FXのおすすめ通貨ペアを紹介!初心者必見の選び方と特徴を解説
FX初心者におすすめの通貨ペアは「米ドル/円」です。通貨ペアとは、FXで取引をする通貨の組み合わせのことを指し、FXの値動きの特徴は通貨ペアによってそれぞれ異なります。
この記事を読めば、自分に合った通貨ペアの選び方が分かるようになります。
通貨ペアとは
通貨ペアとは、FXで取引をする通貨の組み合わせのことです。FXは「外国為替証拠金取引」であり、異なる2つの通貨のペアを売買し、その間の為替レートの変動により利益・損失が発生します。
日本人が最も親しみのある通貨ペアは「米ドル/円」。米ドル/円とは、米ドルと日本円の組み合わせであり、通貨ペアの米ドル/円を買う場合は、米ドルを円で買うことです。
以下では、通貨ペアについて詳しく解説していきます。
基軸通貨と決済通貨
FXの通貨ペアは基軸通貨と決済通貨の2通貨により成り立っています。 基軸通貨とは、通貨ペアにおける左側の通貨のことであり、決済通貨とは通貨ペアにおける右側の通貨のことです。
そして、実際に取引をする際は、決済通貨で基軸通貨の売買をすることになり、買い注文のときは基軸通貨を決済通貨で買い、売り注文のときは基軸通貨を決済通貨に売る取引が行われます。
メジャー通貨とマイナー通貨
通貨ペアには「メジャー通貨」と「マイナー通貨」の2種類があります。メジャー通貨とは、先進国の法定通貨であり、以下の8種類があります。
-
日本円
-
米ドル
-
ユーロ
-
ポンド
-
オーストラリアドル
-
ニュージーランドドル
-
カナダドル
-
スイスフラン
そして、これらの中からいずれかの2つの組み合わせの通貨ペアを「メジャー通貨ペア」と呼びます。メジャー通貨ペアは取引量が多く、流動性が高いため、値動きが安定しているのが特徴です。
一方、8種類のメジャー通貨以外の通貨のことを「マイナー通貨」と呼び、それらが関わる通貨ペアのことを「マイナー通貨ペア」と呼びます。
マイナー通貨ペアは取引量が少なく、流動性が低いため、値動きが不安定で価格の暴騰・暴落が起こる可能性がメジャー通貨よりも高いです。一方で、マイナー通貨の中には高金利の通貨も多く、スワップポイント狙いの長期投資に適したマイナー通貨ペアも多くあります。
ストレート通貨とクロス通貨
通貨ペアにはさまざまな種類がありますが、その中でも米ドルが関連する通貨ペアのことを「ストレート通貨」と呼びます。世界中の貿易取引は米ドルを介して行われており、取引高も非常に多いため、為替市場はストレート通貨を中心に動いていると言ってもいいでしょう。
一方、ストレート通貨以外の、米ドルが関連しない通貨ペアのことを「クロス通貨」と呼び、ポンド円・ユーロ円などが該当します。
クロス通貨の中でも円が関連する通貨ペアは「クロス円」、ポンドが関連する通貨ペアは「クロスポンド」と言ったように、それぞれ関連する通貨に応じて「クロス〇〇」という呼び方をします。
初心者におすすめの通貨ペア3選
通貨ペアによってスプレッドの広さは異なり、FX初心者の方はなるべくスプレッドの狭い通貨ペアで取引することで利益を上げやすくなります。
以下では、初心者の方におすすめのスプレッドの狭い通貨ペアを3種類を見ていきましょう。
- 米ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
①米ドル/円(USD/JPY)
米ドル/円は日本人にとって最も身近な通貨ペアであり、経済指標やニュースなどの情報も得やすいペアでしょう。そんな米ドル/円は実はユーロ/米ドルに次いで取引量の多い通貨ペアであり、流動性が高く値動きが安定しているのです。
また、多くのFX会社では米ドル/円のスプレッドが0.2銭であり、他の通貨ペアと比較して圧倒的な狭さです。これにより、取引コストを最小限に減らすことができるため、FX初心者の方はまずは米ドル/円から始めるのがおすすめです。
②ユーロ/米ドル(EUR/USD)
ユーロ/米ドルは取引量が世界1位の通貨ペアであり、値動きが非常に安定しており、暴騰・暴落などのリスクがかなり低くなっています。
また、スプレッドも米ドル/円に次いで2番目に狭いことから、初心者の方におすすめの通貨ペアです。多くのFX会社はユーロ/米ドルのスプレッドを0.4pips前後で提供しており、その他の通貨ペアと比較してもかなり狭いと言えます。
