FXのスキャルピング手法とは?勝ち方や取引のコツ・おすすめの口座を徹底解説!
今回はFXのスキャルピング手法での勝つためのコツや、スキャルピングOKのおすすめの口座を紹介します。
「スキャルピングって何?」「スキャルピングで勝とうとしたけどうまくいかない」という方でもFXで稼ぐためのヒントが得られるはずです。
FXのスキャルピング手法とは?
FXのスキャルピング手法とは、数十秒から数分で1回の売買が完結する取引方法のことを言います。スキャルピングはFXの取引手法の中でも最も時間軸の短い取引手法であり、短期間で何度も取引を繰り返すことができます。
FXの取引手法は大きく分けて以下の4つに分類されます。
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長期トレード:
注文から数週間以上ポジションを持ち続ける取引手法。4種類の中で最も時間軸が長いのが特徴。 -
スイングトレード:
ポジションを持ってから日を跨ぎ、数日から数週間後に決済をする取引手法。 -
デイトレード:
ポジションを持ってから数分から数時間で決済をし、1日の中で取引を完結させる手法。 -
スキャルピング:
1回の取引が数十秒から数分で完結する取引手法。
スキャルピングはその他の取引手法と比べて迅速な判断が求められ難易度が高いですが、その反面、取引のチャンスがとても多く、利益を増やしていきやすいという特徴があります。
スキャルピングOKのおすすめのFX口座4選
FX口座はスキャルピングを禁止していることも多く、そのような口座でスキャルピングの取引をしてしまうと口座凍結が行われる可能性もあります。
一方で、スキャルピングを許可し、さらには推奨しているFX口座も複数あるため、スキャルピングをする方はそのようなFX口座を選ぶようにしましょう。
以下ではスキャルピング取引におすすめのFX口座4選を紹介します。
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FXプライム byGMO「選べる外貨」
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ヒロセ通商 LION FX
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JFX MATRIX TRADER
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IG証券
①FXプライム byGMO「選べる外貨」
FXプライム byGMOはサーバーが強くシステム障害が起きにくいことからスキャルピングにおすすめのFX口座です。
FXプライム byGMOにはスキャルピングをする上でメリットとなる以下の2つの特徴があります。
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約定力が高い
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定期的なサーバーメンテナンスを実施
約定力とは、トレーダーが注文ボタンを押してから誤差なく注文を成立させられるかどうかの力のことです。
FXプライム byGMOは約定力の高さに定評があり、自社調査の結果はなんと99%以上を誇っています。そのため、スキャルピングで自分の注文がズレることがほとんどなく、余計な損失が発生する可能性は低いです。
また、FXプライム byGMOでは定期的なサーバーメンテナンスを実施しており、システム障害が起こらないように日々努力が行われています。FXプライム byGMOはサーバーダウンの起こりにくい、非常に安心できるFX会社です。
※1: 1取引当たりの取引上限:10万通貨以下、1日当たりの新規取引数量上限:500万通貨以下、対象時間:午前9時~翌午前4時まで
※2:対象時間:午前9時~翌午前4時まで
②ヒロセ通商 「LION FX」
LION FXでは豊富なキャンペーン・キャッシュバックを用意しており、FXの取引をするだけで豊富なプレゼントを受け取ることができます。
LION FXには以下の2つの特徴があります。
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約定力が高い
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注文方法が豊富
LION FXもまた、約定力の高さに自信がありスキャルピングに対応しているFX口座です。約定スピードは世界最速水準を誇っています。
また、LION FXでは豊富な注文方法でFXの取引が可能です。
一般的な成行注文・指値注文に始まり、買いポジションの決済と同時に売りポジションを発注できる「ドテン注文」や、ある通貨ペアが指定のレートに到達したら別の通貨ペアでポジションを持てる「多通貨トリガー注文」など、さまざまなスキャルピングに役立つ注文方法があります。
※1一部マイナー通貨のみ、通貨数量が異なります。
③JFX 「MATRIX TRADER」
MATRIX TRADERはスキャルピング専用口座として多くのユーザーに選ばれており、取引の制限などが一切ありません。
MATRIX TRADERには以下の2つの特徴があります。
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安心のサポート体制
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MT4チャートが利用可能
MATRIX TRADERでは、24時間365日体制で顧客サポートを行なっており、ユーザーはどんなタイミングでもすぐに問い合わせることができます。
また、MATRIX TRADERではMT4のチャートツールを提供しています。MT4は非常にカスタマイズ性に優れているため、より詳細なチャート分析をすることができます。なお、MT4チャートは発注に対応していないため注意が必要です。
※1一部マイナー通貨のみ、通貨数量が異なります。
④IG証券
IG証券ではスキャルピングに関する規約の記載がなく、取引が可能です。
IG証券には以下の2つの特徴があります。
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ノックアウトオプションが利用可能
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FX以外のCFD銘柄が取引可能
IG証券ではノックアウトオプションを提供しており、ノックアウトレベルとなる価格を設定することによってリスクを限定することができるため、レバレッジ25倍以上の取引が可能です。
また、ノックアウトオプションではノックアウトレベルで強制的に決済が行われるため、追証が発生する可能性が一切ありません。
そして、IG証券ではFX以外にも株式・株価指数・商品のCFD銘柄を取り扱っており、幅広い銘柄で取引ができます。CFD銘柄もノックアウトオプションに対応しており、スキャルピングの取引が可能です。
FX口座によってはスキャルピングが禁止されている?
