FXのレンジ相場を極めて勝とう!見分け方や稼ぎ方、テクニカル分析の手法まで徹底解説
FXのレンジ相場とは、為替相場が一定の価格帯を行き来している状態を指します。レンジ相場を意識すると、安定して利益出せるようになります
この記事では、レンジ相場で意識すべきことや、レンジ相場でお得に取引できるFX会社3選を紹介しています。
FXのレンジ相場とは相場が膠着している状態のこと
FXのレンジ相場とは為替相場がある範囲(Range)を行き来している相場のことを指します。
一方で相場が上昇傾向、下降傾向であるときはトレンド相場といい、相場のトレンドがでているといいます。
トレンド相場より、レンジ相場の方が目にする機会は多いので、レンジ相場の学習はFXで稼ぐ上で必要不可欠です。
FXレンジ相場の特徴2選
FXレンジ相場の特徴を知ることで、いま自分が見ているチャートがレンジ相場なのかどうか判断して、的確なトレードをできるようになりましょう。
①一定の幅で上昇下降を繰り返す
レンジ相場は価格が一定の範囲内を上下する相場のことですが、一般的には同価格帯を2往復したら、その相場はレンジ相場だといえるでしょう。
レンジ相場では価格の下支えをするラインを支持線、価格の上値を抑える線を抵抗線といい、売買や損切価格の目安にすることが多いです。
②レンジブレイクで大きく値動きする
レンジ相場が終わり、トレンド相場に移行する際の値動きをレンジブレイクといいます。レンジブレイクの際には、支持線、抵抗線を大きく抜けるのが特徴です。
またレンジ相場が長く続き、抵抗線と支持線の間を往復する回数が多いほど、レンジブレイクした際の価格の動きが大きいとも言われているので、レンジ相場が長く続いた時には注意が必要です。
FXレンジ相場で勝てる取引手法2選
FXのレンジ相場でのトレードには2つの王道の取引手法があります。
レンジ相場はトレンド相場と異なり、チャートの動きに乗ってトレードしづらいので、上記の2つの取引手法を活用しましょう。
①レンジの幅で売り買いを繰り返す
1つ目の手法は、レンジ相場内で売り買いを繰り返す方法です。レンジ相場では、価格が大きく動くことが少なく、同じレンジ内を上下するため、この上下を予測しながら売買を行う取引方法が有効です。
このレンジ相場での売買にはボリンジャーバンド、RSI、水平線を用いて分析するのが有効です。
このような相場の反発を予想して投資するやり方を「逆張り」といいます。
②レンジブレイクを狙う
レンジ相場では支持線の付近で買い、抵抗線の付近で売る注文がたまっているため、支持線、抵抗線を突き抜けた場合、相場が大きく動く傾向にあります。
そのため、レンジ相場の支持線、抵抗線を超えた瞬間に売り買いすることで、利益が見込めるわけです。
このようなトレンドの方向に動くと予想して行う取引を「順張り」といいます。
FXレンジ相場取引におすすめのテクニカル分析3選
ここではFXのレンジ相場を分析するのにおすすめのテクニカル分析手法を3つ解説していきます。
①ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは相場の変動幅がこれまでの相場の動きと比較して一方向に動きすぎていないか、ということを判断するのに利用する指標です。
具体的にはボリンジャーバンドは、チャートの終値の平均をとった単純移動平均線と過去何日間の終値から計算した標準偏差の幅を±1σ、±2σ、±3σで表示した指標であり、以下のように相場の動きを表します。
レンジ相場でのボリンジャーバンドの主な活用法は、相場のローソク足がボリンジャーバンドの2σをタッチしたら、反転するだろうと予測して取引する手法です。
ボリンジャーバンドの2σをタッチしても相場が反転しない場合には、レンジ相場からトレンド相場に移行したと判断して損切をするのが無難です。
②RSI
RSIはテクニカル指標のひとつで相対力指数とも言われます。RSIはチャートのこれまでの一定期間の値動きと比較して、買われすぎ、売られすぎを判断するのに利用されます。
主な活用法としては、RSIで70%ラインより上で買われすぎ、30%より下を売られすぎと判断して逆張りで高値圏で売り、安値圏で買うという戦略が立てられます。
この戦略はレンジ相場で特に有効に機能しますが、トレンド相場ではRSIが70%以上や30%以下のままトレンドの勢いが止まらない場合も多く機能しづらいです。
③チャートパターン
レンジ相場で活用できるチャートパターンを2つ紹介します。
- 水平線
- 継続型のパターン
①水平線
レンジ相場の一番基礎的な分析が水平線を引くことです。まずはチャートを複数の時間のローソク足で見ることで、いつも反発する価格など、トレーダーに意識されていると考えられる価格帯を見つけましょう。
そしてその価格帯に水平線を引いてみます。これが高値、安値の両方でできたら、チャートはその間を動くレンジ相場であると見なすことができます。
高値の水平線(抵抗線)と安値の水平線(支持線)は水平線をブレイクした際に、抵抗線が支持線に、支持線が抵抗線に変化することがあるので、ブレイクした後にも有効です。
②継続型のパターン