③ユーロ/円(EUR/JPY)
ユーロ/円もスプレッドが狭い通貨ペアの一つです。
多くのFX会社はユーロ/円のスプレッドを0.5銭程度で提供しており、初心者でも利益を出しやすい通貨ペアだと言えます。
また、値動きの性質も米ドル/円と似ており、米ドル/円での取引に慣れてきた際に2つ目の通貨ペアとしてユーロ/円での取引を始める方も多くいます。
通貨ペアの特徴
為替レートの動き方はそれぞれの通貨ペアによって特徴やクセが異なるため、初心者の方がFXで勝つためにはまずは自分に合った通貨ペアを見つけることが重要です。
また、値動き以外にもスプレッド、スワップポイントなど取引条件も異なるため、それぞれのトレーダーの目的に合った通貨ペアで取引しましょう。
- 米ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
- 英ポンド/円(GBP/JPY)
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
- トルコリラ/円(TRY/JPY)
- 南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
①米ドル/円(USD/JPY)
米ドル/円は、24時間を通してレートが安定して動きやすいのが特徴です。日本時間の午前9時〜15時の間は日本の株式市場が開いておりそれに準じて米ドル/円のレートも動きやすくなっています。
また、米ドル/円は最もスプレッドが狭いことや、日本人が経済ニュースや経済指標などのファンダメンタルズ情報も得やすいのも特徴として挙げられます。
②ユーロ/米ドル(EUR/USD)
ユーロ/米ドルは夏時間の16時・冬時間の17時以降で、ある欧州時間に値動きが活発になりやすい特徴があります。また、午前9時から午後の15時までの日本時間ではトレンドが発生しづらく、値動きが横ばいになりやすいです。
また、欧州時間で発生したトレンドはその後のニューヨーク市場が閉場するまでは続きやすくなるため、ポジションを持ってから数時間保有し続けるデイトレードに適しています。
③ユーロ/円(EUR/JPY)
ユーロ/円は米ドル/円と値動きの特徴が似ており、米ドル/円での取引に慣れている方にはおすすめの通貨ペアです。
ユーロ/円の値動きが活発になるのは夏時間の16時・冬時間の17時以降の欧州時間からであり、その付近の時間帯を起点としてトレンドが発生しやすい特徴があります。
④英ポンド/円(GBP/JPY)
英ポンド/円は価格の変動率が大きく、ハイリスクハイリターンな通貨ペアです。英ポンド/で上手に取引ができるトレーダーは短期間で大きく稼ぐことができ、値動きが活発に起こりやすい通貨ペアだと言えます。
一方で、英ポンド/円は「殺人通貨ペア」として呼ばれることもあり、初心者の方が取引をするのには難易度が高いため、おすすめではありません。英ポンド/円で取引をする場合はある程度FXの実力がついてからにしましょう。
⑤豪ドル/円(AUD/JPY)
豪ドル/円は、日本時間で早朝から日中にかけて値動きが活発になりやすいという特徴があります。
また、豪ドル/円はメジャー通貨ペアの中ではスワップポイントが比較的大きいため、スワップポイント狙いの長期投資をしたくてもマイナー通貨ペアに対して抵抗がある方には豪ドル/円がおすすめです。
⑥トルコリラ/円(TRY/JPY)
トルコリラ/円は、トルコリラが高金利の通貨であり、日本円は低金利の通貨のため、スワップポイント狙いの長期投資に適した通貨ペアです。
一方で、マイナー通貨ペアということもあり、流動性が低いことから値動きが不安定なため、ポジションを持つ時には注意が必要になります。スワップポイント狙いのポジションを持つ時にはレバレッジをかけすぎないようにしましょう。
⑦南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
南アフリカランド/円もまた、スワップポイント狙いの長期投資に適しています。レートが8円前後であり、ポジションを持つのに必要な証拠金が非常に少ないことから、少額から長期投資をしたい方にもおすすめです。
その反面、南アフリカは新興国ということもあり、為替レートが金やプラチナなどの貴金属の価格変動の影響を受けやすく相場の変動率が大きいため、ポジションを持つ際には相場の急変動に注意しなければなりません。
