FXは複利運用の力で効率よく稼ぐ!複利の計算や運用方法を解説
「FXの複利運用って何?」複利運用は長期的にFXで利益を出したい人におすすめです。
複利と単利の比較や、複利運用のコツ、おすすめのFX業者5選などを紹介しています。複利運用についてよく知らない初心者の方も口座を開設して挑戦してみましょう。
FX複利運用とは
FXの複利運用とは、FXの取引で稼いだ利益を出金せずに元本に回し、その資金を運用することでより大きな利益を上げていく運用方法です。また、利益をその度に出金するなどして、最初の資金のみを運用する投資法を単利運用といいます。
複利運用では、最初の投資額とその利益でトレードをすることで、さらに大きな利益を得られる仕組みになっているので、FXで複利運用での取引期間が長いほど稼げる利益額も大きくなっていきます。
単利と複利運用を計算して比較
FXトレードの利益を運用に回す複利運用と、回さない単利運用とでは収益にどのくらいの差が出るのでしょうか。10万円を元手にしたFXトレードで毎月1%の利益をコツコツ稼いでいく場合を考えてみましょう。
単利運用↓
複利運用↓
1年目では単利と複利の差はあまりありませんが、2年目にはおよそ2,000円、3年目には4,000円、5年目には8,000円、10年目にはなんと25,000円もの利益の差が、総収益では2倍近くの差が生じます。
このように月利1%であっても、長期的には大きな利益になるのが複利運用の力です。
FX複利運用のメリット3つ
FXで複利運用するとどんなメリットがあるのでしょうか。複利運用が単利運用よりも優れている点や、複利運用特有の利点について以下の3つのポイントに注目してみていきます。
- 単利運用より効率よく資金が増やせる
- 少額からでもトレードスタイルに幅が出る
- 運用期間が長いほど効率がアップする
①単利運用より効率よく資金が増やせる
FXで複利運用すると単利運用よりも早いペースで資産を大きくできます。
単利運用では何年経っても稼げる額が変化しないので、資産の増えるペースも一定です。一方で複利運用では稼げる額が指数関数的に増えていくので、資産もどんどん増やすことができます。
②少額からでもトレードスタイルに幅が出る
FXの複利運用では取引に利用する資金がどんどん増えていくので、様々なトレードスタイルがとれるようになります。
取引を始めた当初では耐えきれなかった損失を耐えられるようになったり、変動の激しい通貨ペアに手が出せるようになるなど、複利運用で資金が増えると、とれる戦略の幅も広がることでしょう。
また、稼げる額が増えると、楽しくFXトレードを続けられるので複利運用はおすすめです。
③運用期間が長いほど効率がアップする
FXの複利運用では運用期間が長くなれば長くなるほど、より大きな利益が得られます。
10万円を元手に年利回り10%で運用すると、初年度の利益は1万円ですが5年目には約1万5千円、10年目には2万3千円、なんと20年目には6万円もの利益を上げられるように!
また運用期間が長くなればトレードの経験も豊富になり、より利益を上げられるようになることから、複利の力とダブルでトレードで稼ぐ効率がアップすることでしょう。
FX複利運用のデメリット2つ
FXの複利運用には利益を上げやすいというメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。複利運用の弱点とその対策について詳しくみていきましょう。
- 利益をすぐに引き出せない
- メンタルに影響が出てくる
①利益をすぐに引き出せない
FXで複利運用をする場合には、利益を出金せずに運用に回すため、稼いだ金額をすぐに出金することができません。
口座からFXの利益を引き出してしまうと、その金額分の複利が効かなくなってしまいます。しかし、一生口座からお金を引き出せないと、なんのための投資かわからなくなってしまいますよね。
FXで複利運用する場合には、取引を始めた最初の方は出金せずに複利運用し、1年後や2年後にある程度資金が溜まってから限度額を定めて出金しましょう。
②メンタルに影響が出てくる
FXの複利運用では、メリットは運用する額が徐々に増えていくことです。しかし、運用額が増えるにつれて、少しの値動きで抱える含み損や含み益も大きくなり、早く利確したくなる、損切りできなくなるなどのメンタルへの影響が出てきます。
投資判断をミスって損をする前に、複利運用では投資戦略に厳格なルールを定めて、自分のメンタルを安定させるようにしましょう。
複利運用をするならこのFX会社
複利運用をするFX会社で重視しなければいけないのは、長期投資で重要になるスワップポイントと、少額から取引できるかどうかです。
スワップポイントとは「金利差調整分」とも呼ばれ、高金利の通貨を買い、日本円のような低金利の通貨を売ると得られるお金のことを指し、メキシコペソ/円の買い(ロング)などで受け取ることができます。