レンジ相場にもいくつかの種類があります。そのなかで代表的なものを3つ図で紹介します。
- トライアングル
- ウェッジ
- フラッグ
①トライアングル
トライアングルとは高値と安値を徐々に切り下げていくレンジ相場のパターンです。この三角形の右側の頂点で大きな値動きをすることが多いです。
②ウェッジ
ウエッジとは水平線と斜めのラインで形成されるレンジ相場のパターンです。上図を反転させた、抵抗線と斜めのラインで形成されるものもウエッジと呼びます。
③フラッグ
フラッグとはローソク足の高値、安値がともに切り下がっていく(もしくは切りあがっていく)レンジ相場のチャートパターンです。
このようにレンジ相場では、トレンドラインを引く必要のある相場もあり、徐々にレンジが狭まっているときは、価格が一気に動いてレンジブレイクすることが多いので注意が必要です。
FXレンジ相場取引におすすめのFX会社3選
FXのレンジ相場では、トレンド相場と比較して取引量、保有期間が多くなる傾向にあります。そのためスプレッドの低いFX会社を利用することで、よりお得にトレードが可能です。
ここでは、スプレッドが低く、チャート上に様々な指標を表示できるFX取引所3選を紹介します。
①GMOクリック証券
GMOクリック証券はスプレッドが狭く、とにかく取引コストがお得なFX会社です。GMOクリック証券のスプレッドは原則固定なので、寝てる間に注文を執行しても不利な価格になってしまうことが少ないのが強みです。
また、GMOクリック証券のスマートフォンアプリは直観的な操作ができる取引画面に加え、ボリンジャーバンドなどのテクニカル指標も画面に表示できます。レンジ相場での取引に、これらの機能をどんどん活用していきましょう。
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②DMM FX
DMM FXはスマホ向けアプリの「DMM FX」の豊富なテクニカル指標を活用した取引環境が魅力のFX会社です。各主要通貨のスプレッドも狭く、マイナー通貨ペアのスプレッド縮小キャンペーンを定期的に行っていることも魅力的です。
DMM FXのスマホアプリはPCに匹敵する機能性で、アプリだけで、取引やマーケット情報の取得などが完結します。レンジ相場の取引は短期の取引になりやすいので、スマホアプリの機能が豊富なDMM FXが向いているといえるでしょう。
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③SBI FXトレード
SBI FXトレードは最低取引単位が1通貨からと小さいため、少額から取引できるのが魅力のFX会社です。
加えて、スプレッドが取引数量によって変化し、億単位のトレードをしない限りでは、どのスプレッドも狭く、お得にトレードができます。そのためレンジ相場で短期の取引を繰り返す方におすすめのFX会社です。
またSBI FXトレードのスマホアプリは視認性の高さが特徴で、外出先でも家と変わらない取引ができます。
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FXレンジ相場取引を行う際の3つの注意点
ここではFXのレンジ相場取引での注意点を3つ紹介します。
これらの注意点を抑えておかないと、損失を重ねてしまうかもしれないので、しっかり意識しておきましょう。
①レンジ相場のダマシに注意
「ダマシ」とは市場参加者の多くが意識しているであろう価格帯で、途中まで予測通りの動きをした後に価格が元の水準に戻ってしまうことを指します。
相場の初動で焦ってエントリーしてしまうと、損をしてしまうため「ダマシ」と呼ばれています。
この「ダマシ」への対処法としては大きく分けて2つあり、1つは損切幅を小さくすること、もう1つは相場をいったん様子見することです。
損切幅を小さくすることで、想定と逆の方向に動いても、損失の拡大を避けられます。また様子見を挟むことで、相場が予測通りに動くかを確かめられます。
②トレンド相場への移行に注意
レンジ相場での主要な取引法である逆張りを続けていると、トレンド相場に移行した際に大きな損失を出しかねないので注意が必要です。
レンジ相場で逆張りをする際には、それまでのチャートから、どの価格帯まで変化すればレンジブレイクしたと判断するか定め、損切注文をしておくことが大事です。
③FX会社の取引手数料に注意
レンジ相場では逆張りでの短期の売買が中心となるので、スプレッドなどの取引手数料により注意してトレードをする必要があります。
特にスプレッドは毎回の取引に関係してくるため、スプレッドの狭さ、そしてスプレッドの変動の少なさや小ささにこだわってFX会社を選びましょう。
FXレンジ相場取引は勝ちを見込める狙い目!
FXで取引する多くの期間はレンジ相場での取引です。そのため、レンジ相場の特徴を意識してトレードすることで、相場にトレンドが出ていないときでも安定して利益を出せるようになります。
スプレッドが狭いFX会社を利用して、レンジ相場でもお得にトレードをしていきましょう。
FXでは相場全体の約7割がレンジ相場、残りの3割がトレンド相場だと言われることもあります。