【2024年】万年筆おすすめ人気ランキング16選!初心者・女性向けや安い商品も
誰でも1本は持っていたい万年筆。この記事では万年筆選びに迷っている方に、【初心者向け】【女性向け】【安さ重視】などに分けておすすめの万年筆をピックアップしました。
ペン先や太さやインクの補充方式など、万年筆の選び方も詳しく解説しています。ぜひ自分にぴったりの万年筆を探してみてください!
あなたにぴったりな商品をおすすめする商品比較サイト「チョイフル」の編集部です!
万年筆の5つの選び方
万年筆の選び方には、大きくわけて5つのポイントがあります。自分だけの1本をみるけるために、参考にしてみてくださいね。
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ペン先の素材で選ぶ
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ペン先の太さで選ぶ
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ペン軸で選ぶ
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インクの補充方式で選ぶ
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価格で選ぶ
さっそくポイントをチェックして、自分に合った万年筆を探しましょう。
①ペン先の素材で選ぶ|金・ステンレス
万年筆のペン先の素材は、金とステンレスの2つに分けられます。それぞれの特徴を理解した上で選ぶようにしましょう。
金製は柔らかく滑らかな書き心地
金製のペン先は、万年筆特有のスルスルとスムーズな書き心地を味わいたい人におすすめです。
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なめらかな書き心地が好み
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一生モノの万年筆が欲しい
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ある程度万年筆の扱いに慣れている
金製のペン先は、金の含有量によって14金・18金・21金などと表記されます。数字が大きいほどペン先が柔らかくなり、使っていくうちに書き癖に合わせて少しずつ削れるのも特徴です。自分だけの書きやすい万年筆に育てることができます。
ステンレス製はカリカリした書き心地
ステンレス製のペン先はボールペンのような感覚で書けるので、万年筆に慣れていない方でも書きやすいのがポイントです。
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硬めでカリカリした書き心地が好み
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万年筆を初めて購入する
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手ごろな価格で購入したい
金製に比べるとインクに対しての耐久性は劣りますが、手ごろな価格のものが多くあります。万年筆デビューしたい方にもおすすめです。
まずはステンレス製のものから始めてみるのもおすすめ。
②ペン先の太さで選ぶ|極細・細・中・太・極太
万年筆のペン先の太さは極細〜極太まで、細かく太さが設定されています。太さは英語表記で書かれていることも多くあります。
以下にペン先の太さと用途についてまとめてみました。
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極細(EF):手帳・メモ帳・ペン習字など
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細(F):ノート・日記・手紙・履歴書など
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中細(FM):ノート・日記・手紙・履歴書など
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中(M):手紙・ノートなど
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太(B):宛名書き・サインなど
中でも普段使いに向いているのは、細字か中字。細字・中字の万年筆は、手紙やノートへの書き込みなどに適した一番実用的な太さとなっています。
特に初めて万年筆を買う場合は、どんな場面でも使える細字か中字の万年筆がおすすめです。
③ペン軸で選ぶ|細軸・太軸
ペン軸にも細軸・太軸の2種類があります。
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太軸:疲れにくいため、万年筆を長時間使いたい方に
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細軸:出先で使いたい方や持ち歩きが多い方に
太軸の万年筆は手のひらに馴染みやすく握りやすいため、書くときに余計な力が入らず疲れにくいのが特徴。
細軸の万年筆は手帳や胸ポケットにもしまいやすく、サッと取り出してメモする場面で便利です。
④インクの補充方式で選ぶ|吸入式・カートリッジ式・両用式
万年筆のインクの補充方法には、吸入式・カートリッジ式・両用式の3つのタイプがあります。
吸入式
吸入式は、ペン先を直接インクに浸して吸い上げることで補充するタイプです。昔ながらのインク補充方法で、一度にたくさんインクを補充できます。
一方で、持ち運びが不便なので出先でのインク補充が難しいのと、補充に手間がかかるのが難点。お手入れの手間も楽しみたい方や、頻繁に万年筆を使う方には吸入式がおすすめです。
カートリッジ式
カートリッジ式は、インクの入った専用カートリッジを差し替えることでインクを補充します。カートリッジ式のいいところは、とにかく補充が簡単で手も汚れないところ。持ち運びにも向いています。
ただし、専用カートリッジは各メーカー互換性が少なく、インク式と比べるとコスパが悪いという面もあります。手軽に万年筆を使いたい方や、初心者の方はカートリッジ式がおすすめ。
両用式
両用式は、吸入式・カートリッジ式どちらの方法でもインクの補充ができるタイプです。すぐにインク補充したいときはカートリッジ式、インクの種類を楽しみたいときは吸入式など使い分けることができます。
どちらの補充方法も楽しみたい方やどちらが使いやすいか迷う方にもおすすめ。ただし、吸入式と同じ補充方法ができても、補充できる量はカートリッジ式と同程度となってしまいます。一度にたくさんインクを補充できない点には注意しましょう。
使いやすさや楽しみ方を考えて選ぶのがコツです。
⑤価格で選ぶ
万年筆は、1,000円〜数十万円と価格帯がかなり広い商品。金製のペン先や本格的な万年筆を探すとなると、それなりの予算が必要になります。
お手ごろな価格の万年筆を探すのであれば、まずは1,000円〜10,000円程度の万年筆を試してみるといいでしょう。万年筆は安い=悪いではなく、自分好みで使いやすいものを探すことが大事です。
無理のない予算で、自分好みの書き心地の万年筆を探してみましょう!
