約定力が高いおすすめのFX口座6選|スリッページを防いで利益をあげるコツを解説
FX口座の約定力は自分の希望通りの価格でFX取引を進める上で大事な指標になります。
約定力は損益に直結しやすく、スリッページが起こると損失を抱えてしまうことが多いです。当記事では約定力が高いおすすめのFX口座6選とスリッページを防ぐための対策を詳しく解説していきます。
約定力が高くスリッページが起こりにくい!おすすめのFX口座6選
FX口座の約定力は、それぞれの業者によってサーバーの強さやカバー先の金融機関などの要因で大きく異なります。
約定力でFX口座を比較する際には「約定スピード」と「約定率」の2つのポイントをチェックするようにしましょう。また、スリッページの許容範囲を設定できるFX口座もおすすめです。
約定力が高いFX口座6選は以下の通りです。
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GMOクリック証券
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IG証券
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FXプライムbyGMO
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LION FX
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LIGHT FX
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MATRIX TRADER
それぞれのFX口座について詳しく解説していきます。
①GMOクリック証券
GMOクリック証券の取引条件は以下の通りです。
GMOクリック証券が提供するスマホアプリ「GMOクリック FXneo」は使いやすさに定評があり、4チャート表示機能や、成行注文時にチャート上から発注ができる「スピード注文チャート」機能など、スマホ一台で全ての取引を完結できるような機能が盛りだくさん。
また、GMOクリック証券ではユーザーが円滑に取引できるように定期的にサーバーのメンテナンスを行なっており、相場の暴騰・暴落時や重要な経済指標の発表時でもサーバートラブルが起こりにくくなっています。
そして、GMOクリック証券はサポート体制も充実しており、平日は24時間対応を行なっているため、FX初心者でも非常に安心。
\FX初心者の方におすすめ/
②IG証券
IG証券の取引条件は以下の通りです。
IG証券ではノックアウトオプションを提供しており、あらかじめ強制決済が行われる「ノックアウト価格」を決めることによって価格の急変動が起こった場合でもスリッページが一切発生しません。
また、ノックアウトオプションではノックアウト価格により損失が限定されているため、レバレッジ25倍以上の取引が実質可能となり、少額から大きく稼ぎたいという方にもおすすめのFX会社です。
FXの通貨ペア以外にも株式・株価指数・商品などの幅広い銘柄を取り扱っており、ノックアウトオプションによる取引にも対応しています。
ノックアウトオプションって何?と思った方は以下の記事で解説しているので是非参考にしてみて下さい。
\ノックアウトオプションを利用したい方におすすめ/
③FXプライムbyGMO
FXプライムbyGMOの取引条件は以下の通りです。
※1 スプレッドは例外あり。対象時間:午前9時〜翌午前4時まで
※2 1取引当たりの取引上限:10万通貨以下、1日当たりの新規取引数量上限:500万通貨以下、対象時間:午前9時〜翌午前4時まで
引用:FXプライムbyGMO公式サイト
FXプライムbyGMOでは約定率99%以上※の情報を公表しており、大きな資金を取引するプロトレーダーから多く選ばれているFX口座です。
また、FXプライムbyGMOではユーザーが取引をしているタイミングでサーバーダウンが起こらないように様々な取り組みを実施しているため、業界トップクラスのシステム環境を維持しています。
FXプライムbyGMOはスキャルピングの取引にも対応しており、約定力も高いことから多くのFXトレーダーから信頼を獲得しています。
※調査期間:2020年10月1日〜2021年9月30日営業日
