不動産クラウドファンディングおすすめサイト10選!仕組みやサイトの選び方も解説
1口1万円から不動産投資ができる「不動産クラウドファンディング」は、現在注目を集める不動産投資サービスです。
少額で不動産投資ができる魅力的な不動産クラウドファンディングですが、利用するのであれば、人気の高いサイトの方が安心できるでしょう。
今回は、不動産クラウドファンディングおすすめサイト10選について紹介します。
また、不動産クラウドファンディングの仕組みや、サイトの選び方も詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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不動産クラウドファンディングの仕組み
不動産クラウドファンティングとは、運営事業者を通して不動産投資ができるサービスです。
運営事業者が、物件への投資を目的としたファンドを組成し、ユーザーが応募期間中に応募し、成立すると運用がスタートされます。
運営事業者は集めた資金を元に不動産を購入・運用をし、投資家たちに収益が分配される仕組みとなります。
不動産クラウドファンティングは主に以下の3種類に分けられます。
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匿名組合型・・・事業者と匿名契約をする。運用・管理は運営事業者が担い、投資家は出資割合に応じた分配金を受け取れる
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任意組合型・・・不動産を複数の投資家で共同所有(組合)し、運営事業者は業務執行をする。また、投資家は不動産の所有権を持つ
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賃貸型・・・事業者と賃貸借契約をする。運用・管理を運営事業者に任せながら、投資家は賃貸収入を得られる
それぞれの不動産投資サービスとの違い

不動産クラウドファンティングと、そのほかの不動産投資サービスはどのような違いがあるのか疑問を持つ方も多いでしょう。
本項目では、以下2つの不動産サービスの特徴をまとめています。
不動産クラウドファンティングとどのような違いがあるのか、確認してみてください。
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REIT(不動産投資信託)
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ソーシャルレンディング
REIT(不動産投資信託)
REIT(不動産投資信託)は、投資家から集めた資金でオフィスブルやホテルなどの不動産運用を行います。
不動産クラウドファンティングは1つの物件に投資するのに対し、REITは分散投資できる特徴があります。
しかし、不動産クラウドファンティングのように物件を自ら選べるわけではなく、すでに運用されている物件に投資する形となります。
また、REITの多くは証券取引所に上場されているので、取引時間内であれば好きなタイミングで売ることができます。
利回りの目安は3~5%です。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは事業者と投資家のパイプになる融資仲介サービスです。
投資家は銀行の様に事業者に資金を貸し、利息と元本を得られる仕組みとなります。
しかし、融資先の貸し倒れにより貸した資金が戻ってこない可能性もあるため、ハイリスクともいえます。
利回りの目安は2~10%です。
不動産クラウドファンディングサイトの選び方
不動産クラウドファンティングサイトの選び方のポイントは以下のとおりです。
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年間の新規案件数・募集口数が多いか
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劣後出資の割合が高い案件が多いか
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想定利回り4%以上の案件はリターンが狙える
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運営会社の上場・資本金・不動産業の実績が豊富か
ここからそれぞれのポイントについて、1つずつ詳しく解説していきます。
年間の新規案件数・募集口数が多いか
年間の新規案件数や募集口数が多い不動産クラウドファンディングサイトを選ぶことで、より多くの選択肢からファンドを選ぶことができます。
不動産クラウドファンディングは、人気の高い案件ファンドは先着順や抽選で投資できるか決まります。
応募したファンドに必ず投資できるわけではないので、少しでも募集数の多い不動産クラウドファンディングサイトを選び、ファンドのチャンスを増やすことが大切です。
劣後出資の割合が高い案件が多いか
劣後出資の割合が高い案件が多い不動産クラウドファンディングサイトだと、元本割れのリスクを軽減できます。
優先劣後出資方式の案件は、該当不動産の価格が下落した場合、先に劣後出資者の事業者が損失を負担します。
【例】物件価格1億円 優先劣後割合 6(投資家):4(事業者)
投資家:6,000万円
事業者:4,000万円
上記のケースの場合、事業者の出資額4,000万円以内の下落であれば、投資家は元本割れしない仕組みです。
そのため、少しでも投資リスクを軽減させたいのであれば、優先劣後出資を取り扱う不動産クラウドファンディングサイトを選びましょう。
想定利回り4%以上の案件はリターンが狙える
不動産クラウドファンディングの平均利回りは、約4%程度だといわれています。
そのため、想定利回り4%以上の案件を多く取り扱う不動産クラウドファンディングサイトだと、大きなリターンを狙うことができます。
しかし、想定利回りは該当物件が満室の場合を想定した数値です。
当然、空きがある状態では想定利回りよりも低い利回りになってしまうので、想定利回りだけを重視してファンドを選ぶことは危険です。
また、中古物件は新築物件よりも価格が安いため、高い想定利回りが提示されています。
しかし、中古物件は新築物件よりも人気がない可能性が高いので、空室がある状態が生まれやすいです。
そのため、あくまでも想定利回りは一つの判断材料にして、ファンドを選んでください。
運営会社の上場・資本金・不動産業の実績が豊富か
運営会社が上場しており、資本金・不動産業実績が豊富で、信頼できるかも重要な選ぶポイントです。
万が一、運営会社が倒産してしまうと、投資家の出資金も債務整理の対象となり、元本割れとなってしまいます。
そのため、資本金がある程度ある運営会社かどうかもしっかりチェックしておきましょう。
また、不動産業の実績が豊富な運営会社だと、信頼性の高い案件を取り扱っているため、リスクを軽減できます。
運営会社の信頼性は、上場しているのか、資本金・不動産業の実績数で判断すると、質の高い案件に応募することができます。
不動産クラウドファンディングは複数サイトを利用したほうがいい!
不動産クラウドファンディングは、応募したら必ず投資できるわけではありません。
そのため、質の高い案件に投資したい場合は、複数の不動産クラウドファンディングサイトを利用することがおすすめです。
また、投資先(不動産クラウドファンディングサイト)を複数にすることで、リスクを分散することもできます。
1つの投資先に100%投資してしまうと、万が一その運営会社が倒産したときに大損害となります。
そのような事態を回避するためにも、複数の不動産クラウドファンディングサイトを利用するようにしましょう。
おすすめ不動産クラウドファンディングサイト10選
おすすめの不動産クラウドファンディングサイト10選を紹介します。
・年間の新規案件数・募集口数の多さ
・劣後出資の割合が高い案件の多さ
以上の観点から、おすすめの不動産クラウドファンティングサイトを厳選してピックアップしたので、気になるサイトを探してみてください。
LEVECHY

