタースピーカーを購入する方におすすめできる商品です。音はフラットで鮮明に音を感じることができます。
② FOSTEX「アクティブ・モニター・スピーカー」6301NB
FOSTEX「アクティブ・モニター・スピーカー」は、放送設備で30年以上使用されてきた、小型のアクティブスピーカーです。20Wのパワーアンプを内蔵しているので、安定感のあるサウンドを楽しめます。
堅牢なアルミダイカスト製のエンクロージャーは、軽量で歪みが少ないのが特徴です。入力方式に合わせて、4つの機種から選択できます。
商品詳細
別売りの「壁取り付けアングル」を使用すると、壁面への取り付けや、スピーカーの角度調整ができますよ。
③ YAMAHA「パワードスタジオモニタースピーカー」HS5W
YAMAHAの「パワードスタジオモニタースピーカー」は、LFにウーファー、HFにドームツイーター搭載した、2ウェイバスレフタイプのスピーカーです。高域と低域それぞれを増幅する、「バイアンプ方式」を採用しています。
精確な再生能力を徹底的に追及したスピーカーは、DPMからスタジオ用途まで、様々な製作環境におすすめです。エンクロージャーは、均一な音響特性を持つ肉厚MDFを使用し、サウンドの精度を高めています。
商品詳細
ワイドな音域をカバーするモニタースピーカーは、DTM初心者にもおすすめですよ!
④ JBL「JBL STAGE A130」JBLA130W
JBLの「JBL STAGE A130」は、躍動感あふれる低域が特徴のスピーカーです。ダブルウーファーならではの、豊かな重低音を実現しています。
アルミニューム・ダイアフラムを採用した25mm径のドームツイーターは、歪みの無いクリアな音質が特徴です。キャビネットは、縦板の共振やたわみを防ぐMDF製で、優れたユニットを活かしています。
商品紹介
黒と木目調のツートンデザインがおしゃれですね。JBLの技術が詰め込まれた、コスパの高いスピーカーです。
⑤ Edifier「MR4 スタジオモニタースピーカー」
Edifierの「MR4 スタジオモニタースピーカー」は、シルクドームトゥイーターと、ダイアフラムウーファーを搭載したスピーカーです。丈夫で耐久性のあるMDF木製キャビネットは、共振を防ぎます。
シンプルでコンパクトなデザインも魅力です。モニターモードとリスニングモードの切り替えがあり、フラットで質の高いサウンドを楽しめます。
商品詳細
この価格帯では、「ベストバイ」と評判のスピーカ。解像度が高く、細かい音もひろってくれますよ。
⑥ JBL プロフェッショナル「フルレンジ・スタジオモニター スピーカー」104-BT-Y3
JBL プロフェッショナルの「フルレンジ・スタジオモニター スピーカー」は、卓越した原音再現能力で、作品の質を高めるスピーカーです。卓上に設置した際に、優れた音響性能を発揮できるように設計されています。
高い音質と使いやすさを兼ねそろえたスピーカーは、ホームオーディオとしてもおすすめです。Bluetooth機能を搭載しているので、スマホからも気軽に使えます。
商品詳細
ボリュームノブは、0~10まで0.5刻みで回せます。一定の音量に設定しやすいですね。
⑦ TASCAM「ワードモニタースピーカー」VL-S3
TASCAMの「ワードモニタースピーカー」は、コンパクトサイズながら、80Hz~22kHzのワイドレンジの再生能力をもつスピーカーです。省スペースへの設置を検討してる人は、候補に入れておきましょう。
14W+14Wのパワーアンプは、大音量は勿論のこと、小音量でもバランスの良いモニタリングが可能です。大きな音で聞きにくい深夜でも、質の高い音で再生できます。
商品詳細
Bluetoothレシーバーが内蔵されているのでスマホやパソコンとケーブルレスで繋げることができます。リーズナブルな価格で手軽にスマホと接続できるので初心者の方におすすめです。
⑧ Edifier「アクティブ スピーカー」 R1700BT
Edifierの「アクティブ スピーカー」は、Bluetooth機能を搭載した、ハイレゾ対応のスピーカーです。上向きに傾斜がかかったデザインで、耳に心地よく音が届きます。
PC・携帯など、様々なデバイスに切り替えてスピーカーを活用したい人におすすめです。リモコンで高音・低音調整や、入力接続先の切り替えができるので、ソファでくつろぎながら、好みの音質に調整できます。
商品詳細
有線・無線を簡単に切り替えできるので、趣味でも生活でもフル活用できますよ。
⑨ JBL「PROFESSIONAL パワードモニタースピーカー」305P MkII
JBLの「PROFESSIONAL」は、ドライバーの性能を最大限に引き出す「バイアンプ」を採用したスピーカーです。低域ドライバーは、磁気構造を見直すことで、原音の再生能力を高めています。
立ち上がりの鋭い音を精確に再現できる、高音ドライバーも魅力です。どんなジャンルの音楽も高い音質で再生できるので、リスニングスピーカーとしても活用できます。
商品詳細
高音から低音までしっかりとバランスよく響き、音の広がりもあり音楽をより楽しめるスピーカーです。DTM初中級者の方にもフラットな音感でおすすめです。
⑩ FOSTEX「アクティブ・スピーカー」PM0.1e
FOSTEXの「アクティブ・スピーカー」は、コンパクトでも重低音が響く、リアパスレフ方式を採用しています。5.5㎝口径のフルレンジスピーカーは、クリアな音質です。
エンクロージャーは、自然な響きを生み出すこだわりの木を採用しています。右側のアクティブスピーカーに、5W+5Wのアンプを内蔵しているので操作性の高さも魅力です。
商品詳細
スピーカーにブーストマグネットを搭載しているので、小音量でも引き締まった低音が再生できますよ。
自分に合ったモニタースピーカーを選ぼう
原音に忠実なサウンドを聴くことは、音楽を楽しみ、上達する基本になります。また、DTMで音楽制作をする方は、原音で再生できるモニタースピーカーがあれば拘った音楽づくりもできます。
リーズナブルなモデルも数多く販売されているので自分にあったモニタースピーカーを選んで音楽を楽しむことをおすすめします。
モニタースピーカーは、作曲した原音を忠実に再現したり、音の広がりやバランスを確認するために重要な機材です。DTMを始める時は、最初から準備することをおすすめします。