算出方法:「成行注文が成立した件数」÷「成行注文総件数」
成行注文総件数には、取引限度額を超えた注文により成立しなかった件数を含みます。
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④LION FX
LION FXの取引条件は以下の通りです。
LION FXでは世界最速水準の約定スピードを提供しており、最速で0.001秒・平均0.003〜0.005秒の実績※を残しています。スキャルピングにもしているため、スリッページが起こりにくい万全の環境で取引が可能。
また、LION FXは取引ツールの使いやすさに定評があり、外出先でもスマホで気軽に取引をしたい方やPCで本格的に取引したい方など、さまざまなユーザーのニーズに対応しています。
そして、LION FXでは一般的な成行注文・指値注文以外にも合計で27種類の注文方法に対応しており、相場の状況に応じて使い分けることができるため、エントリーチャンスを逃さずに取引が可能。
※Internet Initiative Japan Inc.実績
\世界最速水準の約定スピードをお求めの方はLION FX/
⑤LIGHT FX
LIGHT FXの取引条件は以下の通りです。
引用元:LIGHT FX公式ページ
LIGHT FXは約定率が99.9%というデータを公表しており、スプレッドも業界最狭水準のため、取引コストを最小限に抑えた取引が可能。スリッページの許容範囲の設定1pips(1銭)以上の範囲で設定が可能なため、想定外の損失を抱えるリスクが小さくなります。
また、LIGHT FXはスワップポイントも高水準であり、スワップ狙いの長期投資にも適しているFX口座です。
そして、LIGHT FXのPC版取引ツールではトレード上級者が求める機能を兼ね備えた「アドバンスドトレーダー」と初心者でも使いやすいレイアウトの「シンプルトレーダー」の2種類の使い分けができます。
※トレイダーズ証券による調査 算出方法:「成行注文のうち約定が成立した件数」÷「成行注文数」
\スプレッド業界最狭水準のLIGHT FXで投資を始めよう/
⑥MATRIX TRADER
MATRIX TRADERの取引条件は以下の通りです。
MATRIX TRADERでは、最速で0.001秒・平均0.005秒の約定スピードに関する実績を公表しており、約定力の高さに定評があるFX会社です。
MATRIX TRADERの公式サイトでは「スキャル専用口座」を謳っており、約定力以外にも豊富な注文方法や使いやすい取引ツールなど、スキャルピングに最適なツールが揃っています。
スプレッドの狭さも業界最狭水準であり、取引コストを最小限まで抑えて取引が可能。
※Internet Initiative Japan Inc.実績
\約定スピード・スプレッドの狭さに定評あり/
FX口座の約定力とは?約定率・約定スピードとの違い
FX口座の約定力は利益に直結しやすく、約定力が低いFX会社を利用していると想定外の損失が発生してしまったり、暴騰・暴落時に注文が通らなくなってしまったりとリスクが大きくなります。
以下では、FX口座の約定力とはそもそも何のことなのか、簡単に解説していきます。
約定とは?
FXではエントリーや決済の売買注文が実行されることを「約定」と呼びます。
基本的には一度約定した注文は取り消しできず、損失の状態で決済注文が約定した場合、その損失が口座の資金から差し引かれてしまうため、注意が必要です。
また、必ずしも投資家が取引ツールのエントリー・決済ボタンを押した瞬間に注文が約定するわけではなく、サーバーやカバー先の金融機関を経由することではじめてポジションが約定するため、誤差が発生しやすいという特徴があります。
スリッページとは?
スリッページとは、トレーダーが注文ボタンを押した瞬間のレートから実際に約定したレートまでの乖離のことを言います。
スリッページは他にも「滑り」と呼ばれることもあり、ほとんどのFXトレーダーが一度は経験したことがあるほど頻繁に起こる現象です。
また、スリッページの起こりやすさは時間帯や注文サイズの大きさによっても異なり、取引量が少なく流動性が低い早朝の時間帯や、暴騰・暴落時にはほとんどの場面で多少のスリッページが発生します。
\スリッページが起こりにくい万全な環境はLION FXだけ/
約定スピード・約定率とは?