出典: LEVECHY公式サイト
LEVECHYは、「不動産特定共同事業法第3号および第4号」の許可を取得し、実際にファンドの運用を行っている、国内でも数少ない事業者の一つです。
これにより、SPC(特別目的会社)を活用した倒産隔離スキームの採用が可能となり、投資家の資産の保護を図っています。
また、投資家の未投資資金を銀行口座に保管する信託保全や、優先劣後構造を採用しているなど、投資家の資産を守るシステムを多数採用しています。
CREAL

出典: CREALの公式サイト
CREALは、保育園や学校など社会貢献度の高いファンドを豊富に取り扱う不動産クラウドファンディングサイトです。
保育園・学校・物流施設など、個人では投資する機会が中々ない不動産のファンドを取り扱うため、社会貢献もしながら不動産投資もしてみたい方におすすめとなります。
マスターリース契約を取り扱うため、空室が出た場合でも一定の賃料収入が補償されます。
また、未投資資⾦は銀行口座への分別管理を実施しているため、万が一の際も投資家の資本金は守られます。
COZUCHI
COZUCHIは、短期運用型と中長期運用型の2種類を扱う不動産クラウドファンディングです。
短期運用型は約3ヶ月~3年で収益獲得を狙うサービスで、1口1万円から投資可能です。想定利回りの上振れが期待でき、いつでも換金できる点が魅力となります。
中長期運用型は約3年~10年で収益獲得を狙うサービスで、1口10万円から投資可能です。毎月の配当と売却益
が期待でき、手数料無料でいつでも換金できる点が魅力となります。
TECROWD

出典: TECROWD公式サイト
TECROWDは、海外投資ができる不動産クラウドファンディングサイトです。
TECROWDは海外の開発実績を多く持ち、マーケットを熟知しているため、組成するファンドは信頼度が高いです。
海外の不動産投資に興味があるけど、どこの不動産を選べばよいか分からない方は、TECROWDを検討するとよいでしょう。
海外の不動産クラウドファンディングですが、取引のすべてを円建てで契約するため、為替変動リスクをヘッジできる点も魅力です。
利回りくん