通貨ペアを選ぶ際の4つのポイント
FXでは、自分の取引スタイルに合った通貨ペアを選ぶことで利益を最大化できます。また、初心者のうちは何種類もの通貨ペアに手を出すのではなく、できるだけ一つの通貨ペアをもつことによってFXで稼ぐコツが分かるようになるでしょう。
以下では、FX初心者の方が通貨ペアを選ぶ際に重視すべき4つのポイントを解説していきます。
-
取引量の多さ
-
スプレッドの狭さ
-
情報の豊富さ
-
メジャー通貨ペア
①取引量の多さ
通貨ペアを選ぶ際に最も重視するべき点が、取引量の多さです。為替市場の通貨ペアごとの取引量ランキングは、以下の通り。
全ての通貨ペアの中でも特に取引量が多いのはユーロ/米ドル・米ドル/円の2種類であり、市場参加者が多く、流動性が高いことから値動きが安定しています。
一方で、取引量の少ない通貨ペアは市場参加者が少なく、ボラティリティが大きいため、荒い値動きが起こりやすいのです。FX初心者の方はまずは取引量の多い通貨ペアから始めるようにしましょう。
②スプレッドの狭さ
FX初心者の方はなるべくスプレッドの狭い通貨ペアを選んだ方が利益を出しやすくなります。FXにおいて、スプレッドは毎回の取引のコストとなり、それが積み重なると徐々に負担になってしまうのです。
特にスプレッドの狭い通貨ペアは米ドル/円。米ドル/円のスプレッドは、ほとんどのFX会社で0.2銭程度に設定されており、かなりの狭さに設定されています。
③情報の豊富さ
FXで稼ぐためにはチャートの値動きの推移から分析をする「テクニカル分析」と、経済指標やニュースなどの情報から相場の動向を分析する「ファンダメンタルズ分析」が有効です。
そして、取引をする通貨ペアは、なるべくファンダメンタルズ情報を得やすいものを選ぶようにしましょう。
特に経済指標やニュースをチェックしやすいのは、「クロス円」の通貨ペアです。クロス円の通貨ペアであれば、日本のニュースや新聞をチェックするだけでも十分な情報を得ることができます。
④メジャー通貨ペア
通貨ペアの種類には、先進国の通貨8種類のうちのいずれかの組み合わせである「メジャー通貨ペア」と、それ以外の通貨ペアである「マイナー通貨ペア」があります。
FX初心者の方はなるべくメジャー通貨ペアを選んで取引するようにしましょう。マイナー通貨ペアは値動きが不安定で、暴騰・暴落が起こりやすいことから、FX初心者の方が取引をするには難易度が高いのです。
一方で、スワップポイント狙いの長期投資の場合は、メジャー通貨よりもマイナー通貨の方が金利が高いものが多くあるため、マイナー通貨ペアがおすすめ。
通貨ペアを取引するのにおすすめのFX会社8選
それぞれの通貨ペアによって値動きの特徴や取引条件は大きく異なるため、FX初心者の方が利益を上げるためには自分に合った通貨ペアを見つけるのが有効です。
また、同じ通貨ペアでも利用するFX会社によってスプレッド・スワップポイントなどの条件が異なるため、なるべくお得に取引ができるFX会社を選びましょう。
以下では、おすすめの通貨ペアを取引するのに適しているFX会社8選を紹介していきます。
- FXTF
- 外為どっとコム
- GMOクリック証券
- DMM FX
- 外貨ex byGMO
- LION FX
- LINE FX
- LIGHT FX
①FXTF
「FXTF」は圧倒的なスプレッドの狭さを誇っており、FX初心者でも利益を出しやすいFX会社です。FXTFの通貨ペア数・スプレッド・スワップポイントは以下の通り。
※調査日:2021年10月18日
これらの取引条件の中でも特に注目したいのが、米ドル/円のスプレッドです。FXTFは米ドル/円のスプレッドを0.1銭で提供しており、ほぼゼロに近いスプレッドで取引が可能。
そして、FXTFでは現在「日本No.1最狭スプレッド挑戦計画」というキャンペーンを実施しており、米ドル/円以外にもユーロ/米ドル・ユーロ/円・英ポンド/円・豪ドル/円のスプレッドが他社と比較して圧倒的な狭さで提供しています。
スプレッドの狭さを求めるFX初心者の方にとてもおすすめのFX会社です。
②外為どっとコム
「外為どっとコム」はスプレッド・スワップポイント共に高水準を誇っており、取引条件は以下の通りです。
※調査日:2021年10月18日