約定力には「約定スピード」と「約定率」の2つの要素があり、こららの2つの水準が高いFX口座ほど「約定力が高い」と言えます。
約定スピードとは、トレーダーが注文ボタンを押してから約定するまでの時間のことであり、約定率とは注文がどのくらいの確率で約定するのかを現したものです。
実は、約定スピードが高くても全ての注文が約定しにくいFX口座や、その反対に約定スピードが低い分、約定率が高いFX会社もしばしあるため、どちらの項目も優れているようなFX口座を選ぶようにしましょう。
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約定力が高いFX口座の特徴
約定力はそれぞれのFX口座によって大きく異なり、さまざまな要因によって約定力の高さが決まっています。
約定力が高いFX口座には以下のような3つの特徴があります。
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サーバーが負荷に強く安定している
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システムの処理が素早い
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カバー先の金融機関が多い
①サーバーが負荷に強く安定している
FX口座の約定力を大きく左右するのが「サーバーの強さ」です。FX会社のサーバーが弱いと暴騰・暴落時に注文が殺到した場合負荷がかかってしまい、一切の注文が通らなくなってしまうような事例もあります。
注文が通らなくなってしまうと証拠金以上の額の損失が発生してしまい、最悪の場合は追加証拠金(追証)を支払わなければならなくなってしまうため、リスクが非常に高いです。
一方で、サーバーを強化するために定期的にメンテナンスを行なっているFX口座もあり、その場合はサーバーダウンの可能性も低くなるため、暴騰・暴落時でも注文が通りやすく、安心して取引ができます。
\サーバーの強さに定評があるのはGMOクリック証券/
②システムの処理が素早い
システムの処理能力もまた、約定力の高さを左右する重要な要素となります。
システムの処理に時間がかかってしまうとその間にもレートが動いてしまい、スリッページが発生してしまうため、なるべくシステムの処理能力が高いFX口座で取引をしましょう。
③カバー先の金融機関が多い
FX口座と取引をしているカバー先の金融機関の多さも約定力の高さに関わるポイントです。
FX口座では通常、トレーダーがエントリーまたは決済のボタンを押したのと同時にその注文と全く同じ注文を金融機関にすることにより会社側が損失を抱えないようにしており、このような取引を「カバー取引」と呼びます。
そして、暴騰・暴落時などの注文が殺到するタイミングでは特定のカバー先でトラブルが発生してしまう可能性もあり、その場合は別の金融機関にアクセスしなければならなくなるため、提携している金融機関が多い方が約定力が高くなります。
FXでスリッページを防ぐ6つの方法
FXは、なるべく不要な損失を小さくすることにより安定して収益を上げられるようになりますが、スリッページによる損失が積み重なるとやがて大きな痛手となる可能性があるため、注意が必要です。
そこで、ここからはなるべくスリッページが発生しないようにするためにトレーダーが簡単に工夫できることを紹介していきます。
スリッページによる不要な損失を最小限に抑えるための6つのポイントは以下の通りです。
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約定力が高いFX口座を選ぶ
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相場の暴落・暴騰時に取引をしない
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取引量の多い通貨ペアを選ぶ
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取引する時間帯を選ぶ
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スリッページ許容範囲を設定する
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指値注文を使う
それぞれ詳しく解説していきます。
①約定力が高いFX口座を選ぶ
スリッページに対する対策として最も有効なのが、なるべく約定力の高いFX会社を利用することです。それぞれのFX口座によって約定スピード、約定率は大きく異なり、約定スピードのみに特化している業者もあれば、約定率のみに特化している業者もあります。
FX口座の約定力を比較する際は、なるべく約定スピードと約定率の両方の情報を公開している業者を選ぶようにしましょう。