定番万年筆のおすすめ人気ランキング5選
万年筆の中でも人気の高い商品5つをご紹介します。「選び方はなんとなくわかったけど、とはいえどれを選べばいいかわからない...」といった方は、まずはこの5つを試してみるといいでしょう。
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セーラー「プロフィット ライト ゴールドトリム」
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プラチナ「プレピー」
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ラミー「アルスター」
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パイロット「キャップレス デシモ」
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ペリカン「スーベレーン M800」
セーラー「プロフィット ライト ゴールドトリム」
1911年に創業した文具メーカー「セーラー」の人気シリーズ「プロフィット」の1本です。従来の5種類の字幅の他に極細(EF)とミュージック(MS)が追加されました。
プロフィットライトはプロフィットシリーズで初めてペン先に14金を使用した万年筆です。14金は腐食に強く線幅に抑揚が出しやすいため、より万年筆の書き心地を楽しめます。価格も10,000円未満で購入できるため、これから万年筆を使う人におすすめです。
プラチナ「プレピー」
「プレピー」はお手軽価格ながら万年筆ならではの書き心地が味わえるとして、累計販売本数1,000万本を突破した人気の万年筆です。インクはスワップシール機能で1年は乾きません。
プレピーでは1本につきインクカートリッジが1つついてきます。カラーはブラック・レッド・バイオレッド・ピンク・イエロー・グリーン・ブルーブラックの7色です。カートリッジ交換で何度でも使えるため、長く使い続けられます。
ラミー「アルスター」
「アルスター」は2022年と2023年には各年の限定カラーを販売するほど人気が高い万年筆。アルミでできたボディが特徴で、アルミ独特の光沢とスタイリッシュなデザインは唯一無二です。
価格も万年筆の相場と比較すると安価に設定。3,000円台で購入できるため、万年筆初心者も気軽に購入できます。他の人とはデザインが違う万年筆を探しているなら、アルスターはおすすめです。
パイロット「キャップレス デシモ」
「キャップレス デシモ」はボールペン感覚で使える万年筆として有名です。特徴はペン先をワンノックで出し入れできる点で、すぐに取り出して文字を書き始められます。
ペン先収納時は気密性の高いシャッター機能によってインク漏れや乾燥の心配はありません。ボディの色もブラックやパールホワイトなど全8種類から選べます。キャップをなくしがちな人にはおすすめです。
ペリカン「スーベレーン M800」
ペリカンの「スーベレーン800」は、万年筆初心者から上級者まで幅広い人におすすめできます。ペン先も18金を使用しているため、書き心地はなめらかです。
人気の秘密はボディバランスで、長さや太さはもちろん重心までしっかり計算されています。そのため、どこを持って書いても疲れにくい万年筆です。価格は高めですが手入れを怠らなければ一生使えます。
【初心者向け】万年筆のおすすめ人気ランキング4選
こちらでは万年筆初心者向けに、お手ごろ価格で使いやすい万年筆を4つ紹介します。
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プラチナ「プロシオン」
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プラチナ「#3776センチュリー」
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ウォーターマン「エキスパートエッセンシャル」
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パイロット「カクノ」
初めて万年筆を買う方、まずは気軽に試せる一本が欲しい方は参考にしてみてください!※価格はすべて税込みです。
プラチナ「プロシオン」
「プロシオン」はビジネスや生活など幅広いシーンでの使用を想定して作られらた万年筆です。プロシオンの特徴はペン先です。ペンが手になじむよう五角絞りになっているため、ステンレスながらなめらから書き心地が体験できます。
また、インクが乾燥しないようキャップに「スリップシール機構」を搭載。1年以上使わなくてもペン先が乾燥しません。インク乾燥防止の手入れが不要のため、初心者でも気軽に使える万年筆です。
プラチナ「#3776センチュリー」
「センチュリー」は書き心地にも気を配り、手に馴染みやすさを考えたフォルムによって、楽しく文字が書ける万年筆です。インク防止機能「スリップシール機構」でインクが乾燥しないよう手入れする必要はありません。