出典: 根回りくん公式サイト
利回りくんは、株式会社シーラ(上場企業グループ)が運営する不動産クラウドファンディングサイトです。
平均利回りは4.4%で、これまでの元割件数は0件の信頼できる運営会社となります。
利回りくんコインという制度があり、3年以上の運用ファンドに応募すると、出資額の0.5%に相当する利回りくんコインが貯まります。
1コイン1円で、100コインから使うことができ、定期的に開催されるキャンペーンなどでもコインがゲットできるようなっています。
会員登録し、初めての投資で楽天ポイントが1,000ポイントプレゼントされる嬉しいサービスも用意されています。
利回り不動産

出典: 根回り不動産公式サイト
利回り不動産は、不動産会社が運営する不動産クラウドファンディングサイトです。
空室リスクをヘッジできるマスターリース契約と優先劣後出とを採用しているため、償還実績100%が実現できています。
また、5.5~8%の高い利回りを期待できる点も魅力です。
ワイズコインというポイントが貯まるサービスも取り扱われており、不動産投資や口座開設時にワンズコインが貯まり、1ポイント1円で投資に充当できます。
2,000円ワンズコインが貯まると、1ワンズコイン:0.5円でAmazonギフト券に交換も可能です。
Rimple

出典: Rimple公式サイト
Rimpleは、プロパティエージェント(東証プライム上場グループ企業)が運営する不動産クラウドファンディングです。
元本保証はないものの物件が担保になり、優先劣後方式を採用しているため、大幅な元本割れが起きる可能性はかなり少なくなっています。
また、他社のポイントをリアルエステートコインに交換し投資できるサービスも取り扱っています。
リアルエステートコインは出資後に自動的に現金化できるようになっています。
FUNDI