以下では複利運用におすすめなFX会社を5社紹介します。
- LIGHT FX
- SBI FXトレード
- みんなのFX
- GMOクリック証券
- 松井証券 MATSUI FX
①LIGHT FX
LIGHT FXはみんかぶFXランキングのスワップ部門で2年連続1位をとっている、スワップポイントが高水準なFX会社です。高スワップで知られるロシアルーブル/円も6月から新しく取扱い始めました。
2021年9月にはメキシコペソ円、トルコリラ円、南アランド円で2億円近い額をスワップポイントとしてLIGHT FXの利用者に支払っています。スワップポイントで安定したFX取引がしたいという方にはLIGHT FXがおすすめです。
②SBI FXトレード
SBI FXトレードはスプレッドの狭さと1通貨から取引できる手軽さが魅力のFX会社です。1,000通貨の取引まではドル円で0.09銭という狭いスプレッドで取引できます。
またオリコン顧客満足度の初心者部門で1位をとっているSBI FXトレードは、1通貨の100円から取引できるので、複利運用で少額から増やしたいという初心者の方にはもってこいです。
またスワップポイントも高水準であるので、中長期のFX取引にもおすすめできます。
③GMOクリック証券
GMOクリック証券は2020年のFX取引高1位の超大手FX会社です。GMOクリック証券の魅力はコストの安さとサーバーの強さであり、初心者の方でも安心して取引できます。
またGMOクリック証券が提供するFXアプリ「GMOクリックFXneo」は、チャートを見ながら注文ができる「スピード注文チャート」機能や、4画面で最大16チャートまで保存できる「分割チャート」機能などチャートの使いやすさに定評があります。
④みんなのFX
みんなのFXは高水準のスワップポイントを提供しており、多数のトレーダーから高スワップ通貨の取引をするFX会社として選ばれており、2021年9月にはみんなのFXはトルコリラ円、メキシコペソ円、南アランド円のスワップポイントとして3.1億円超の金額を利用者に支払っています。
また、FX初心者に向けて、「タイプ別FX運用スタイル徹底比較」というページで自分に合った取引タイプを探すための情報を提供しているので、どのように長期のトレードで利益をあげていくのかわからないという方は、是非とも参考にしてください!
⑤松井証券 MATSUI FX
松井証券 MATSUI FXは最小取引単位が1通貨で100円から取引でき、業界最狭水準のスプレッドを提供しているFX会社です。少額から始められるので、これからFXに挑戦したいという方におすすめ。
「選べるレバレッジ率」というサービスで、リスクを減らして長期で複利運用したいとお考えの初心者の方も安心。1倍、5倍、10倍、25倍の中から投資スタイルに合わせたレバレッジ率を選択できます。
FXで複利運用を行うポイント
複利運用では、利益を資金に追加し、取引する量も徐々に増やしていくため、トレード1回当たりの損失額も増えてしまう可能性があります。トレードで損失が出てしまっても、焦って取り戻そうとせずに、取引数量を減らして次のトレードに臨みましょう。
しかし取引量を全く増やさないと、複利運用のメリットが薄くなるため、自身のトレードスタイルと相談して、取引量を決めるのがポイントです。また、スワップポイントが受け取れるポジションでのみ取引するなど、スワップをうまく利用しましょう。
FXの複利運用に向いている人の特徴
複利運用は長期の運用でより効果を発揮するので、1年以内に手っ取り早く稼ぎたいという人には向いていません。5年以上のスパンでFXで利益を上げていきたいという方にこそおすすめです。
また、複利運用では少しずつでも着実に利益をあげて、資金を増やしていくのが重要になります。そのため、損切りルールを守れる人、損失が出てしまっても冷静に、ゆっくり取り返せばいいと考えられる人にも向いているでしょう。
FXは複利運用で効率よく投資しよう
FXの複利運用は長期的にFXで利益を出していきたい人に向いています。ここまで紹介してきた複利運用で稼ぐためのポイントなどをよく読んで、リスクを抑えながら複利運用で利益をあげていきましょう。
また、上で紹介したFX会社はスワップポイントが高水準で、長期のトレードに向いている口座を提供しており、FXの複利運用で稼いでいきたいという方にピッタリです。それぞれのFX会社の特徴を理解して、自分に合った口座を見つけてみてください!
例えば、元本の100万円を年利10%で単利運用した場合には、2年目の利息も100万円の10%で10万円ですが、複利運用の場合には2年目の利息は「元本100万円+利息10万円」の10%で11万円です。たった2年で1万円もの差が出ます。