FXのスキャルピングは短時間で注文が完結するため、1日のうちに何十回、何百回と取引が可能です。ですが、実はFX口座を提供する会社にとってはユーザーにスキャルピングでの取引を繰り返されるとデメリットになる場合もあります。
FX会社のカバー取引が間に合わない
FX会社では、通常ユーザーからの注文を受けると同時に金融機関にその反対の注文をすることにより損失を抱えないようにしており、この取引のことを「カバー取引」と呼びます。
そして、FXのスキャルピングは短時間にて行われるため、ユーザーがあまりにも多くの回数を取引しすぎるとカバー注文が間に合わなくなってしまうのです。
カバー注文が間に合わないとFX会社は損失を抱えるリスクを負ってしまいます。
サーバーへの負担が大きい
スキャルピングは注文数がとても多いため、ユーザーから注文が殺到してしまうとサーバーに大きな負担がかかってしまいます。
サーバーに負担がかかると取引システムの動作が重くなったり、障害が発生してサーバーダウンが起きてしまう可能性があるため、注文の安全性が確保できなくなってしまい、FX会社にとっても、ユーザーにとっても悪影響です。
スキャルピングは禁止されているわけではない
FX会社にとってユーザーのスキャルピング取引はデメリットになる場合が多いですが、実はスキャルピングを完全に禁止している会社はほとんどありません。多くのFX会社はスキャルピングを「禁止」ではなく、「非推奨」としています。
理由は、スキャルピングに明確な定義がないからです。スキャルピングは「何分以内」といったような明確な基準がなく、FX会社は過度に取引を繰り返すユーザー以外は制限することができません。
ところが、スキャルピングを推奨していない業者で取引を繰り返しすぎると制限を行ったり、口座凍結が行われたりする可能性もあるため、スキャルピングOKと公表しているFX会社を利用するようにしましょう。
FXのスキャルピングで勝つための手法・コツ
FXのスキャルピングはその他の取引手法と比較して「スピード」が求められるため、稼ぐためにはコツを知る必要があります。
以下ではFXのスキャルピングで稼ぐために意識するべきことを解説します。
損切りの判断を素早くする
スキャルピングで利益を上げるために大きな鍵を握るのが「損切り」です。FXのスキャルピングでは素早い判断が求められ、損切りができずにポジションを持ち続けてしまうとあっという間に損失が広がってしまう可能性が高いです。
FXで勝てている人の多くは「損小利大」心がけており、毎回の損失を最小限に抑えて利益を大きく獲得するような取引をしています。
そのため、ポジションを持ってからの値動きが自分の想定から外れた時はすぐに損切りをするようにしましょう。
テクニカル分析に徹底する
FXの分析にはチャートから過去の値動きを読み取り、取引の戦略を立てる分析の「テクニカル分析」と経済指標・金融政策・経済ニュース・政治ニュース・要人発言などのチャート以外の経済に関する情報から値動きを分析する「ファンダメンタルズ分析」が有効です。
そして、スキャルピングは取引にかかる時間が短く、ファンダメンタルズ要因が影響しにくいと言えます。そのため、スキャルピングで利益を出すためにはファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析に徹底するのがおすすめです。
レバレッジをかけすぎない
FXには証拠金として預けた額の何倍もの資金を取引できる「レバレッジ」という仕組みがあります。日本国内ではレバレッジを最大で25倍までかけることができますが、スキャルピングで稼ぐためにはレバレッジをかけすぎないようにしましょう。
レバレッジは少ない資金からでもたくさん利益を出すことができる魅力的な仕組みですが、その反面、損失も大きくなってしまいます。
スキャルピングでレバレッジをかけすぎてしまうと連敗した時に一気に口座の資金が減ってしまう可能性があるため、せいぜい2倍から5倍までに留めておきましょう。
FXのスキャルピングのメリット
FXのスキャルピングは取引の時間が短く、何度も繰り返すことができるため、いくつかのメリットがあると言えます。
以下では、FXのスキャルピングをすることによる4つのメリットを解説します。
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短期間で大きく稼ぎやすい
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FXの経験を積みやすい
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相場の急変動の影響を受けにくい