センチュリーの特徴は機能だけではありません。カラーバリエーションも豊富で「唐草柄」「エメラルド柄」「桜柄」「べっ甲柄」など約30種類あります。選択肢が多いため、お気に入りの1本を探す楽しみもあります。
ウォーターマン「エキスパートエッセンシャル」
「エキスパート」はフランスの高級文具メーカーウォーターマンの代表的な万年筆です。1883年の創業以来手作業で作られており、1本1本に特別感が感じられます。
握りやすさを追求した丸みのあるボディや、少ない負担で書けるよう重心がペン先に来るような設計など機能面も充実。自分用に買うのはもちろん、プレゼントとして贈ると相手に喜ばれるでしょう。
パイロット「カクノ」
ペン先に笑顔のマークがあるのが特徴の万年筆「カクノ」。価格も1,000円以下で買えるため、気軽に万年筆デビューできます。ポップなデザインで子供でも使っても違和感がない万年筆です。
例えば万年筆が転がらないよう、ペン軸とキャップを鉛筆と同じ六角形になっています。またグリップ部分は三角形になっているため、握りやすく書き疲れが起こりにくいです。
【女性向け】万年筆のおすすめ人気ランキング4選
重すぎる・サイズが大きくて手に馴染みにくいなど、なかなかしっくりくる万年筆に出会えない女性の方も多いですよね。ここでは、デザイン良し、品質良し、馴染みやすさ良しの女性におすすめの万年筆を4つ集めました!
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ペリカン「クラシック M205」
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クロス「クラシックセンチュリー メダリスト」
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パイロット「コクーン」
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パーカー「ソネット ラックブラックCT万年筆」
満足いく一本に出会えていない女性の方は参考にしてみてくださいね。※価格はすべて税込みです。
ペリカン「クラシック M205」
「スーベレーン」と並びペリカンの人気シリーズでもある「クラシック」。他の万年筆に比べてやや小ぶりで、万年筆初心者やカジュアルに使いたい人におすすめです。
クラシックは尻軸を回してインクを吸入する「ピストン吸入式」を採用。インクを補充する時にペン先を外す必要がありません。デザインもマーブル模様が持つ人の個性を引き立たせます。上品なおしゃれさがある万年筆として女性に人気の1本です。
クロス「クラシックセンチュリー メダリスト」
「センチュリー」はアメリカの文具メーカーCROSSが創業100周年を記念した万年筆。インク交換は吸入式以外にもコンバーターも使える両用式です。吸入式が苦手な人でもインク補充で手間取る心配はありません。
デザインもペン先やキャップトップにライオンロゴの彫刻があるなど、細部にまでこだわっています。他の万年筆に比べて細身のため、女性が使っても疲れにくいです。
パイロット「コクーン」
「コクーン」はパイロットが20~30代をターゲットにした万年筆ブランドです。コクーンのデザインは非常にシンプルで、目立つような装飾がありません。シルエットはきれいな曲線で、ブランド名のコクーン(繭)をイメージしています。
手のひらでしっかりつつめるよう、少し太めなのがコクーンの特徴です。2013年にはグッドデザイン賞を受賞しています。スタイリッシュなデザインなので、若い人が使っても違和感がありません。
パーカー「ソネット ラックブラックCT万年筆」
「ソネット」はパーカーの代表的な万年筆です。高級感あるデザインは多くのファンを魅了しています。ソネットの特徴は万年筆の軽さです。重量が約27gしかないため、持ち歩くにも重さを感じません。
また万年筆の重さによる書き疲れも起きにくいです。書き心地もなめらかで筆圧を掛けなくてもスラスラ書けます。グリップは少し細身なので、手が小さい女性でもしっかり握れる万年筆です。
【コスパ重視】万年筆のおすすめ人気ランキング3選
万年筆は安くても使いやすい名品がたくさんあります!お手ごろ価格かつ使い勝手の良さに定評がある万年筆を3つまとめました。
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ラミ―「サファリ」
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パーカー「IM ブラックGT 万年筆」
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プラチナ「プレジール」
コスパ重視派の方はぜひ参考にしてくださいね。※価格はすべて税込みです。
ラミ―「サファリ」
「サファリ」は若年層から支持を集めている万年筆です。耐久性が高く、グリップがワイヤー製のため、デニムや厚手の服のポケットに入れても壊れません。ボディも軽くて丈夫な樹脂製を使っているため、多少乱暴に扱っても大丈夫です。
正しくペンが持てるようくぼみもあります。カラーもパステル系など全部で17種類。カラフルでポップな色もあるため子供の入学祝いなどのプレゼントにもおすすめの万年筆です。