出典: FUNDI公式サイト
FUNDIは、10%以上の高い利回りのファンドを取り扱う不動産クラウドファンディングサイトです。
各種手数料が無料で、換金時に迅速に配当が支払われる点が支持されています。
また、可能な限り月2本以上のペースでファンド組成していくため、投資のチャンスがたくさん欲しい方は定期的に見ておくとよいサイトといえるでしょう。
TSON FUNDING
TSON FUNDINGは、東証上場企業は運営する不動産クラウドファンディングサイトです。
匿名組合型ファンドと任意組合型ファンドの2種類のサービスを取り扱っています。
運用期間が6か月~1年の匿名組合型ファンドは、優先劣後システムによるリスク軽減でき、短期で投資ができる特徴があります。
運用期間が3年以上からの任意組合型ファンドは、贈与や相続対策に有効で、長期運用なので管理が楽である特徴があります。
また、独自の不動産AIを活用したマーケティングシステムがあるため、豊富なデータをもとに市場価値を的確に見分ける強みもあります。
GALA FUNDING
GALA FUNDINGは、FJネクストグループが運営する不動産クラウドファンディングです。
創業40年以上のFJネクストグループの豊富な実績とノウハウを駆使し、投資物件を選定しているため、信頼度が高いです。
また、入居率約99%の物件を対象としているので、空室リスクを懸念する方も利用しやすい不動産クラウドファンディングサイトといえます。
優先劣後方式も採用することで、元割れリスクも軽減されています。
不動産クラウドファンディングのメリット
不動産クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。
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少額で投資できる
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リスクが軽減される
各メリットについて、1つずつ詳しく解説していきます。
少額で投資できる
不動産クラウドファンディングは、1口1万円からの少額で不動産投資ができます。
そのため、投資初心者の方でも不動産投資ができる点は大きなメリットでしょう。
しかし、投資額が少ないということは、利益も少なくなります。
まずは少額で不動産投資を試してみたいという方にはぴったりの投資だといえます。
リスクが軽減される
不動産クラウドファンディングは、優先劣後方式の案件に投資することや、投資先を分散させることで、元割れのリスクを軽減することができます。
また、上場した運営会社で、資本金・不動産業の実績が豊富だと、倒産による元割れのリスクも軽減することもできます。
このように、不動産クラウドファンディングは、ポイントを抑えることで、元割れのリスクがある程度軽減される点がメリットでしょう。
不動産クラウドファンディングのデメリット
不動産クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。
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元本は保証されない
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人気な案件は必ず出資できるわけではない
ここからそれぞれのデメリットについて、1つずつ詳しく解説していきます。
元本は保証されない
不動産クラウドファンディングはポイントを抑えることでリスクが軽減されますが、元本の保証はありません。
優先劣後方式でも、事業者の出資額を上回る下落が起きると、投資家にも損害が発生します。
また、運営会社が倒産してしまうと、投資家も元割れしてしまいます。
元割れを防ぐには、安定した信頼できる運営会社を複数選択し投資先を分散させることと、優先劣後方式で需要の高い物件に投資することが大切です。
人気な案件は必ず出資できるわけではない
実際に不動産クラウドファンディングサイトを見ていただくと分かるのですが、取扱い案件が無限にあるわけではありません。
そのため、人気のファンドは抽選や先着順で決まるため、気になった案件に必ず出資できるわけではないのです。
まずは気に入ったファンドに出資することが第一関門となるので、複数の不動産クラウドファンディングサイトで案件を定期的にチェックしておくことが大切です。
不動産クラウドファンディングに関するQ&A
不動産クラウドファンディングに関するよくある質問は以下のとおりです。
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不動産クラウドファンディングはなぜ儲かるのですか?
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不動産クラウドファンディングのメリット・デメリットは?
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不動産クラウドファンディングで還付金はいくらですか?
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不動産クラウドファンディングでどのくらい稼げますか?
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不動産クラウドファンディングで元本割れとは?
各質問を詳しく解説していきます。
不動産クラウドファンディングはなぜ儲かるのですか?
不動産クラウドファンディングは、少額で投資できますし、複数人の投資家たちで出資するため、低リスクで利益を生み出すことが可能です。
また、投資先を分散させるなどリスクを軽減させるポイントを抑えることで、低リスクで投資できます。
そのため、初心者におすすめの投資といえるのです。
不動産クラウドファンディングのメリット・デメリットは?
不動産クラウドファンディングのメリット・デメリットは以下のとおりです。
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少額で投資できる
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リスクが軽減される
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元本は保証されない
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人気な案件は必ず出資できるわけではない
不動産クラウドファンディングは少額で投資でき、ポイントを抑えることでリスクも軽減しやすく、初心者も手が出しやすいことがメリットとなります。
一方で、いくらリスクが軽減できるからといっても、元本は保証されているわけではないので、リスクが0ではないです。
また、案件数がそこまで多くないため、人気の案件はすぐに埋まってしまい、気になる案件に必ず投資できるわけでもありません。
不動産クラウドファンディングで還付金はいくらですか?
不動産クラウドファンディングの利益は、すでに源泉徴収されていることもあります。
その場合は、確定申告をすることで還付金が返ってくることもあるのです。
また、不動産クラウドファンディングは所得税と住民税が発生するため、必ず確定申告をするようにしましょう。
不動産クラウドファンディングでどのくらい稼げますか?
不動産クラウドファンディングの平均利回り4%で計算すると、100万出資した場合、年間4万円ほどの利益を得ることができます。
ここで注意したいポイントは、想定利回りを鵜呑みにしすぎないことです。
想定利回りを鵜呑みにし、1つの投資先に大きな額を投資してしまうと、想定利回り以下だった場合や、下落した場合にリスクが高くなります。
不動産クラウドファンディングで元本割れとは?
不動産クラウドファンディングでの元本割れとは、運用終了時に償還される額と、運用中で得た利益の合計が、出資金額よりも少なかった場合を指します。
不動産クラウドファンディングはリスクが少ない不動産投資ではありますが、元本の保証はないので、投資先やファンドを選ぶときや投資方法には十分注意しましょう。
まとめ:複数のおすすめサイトで不動産クラウドファンディングに挑戦しよう!
本記事は、不動産クラウドファンディングのおすすめサイトや、選び方について紹介しました。
不動産クラウドファンディングは1口1万円から不動産投資ができる初心者におすすめのサービスです。
複数サイトを利用し投資先を分散させたり、優先劣後方式の案件に投資することで元割れのリスクを軽減させることができます。
しかし、いくらリスクの少ない不動産投資だとしても、元本の保証はないので、案件や不動産クラウドファンディングサイトは慎重に選んでください。
また、不動産クラウドファンディングの仕組みやリスク・デメリットもしっかり理解したうえで、投資をするようにしましょう。