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社会人に適している
①短期間で大きく稼ぎやすい
スキャルピングはその他の取引手法と比べてエントリーチャンスがとても多いことから、利益をコツコツと積み上げることができ、短期間でも大きく稼ぐことができます。
スキャルピング以外の取引手法であるスイングトレード・デイトレードでは1日に何度もエントリーチャンスが訪れるようなことがなく、多くても数回程度です。また、長期トレードに関してはエントリーチャンスが1週間全く訪れないといったこともしばしばあります。
ところが、スキャルピングでは多い人で1日に数十回から数百回の取引が可能なため、稼ぐためのチャンスが他の取引手法と比べて格段と多いです。
②FXの経験を積みやすい
先ほども紹介したようにスキャルピングではエントリーチャンスが格段と多いため、初心者にとってはFXの経験を積みやすく、実力のアップに繋がりやすいと言えるでしょう。
特に、スキャルピングでは判断の素早さが求められ、損切りを何度も経験できるため、損切りの技術が短期間で上達します。
また、実際にFXで勝てているトレーダーも、初めにスキャルピングで経験を積んでから実力をつけてきたという人が多いです。
③相場の急変動の影響を受けにくい
FXのスキャルピングはポジションを持ってから短時間で決済をし、取引中にチャートから目を離すこともあまり無いため、相場の暴騰・暴落など、急変動の影響を受けにくいと言えます。
その他の取引手法ではポジションを持ってからチャートを閉じて数時間から数日間放置するなど、仮にポジションを持っているときに相場の急変動が起きてしまった場合にすぐに対応するのが難しいです。
また、ポジションの保有時間も長くなるため、その間に暴騰・暴落が起きてしまうリスクがあります。一方、スキャルピングではそのようなリスクを最大限抑えることができます。
④社会人に適している
社会人の方でFXをやるなら仕事から帰宅してからスキャルピングでの取引をするのがおすすめです。
ポジションを持ったまま仕事に行ってしまうと仕事中にFXのことが気になって集中できなかったり、ポジションを決済しなければならないタイミングでチャートを確認できないようなことも多いのではないでしょうか。
スキャルピングであれば取引時間が短いため、忙しい社会人の方でも、落ち着いて時間を確保できる時にのみFXの取引ができます。
FXのスキャルピングのデメリット
FXのスキャルピングは時間軸が短いことからさまざまなメリットがあることを紹介しましたが、その反面でデメリットも存在します。
以下ではFXをスキャルピングで取引することによる2つのデメリットを紹介します。
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素早い判断が求められて難易度が高い
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スプレッドが影響しやすい
①素早い判断が求められて難易度が高い
長期トレード・スイングトレード・デイトレード・スキャルピングの4種類の時間軸の中でも、スキャルピングは圧倒的に素早い判断が求められ、難易度が高い取引手法です。
デイトレード以上の時間軸の取引手法では取引のために数分以上の判断時間をかけることができるため、落ち着いて値動きを分析することができます。一方でスキャルピングでは数秒単位でエントリー・決済の判断をする必要があります。
そのため、判断の速さや瞬発力に自信がない人にはスキャルピングでFXの取引をするのはおすすめできません。
②スプレッドが影響しやすい
FXのスキャルピングは1回の取引の規模が小さく、エントリーから決済までに獲得できる値幅が小さいことから、値幅の中でスプレッドが占める割合が大きくなります。
そのため、スプレッドの広い通貨ペアやFX口座で取引を繰り返しているとスプレッド分のコストが蓄積し、トレーダーにとって痛手になりやすいです。
スキャルピングでの取引をする場合はスプレッドの狭いFX口座・通貨ペアを選択するようにしましょう。
FXのスキャルピングの注意点
ここまで紹介してきたように、スキャルピングは難易度が高いものの、上手に取引できるようになったら短期間でも大きく稼ぐことができるような手法です。
そこで、以下ではスキャルピングで上手に稼ぐために注意するべき2つのポイントを解説します。
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勘で取引しない
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ポジポジ病にならないようにする
①勘で取引しない