パーカー「IM ブラックGT 万年筆」
「パーカー・IM」は英国御用達の文具メーカー「パーカー」の人気万年筆です。1万円を切る価格ですが、デザインに高級感があります。コスパ重視で万年筆を探している人におすすめです
インクはコンバーターとカートリッジインクの両用式です。カートリッジでもインク補充ができるため、外出先でインクがなくても問題ありません。デザイン面・機能面・価格面から、持つ人を選ばないのがパーカー・IMの特徴です。
プラチナ「プレジール」
「プレジール」はプラチナが販売している万年筆の中でも、手軽さやライト感覚が強いシリーズです。カラーもオレンジやブルーなどポップな色が多く、万年筆独自の重厚感はありません。
ボディは加工した金属ボディによって擦り傷に強いです。プラチナ独自の技術スリップシール機構によって、1年間使わなくてもインクの乾燥が起きません。インクもカートリッジ交換のため、素早く補充できます。手入れがかんたんな万年筆です。
万年筆のおすすめブランド5選
「万年筆はとにかく種類も多く、なかなか選びきれない」という方も多いでしょう。今回は、特に人気の高い万年筆ブランド5つをピックアップしました。
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パイロット (PILOT)
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ペリカン (Pelikan)
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モンブラン (MONTBLANC)
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ツイスビー (TWSBI)
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セーラー (SAILOR)
①パイロット (PILOT)
「パイロット」は海外でも評価の高い国産の万年筆メーカー。万年筆を作り始めて約100年という長い歴史を持つブランドです。
パイロットの特徴はとにかく種類が多いこと!ペン先・本体・シリーズ・インクすべてにおいて種類が豊富なので、自分好みにカスタマイズした万年筆を手に入れられます。
高級〜プチプラまで、価格帯が広いのもうれしいポイント!。自分好みの万年筆を追求したい方におすすめです。
②ペリカン (Pelikan)
:高級万年筆の王道*といえば、スイスの老舗ブランド「ペリカン」。特に、ペリカンの代表的な万年筆スーベレーンが有名です。
高級感がありながらも実用性を重視した作りの万年筆が多く、価格帯は全体的に少し高め。ペン先のメンテナンスのしやすさやインク量のため、吸入式にこだわった万年筆が多いのも特徴です。
長く大切に使える万年筆が欲しい方や、王道のブランドに憧れる方におすすめのブランドです。
③モンブラン (MONTBLANC)
デザイン性の高さと書き心地のよさから筆記具の最高峰とも言われる「モンブラン」。持っているだけで一目置かれる憧れの万年筆ブランドです。
特に有名なのは、国の契約や調印式でも使われている万年筆の最高峰「マイスターシュテュック」。他にも、現代的なものから伝統的なものまで、個性的でデザイン性の高い万年筆が多いのが特徴です。
価格帯は50,000円前後〜と高級万年筆が多いですが、なめらかで馴染みやすい書き心地から万年筆初心者の方にも大人気。
万年筆でステータスを感じたい人や、一生モノの万年筆が欲しい方におすすめのブランドです。
④ツイスビー (TWSBI)
「ツイスビー」は台湾の筆記用具ブランド。比較的新しいブランドながら、数千円〜という手ごろな価格帯と書きやすさで評判が高まっています。
ツイスビーは、中に入れたインクの色を見て楽しめるスケルトンボディーの万年筆が人気。また、ペン先がステンレスなので万年筆初心者の方も使いやすいのも大きな特徴です。
現代的でスタイリッシュなデザインが好みの方や、万年筆デビューに特におすすめのブランドです。
⑤セーラー (SAILOR)
国産の万年筆ブランドの中でも、クオリティの高さで飛び抜けているのが「セーラー」。とにかく書き味にこだわり、ペン先は熟練の職人が手作業で作っているので書き心地の良さに定評があります。
ペン先はトメ・ハネ・ハライがきれいにキマるように作られていて、より美しく日本語を書くことができるのが特徴です。また、自分の好きな色を作ることができるインク工房やコラボ万年筆など、ユニークな万年筆用品を数多く揃えています。
ペン先にこだわりたい方や日本語をきれいに書きたい方など、ちょっとマニアックな要求に応えて欲しい方におすすめのブランドです。
自分にあった万年筆を選ぼう!
自分好みの万年筆は見つかりましたか?万年筆はたくさん種類があるので、どんなときに・どんなふうに使いたいかまで考えて購入するのがおすすめです。
万年筆はペン先や持ちやすさ、書き心地など、こだわればキリがないほど奥が深い文房具。選び方のポイントを押さえて、じっくり自分好みの一本を探してみてください!
金製はインクに対しての耐久性も高いため、長年に渡って使えるのも特徴です。