FXは売りから入る取引が可能｜空売りの仕組み・やり方をわかりやすく解説

FXでは売りから入る取引のことを「ショート」といい、自分が売りでエントリーしたタイミングの値段よりも下がっていると利益を得ることが可能。

現物取引では、安値で買って高値で売るということでしか利益を出すことができません。しかしFXなら高値で売って安値で買うことでも利益を出すことができるため、FXは現物取引よりも利益を出すチャンスを増やせます。

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FXの空売りも株の空売りも、高値で売って安値で買い、その差額が利益という点は同じです。しかし、FXの空売りと株の空売りでは仕組みが少し違っています。

FXと株の空売りの仕組みの違いについて解説していきます。

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FXで空売りをすると、必要証拠金を支払う代わりに、現在の為替レートと決済時の為替レートの差額をもらえる権利と、いつか買い戻さなければいけない義務をもらいます。

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株式の空売りは、株を借りる、株を売る、株を買い戻すという手順で行なっていきます。また、株を借りる際は証券会社から株を借りる代わりに貸株料を支払わなければなりません。

証券会社から借りた株を売り、買い戻した時の株価の差額が利益になるという仕組みです。

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FXで売りから入るメリットは、下落相場でも稼げる、リスクヘッジができるというメリットがあります。以下ではこの2つのメリットについて詳しく解説します。

1. 下落相場でも稼げる
2. リスクヘッジができる

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証拠金を使わない現物の投資では、安い時に買い、買った時よりも価格が上昇した時にしか利益を出すことができませんが、FXでは証拠金を使い売りで注文することで、下落相場でも利益をあげられます。

例えば、ドル円の為替レートが110円の時に売りでエントリーし、その後109円までレートが下落した場合、差額の1円が利益になります。また、100ドル売っていた場合は100円を、10,000ドル売っていた場合は10,000円が利益になるのです。

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FX取引において、買いだけでなく売り注文もしておくことで、経済指標発表などで急激に相場が動いた時などに、ポジションを持ち続けられます。

買い注文と売り注文を同時にすることを「両建て」と言います。一方の注文で損失したとしても、もう一方の注文は利益になっているため、総合的な利益はプラスマイナス0ですが、リスクヘッジの手段として活用することもできます。

両建ても逆指値注文など工夫すれば利益を狙うことも可能です。例えば、相場が急激に変動しそうな経済指標発表時などに、両建てで注文すると同時に買いと売りの逆指値を設定しておけば、相場がどちらに動いても利益を出せます。

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FXで空売りをすれば売買を行うチャンスが増え、より大きな利益を出せる可能性があります。

また、たくさんの回数の取引をこなすにはスマホアプリを用いて外出先でも気軽に取引ができるようなFX会社がおすすめです。

空売りにおすすめのFX会社は以下の通りです。

1. IG証券
2. GMOクリック証券
3. DMM FX

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IG証券ではノックアウトオプションを提供しており、ノックアウトレベルとなる価格を設定することによってリスクを限定することができるため、レバレッジ25倍以上の取引が可能です。

また、ノックアウトオプションではノックアウトレベルで強制的に決済が行われるため、追証が発生する可能性が一切ありません。

IG証券はスマホアプリの使いやすさにも定評があり、チャート画面でワンタップで注文ができる「ワンタップ注文」や、損益比の自動計算機能などを用いて売買チャンスを逃さずに取引が可能です。

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引用:GMOクリック証券公式サイト

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GMOクリック証券では、シンプルな画面で取引ができるブラウザ版の「FXネオ」・高い操作性で様々な機能が利用できるデスクトップ専用アプリの「はっちゅう君FXプラス」・スマホアプリの「GMOクリックFX」の計3種類の取引ツールを利用可能。

そのため、本格的に分析をしたい方や、外出先で売買チャンスを逃さずに取引したい方など、幅広いニーズに対応しています。

スプレッドの狭さにも定評があり、全ての通貨ペアを業界最狭水準のコストで取引できます。

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引用:DMMFX公式サイト

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DMM FXの取引ツールはPCからアクセスするブラウザ版だけでなく、スマホアプリ(iOS/Android)も充実。スマホ版では「レートアラート通知」機能が搭載されており、価格が狙っているレートに到達した時にスマホに通知が来るように設定ができます。

さらに、DMM FXでは電話やメールだけではなく、「LINEカスタマーサポート」からもお問い合わせが可能。LINEでのチャット形式で気軽にサポートに問い合わせることができ非常に安心です。