FXのスキャルピングで安定して利益を上げるためには、勘に頼った取引ではなく、しっかりとチャートから分析をして取引を繰り返すようにしましょう。
スキャルピングでは素早い判断が求められるため、十分な分析ができないことがしばしばあります。そのような場合は無理に勘に頼りポジションを持たずに、次のチャンスが来るまで待つことにより無駄な損失を減らすことができます。
FXで勝てている人は自分の取引ルールを確立し、再現性の高いトレードをしている人が多いです。勘ではなく慎重に分析をし、根拠のあるトレードをして利益をコツコツと積み重ねましょう。
②ポジポジ病にならないようにする
スキャルピングはエントリーチャンスが1日に何十回・何百回とチャンスがあるため、ついつい無駄なポジションを持ってしまいがちです。
トレーダーが自分のルール以外の場面で無駄なポジションを持ってしまったり、「ポジションを持ちたい」という欲求を制御できなくなることを「ポジポジ病」と呼びます。
特にFX初心者はポジポジ病になる人が多く、余計な損失を積み重ねてしまうため注意が必要です。もしも自分がポジポジ病になっていると気が付いたら、数日間トレードを休んだり、取引手法をスイングトレードなどの長い時間軸にしてみたり、対策しましょう。
スキャルピングをするときのFX会社の比較方法
FX口座の取引条件は、口座を提供している会社によって異なり、それぞれ特徴があります。
そして、スキャルピングでの取引におすすめできるFX口座と、おすすめできないFX口座もあります。
スキャルピングをするときのFX会社の比較ポイントは以下の3つです。
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スキャルピングを推奨しているかどうか
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スプレッドの狭さ
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約定力の高さ
それぞれ詳しく解説します。
①スキャルピングを推奨しているかどうか
FX会社の中にはスキャルピングを推奨している場合と非推奨の場合があります。
スキャルピング非推奨のFX会社でスキャルピングをしてしまうと取引が制限されたり、口座凍結されたり、思うように取引ができない可能性が高いです。
そのため、スキャルピングをする場合はスキャルピングOKを公式で発表しているFX会社がおすすめ。当記事で紹介するFX口座3選は全てスキャルピングに対応しているため、公式サイトからチェックしてみましょう!
②スプレッドの狭さ
先ほども解説したように、スキャルピングでは1回の取引で獲得する値幅が小さく、スプレッドが占める割合が大きくなります。
そのため、スキャルピングをするためにはスプレッドの狭いFX口座を利用するようにしましょう。
また、通貨ペアによってもスプレッドは異なるため、スキャルピングには最もスプレッドの狭い「ドル円」での取引がおすすめです。
③約定力の高さ
約定力とは、トレーダーが注文ボタンを押してから誤差なく注文を成立させられるかどうかの力のことです。
約定力が低いと、注文したレートとは異なったレートで注文が成立してしまい、余計な損失が発生する可能性があります。また、注文レートの誤差のことを「スリッページ」と呼びます。
スリッページはスキャルピングでの取引では命取りになるため、スキャルピングには約定力が高いFX口座を選ぶようにしましょう。
FXのスキャルピングにおすすめの通貨ペアは?
FXをスキャルピングで取引するのに最もおすすめの通貨ペアは「ドル円」です。スキャルピングはポジションを持ってから決済までの時間が短く、規模が小さい取引を繰り返すことから、狙う値幅がとても小さくなります。
そのため、スプレッドが広い通貨ペアでスキャルピングをしていると、取引を繰り返していくうちに徐々にスプレッドが痛手になりコツコツと利益を上げるのが難しいでしょう。
ドル円は全ての通貨ペアの中で最もスプレッドが狭いため、利益を上げやすい通貨ペアだと言えます。また、流動性も高いため値動きが安定しており、暴騰・暴落が起こりにくいのも特徴です。
スキャルピングのコツを掴んでFXで稼ごう
FXの取引手法の「スキャルピング」の特徴や稼ぐためのコツについてよくお分かりいただけたでしょうか?
スキャルピングは時間軸が短いことから、短期間で大きく稼ぎやすい・FXの経験を積みやすい・相場の急変動の影響を受けにくい・社会人に適しているという4つのメリットがあります。
一方で、素早い判断が求められることから、初心者にとっては難易度の高い取引手法ですが、今回紹介したコツや注意点を意識してFXをスキャルピングで取引してみましょう!
FXではサーバーダウンが起きるとトレーダーの資産がリスクにさらされてしまいます。