外為どっとコムで取引できる通貨ペアの中でも、特にスプレッドが狭いのが英ポンド/円です。また、英ポンド/円以外の通貨ペアも業界最狭水準のスプレッドを提供しています。
また、外為どっとコムは南アフリカランド/円のスワップポイントが他社と比較して大きく、その他通貨ペアのスワップポイントも高水準であり、マイナー通貨ペアも幅広く取り扱っているため、長期投資に適したFX会社です。
③GMOクリック証券
取引ツールの使いやすさに定評がある「GMOクリック証券」の取引条件は以下の通りです。
GMOクリック証券はすべての通貨ペアを業界最狭水準のスプレッドで提供しています。
また、スマホアプリの「GMOクリックFX」は圧倒的な使いやすさを誇っており、チャートの4分割表示機能や、チャート上で発注ができる「スピード注文チャート」など、全ての取引をスマホで完結させられる機能を豊富に揃えています。
④DMM FX
「DMM FX」は充実したサポート体制により、多くのユーザーから信頼を得ているFX会社であり、取引条件は以下の通りです。
※調査日:2021年10月18日
DMM FXでは「LINEカスタマーサポート」を24時間体制で提供しており、何かトラブルが起きた際には普段から使い慣れているチャット形式でお問い合わせが可能です。また、LINEカスタマーサポート以外にも、メール・電話での窓口を用意しています。
また、スプレッドも業界最狭水準で提供しているため、初心者の方にとてもおすすめのFX会社です。
⑤外貨ex byGMO
スマホアプリをはじめとする取引ツールの使いやすさに定評のある「外貨ex byGMO」の取引条件は以下の通りです。
※調査日:2022年7月7日
外貨ex byGMOでは24時間体制で電話サポートを行なっており、FXを始めたばかりの初心者でも安心して取引ができるでしょう。
また、外貨ex byGMO独自の学習コンテンツを豊富に用意しており、FXについてゼロから学べる環境が揃っています。
⑥LION FX(ヒロセ通商)
豊富なキャンペーン・ボーナスを用意しており、お得に取引ができる「LION FX」の取引条件は以下の通りです。
※調査日:2021年10月18日
LION FXでは50種類の通貨ペアを取り扱っており、他社と比較して圧倒的な多さを誇っています。メジャー通貨だけではなく、マイナー通貨まで幅広く取引ができるため、取引スタイルに合った通貨ペアを見つけることができるでしょう。
また、LION FXはスプレッドが狭く、約定力が高いことからスキャルピングでの取引をする方にもおすすめです。
⑦LINE FX
「LINE FX」では経済指標や売買サインなどさまざまな情報発信をしている公式LINEを用意しており、FX初心者でも情報収集が可能。
LINE FXの取引条件は以下の通りです。
LINE FXは業界最狭水準のスプレッドを提供しており、特にユーロ/米ドルが狭くなっています。
また、LINE FXは口座開設が簡単で、スマホ一台のみで手続きが完結し、最短当日から取引が可能なため、すぐにFX口座が欲しい方にもってこいのFX会社です。
⑧LIGHT FX
スワップポイントの大きさに定評がある「LIGHT FX」の取引条件は以下の通りです。
※調査日:2021年10月18日
LIGHT FXはトルコリラ/円・南アフリカランド/円のスワップポイントが大きく、スワップ狙いの長期投資に適したFX会社です。
また、取引ツールも使いやすく、PC版では高機能な「アドバンストレーダー」と使いやすさを追求した「シンプルトレーダー」を用意しており、初心者から上級者まで全てのトレーダーに合わせた使い方が出来ます。
自分に合った通貨ペアを見つけよう
FXでは通貨ペアによって特徴が大きく異なるため、それぞれの取引スタイルに合った通貨ペアを見つけ、一つの通貨ペアをよく監視し、極めることが初心者が勝てるようになるための近道です。
そして、スプレッドの広さもまた、通貨ペアによって異なるため、なるべくスプレッドの狭い通貨ペアで取引をした方が利益を出しやすくなります。
そこで、初心者の方に最もおすすめの通貨ペアは「米ドル/円」です。米ドル/円はスプレッドが狭く、値動きが安定しており、情報収集もしやすいのが特徴です。自分に合った通貨ペアを見つけてFXの実力をアップさせましょう!
例えば、米ドル/円の場合は基軸通貨が米ドル、決済通貨が円です。