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FXでは売りから入ることにより、下降している相場でも利益を出すことができるという大きなメリットがありますが、その一方で空売りにはいくつかのデメリットも存在します。

FXで売りから入ることによる2つのデメリットは以下の通りです。

1. スワップポイントの支払いが発生する場合がある
2. ポジポジ病になりがち

それぞれくわしく解説していきます。

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FXでは、日をまたいでポジションを持つとスワップポイントが発生します。スワップポイントは、二つの国の通貨の金利差がスワップポイントとして発生し、スワップポイントをもらえる場合もあれば、支払わなければいけない場合もあります。

高金利の国の通貨を買って、低金利の国の通貨を売ると、金利差分をスワップポイントとして受け取ることができますが、反対に低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売るとスワップポイントを支払わなければいけません。

売りで注文したからといって、必ずスワップポイントを支払わなければいけないわけではありませんが、例えばドル円やユーロ円などの日本円が絡んでいる通貨ペアを売りで入った場合はスワップポイントの支払いが発生します。

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FXは相場が上がる時と下がる時どちらも利益が出せるので、安く買って高く売るしか利益を出せない現物投資と比べ、2倍も利益を出すチャンスがあるため、欲を出してポジションを多くもってしまい、ポジポジ病になりがちです。

レートが急激に上昇しているときに、そろそろ下がるだろうと思って売りで入ったら、結局レートが全然下がらず損失を出してしまい、今度こそ下がるだろうと思い込んで売りで入ったらまたレートが上がってしまったということもよくあります。

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FXでは売りから入るのにおすすめのタイミングがいくつかあります。例えば、経済指標発表前やデッドクロスが起きた時など。

以下では、FXにおいて売りから入るおすすめのポイントについて解説していきます。

1. 経済指標の発表前
2. デッドクロスが起きた時
3. トレンドラインを下にブレイクした時
4. 売りのスワップポイントがプラスの通貨ペア

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重要な経済指標発表がある時、相場は大きく動く場合がよくあります。経済指標発表前に買いや売りのポジションを持っておくことで、経済指標発表から数秒から数分で大きな利益を出すことも可能です。

上記画像は英国にて政策金利が発表されたときの英ポンド/米ドルのチャートです。この場合、政策金利発表が行われる21時の直前に売りから入っていれば大きな利益を出せました。

ただし、経済指標が予想と違っていたり、指標発表は予想通りでもレートが予想に反する動きをする場合もあるため、経済指標発表前にポジションを持つのはリスクが高く、レバレッジをかけすぎないようにしましょう。

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デッドクロスは売りで入るタイミングを見るのに良い判断材料になります。デッドクロスを見つけるには移動平均線というインジケータを使います。

短期（10〜20日程度）の移動平均線と中期（50〜100日程度）の移動平均線を表示させ、短期の移動平均線が中期の移動平均線を下抜けしたらデッドクロスとなり、売りで入る良いタイミングの可能性が高いです。

上記画像は、5分足における20日移動平均線と75日移動平均線のデッドクロスにより価格が下落した場面のチャートです。

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FXのチャートを見たときに安値同士を結んだときに直線になっていることが多くあります。この安値を結んだ線をトレンドライン（サポートライン）といい、トレンドラインがある相場では価格は上昇傾向にあると言えます。

トレンドラインを下に突き抜けた場合、それまでのトレンドは一旦終わり、価格が一気に下落する場合があります。トレンドラインを下に突き抜けて、陰線が確定したら売りで入る良いタイミングの可能性が高いです。

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売りから入ってもスワップポイントがもらえる通貨ペアはいくつかあります。

長期的に下がりそうな相場や、スワップポイントが目的の場合であればレバレッジをかけずに売りから入るのがおすすめです。

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FXで売りから入ることができる「空売り」についてよくお分かりいただけたでしょうか？FXは売りから入ることができるため、下降相場でも利益をあげられるチャンスがあります。

一方で、買いも売りもできるとなると、予定外のところでポジションを持ちすぎてしまう「ポジポジ病」に陥ってしまう可能性もあるため、取引する方向は一方向に絞るのがおすすめです。

また、売りでスワップポイントによる利益を得られる通貨ペアに空売りによる長期投資を行えば金利収入も得られるため、空売りを行う際には通貨ペアを選ぶのも利益を上げるために重要なポイントです。

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