また、その他にもサーバーメンテナンスを定期的に行なっている業者や、SNS上での実際のユーザーからの口コミが良い業者もおすすめです。
②相場の暴落・暴騰時に取引をしない
相場の暴落・暴騰時には多くのトレーダーの注文が同時に殺到してしまい、サーバーが耐えきれずに落ちてしまったり、なかなか注文が通らなくなってしまう可能性があります。
そのため、相場が急変動している時にすでにポジションを持っている場合は一旦決済を行なったり、ポジションを持っていない場合は新規のポジションを持たないようにしましょう。
特に、米国にて重要な経済指標の発表が行われるタイミングは米国だけではなく世界中の為替相場に影響を与えやすく、全ての通貨ペアで価格の乱高下が起こる可能性があるため、経済指標の発表スケジュールをあらかじめ把握し、重要な指標の発表時はトレードを控えることも大事です。
③取引量の多い通貨ペアを選ぶ
日本のFX会社のほとんどは相対取引であり、投資家の注文はその反対の取引をする別の投資家が見つかってはじめて約定します。
例えば、買い注文をする場合は売り手が、売り注文をする場合は買い手が存在する必要があり、なかなか見つからないような場合は約定が遅れてしまいます。
メジャー通貨ペアであれば取引量が多く、約定しやすくなる傾向があるため、スリッページによる余計な損失を減らしたい方はメジャー通貨で取引をしましょう。
④取引する時間帯を選ぶ
FXの相場は時間帯によっても取引量が異なり、約定力にも違いがあります。
具体的には、日本時間の17時(サマータイムの場合は16時)から早朝にかけてはロンドン市場とニューヨーク市場の時間帯といわれており、世界中の投資家が取引を行うため、取引量が多く、注文が約定しやすいのが特徴です。
一方で、日本時間の午前6時から7時頃はオセアニア市場と呼ばれており、その他の時間と比べて取引量が少なくなり、流動性が低くなることから価格の暴騰・暴落が起こりやすくなってしまったり、約定力が低くなってしまうため、注意しましょう。
⑤スリッページ許容範囲を設定する
多くのFX会社ではエントリー注文をする際にスリッページの許容範囲の設定があり、それ以上滑ったら注文を約定させないような設定ができるため、スリッページによる損失を減らしたい方は活用しましょう。
一方で、スリッページの許容範囲を狭く設定しすぎると一部しか約定しなくなってしまう可能性もあり、エントリーチャンスを逃してしまう可能性もあります。資金が大きく注文量も大きい場合はさらに約定率が低くなりますが、少額取引であればあまり影響は受けません。
自分の資金量に合わせてスリッページの許容範囲の設定を行いましょう。
⑥指値注文を使う
FXの注文方法で多くの投資家が用いている「成行注文」と「指値注文」ですが、実はスリッページの起こりやすさが両者で異なります。
成行注文はその時の価格レートによる売買であり、あらかじめ注文を予約している訳ではないため、比較的スリッページが発生しやすいのが特徴です。
一方、指値注文であればあらかじめ売買が行われるレートが決められているため、指値以外での約定が起こる可能性が低くなります。その反面、指値注文は約定しない可能性もあり、成行注文よりも約定率が低いことに注意しましょう。
約定力が高いFX口座で取引しよう!
FX口座の約定力についてよくお分かりいただけたでしょうか?FX口座の約定力が低いと、スリッページによる意図しない損失が発生してしまう可能性があるため、FX口座を選ぶ際にはなるべく約定力の高い業者を選ぶのがおすすめです。
また、スリッページは対策を行うことで事前に防ぐことが可能であり、取引する通貨ペアや時間帯を工夫することで損失を最小限に抑えられます。
約定力の高いFX口座を開設してスリッページのない取引を始めましょう!
よくある質問
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FX口座を選ぶ時は約定力を重視すべき?
FX口座を選ぶ際に約定力は非常に重要な比較ポイントです。約定力が低いFX口座で取引を繰り返しているとスリッページによる不要な損失が積み重なってしまい、やがて大きな負担となる可能性があります。
特に、スキャルピングでの取引をする場合は狙う値幅が小さく、スリッページが占める割合も大きくなるため、約定力がトレード成績を大きく左右する可能性があり、約定力を最も重視してFX口座を選ぶべきです。
一方、日本国内のFX口座はスキャルピングを非推奨にしている場合が多いため注意が必要。当記事で紹介したFX口座の中でスキャルピングOKなのはIG証券・FXプライムbyGMO・LION FX・MATRIX TRADERの4社です。
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約定しなかったエントリー注文はどうなるの?
もしも投資家の注文が設定しているスリッページ許容範囲内で約定しなかった場合、それらの注文は全て取り消しとなります。
そのため、同じポジションを改めて持ちたい場合は、再度指値注文を設定し直しましょう。