【2024年版】尿石除去剤のおすすめ人気ランキング10選|把握すべき注意点も解説
トイレ掃除の際に厄介なのが、頑固な尿石汚れ。悪臭の原因になるだけでなく、見た目も汚くて、掃除も憂鬱ですよね。そんなときに役立つのが尿石除去剤です。
しかし、いざ選ぶとなっても尿石除去剤はスプレーや置き型、洗浄力が高いものなど様々です。そこで本記事ではおすすめの尿石除去剤ランキングだけでなく、選び方、使い方までご紹介します。
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水では洗い流せない汚れが見えたら尿石汚れを疑おう
尿石とは、尿に含まれているたんぱく質やカルシウムなどが化学反応を起こし石化した頑固な汚れです。尿石は、トイレの悪臭の原因になるだけではなく、最悪の場合は配水管を詰まらせることも。
そんな厄介な尿石ですが、一度トイレに付着してしまうとブラシでこすったり、水を流したりする程度では簡単には除去できないうえに、放置してしまうと尿石の付着範囲が広がってしまいます。
そのため、可能な限り早く尿石の除去を心がけましょう。
尿石除去剤は強力な酸性洗剤
尿石除去剤とは、アルカリ性である尿石の汚れを溶かす腐食性のある酸性洗剤のことです。
トイレの掃除を頻繁に行っている方は洗浄力があまり高くない中性洗剤で十分ですが、尿石ができてしまった場合は、尿石除去剤を使う必要があります。
ただし、尿石除去剤は強力な酸性なので危険です。使用時には必ずビニール手袋や保護メガネなどを装着してから使うようにしましょう。
洗剤を使うときの注意点について記載されているので、併せて参考にしてください。
尿石除去剤の4つの選び方
ここではまず、尿石除去剤の4つの選び方を紹介します。
- ジェル・液体・置き型の中から目的に合うタイプを選ぼう
- 細かい汚れを落としたいならノズル式
- 環境に優しいものがいいならクエン酸配合
- 悪臭予防もしたいなら香りつきタイプ
それぞれを詳しく解説します。
①目的に合うのはどのタイプ?|ジェル・液体・置き型
尿石除去剤には、「ジェルタイプ」「液体タイプ」「置き型タイプ」の3種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自分が扱いやすいものを選びましょう!
手間をかけたくないなら「ジェルタイプ」
ジェルタイプは、洗剤をかけてから30分以上放置しないといけませんが、簡単に尿石が落ちるので手間が減るのが魅力。
チューブタイプとスプレータイプがあり、どちらも尿石がある所にピンポイントでジェルをかけることができます。
ブラシでしっかりこするなどの手間が面倒な方におすすめです。
時間をかけたくないなら「液体タイプ」
液体タイプは、ジェルタイプほど時間をかけなくても汚れが落とせるのが特徴です。
尿石除去剤をかけてから2~3分ほどで尿石に浸透するので、あとはブラシでこするだけで綺麗に尿石を落とすことができます。
時間がない方や、ささっとトイレの掃除を終わらせたい方におすすめです。
尿石ができる前なら「置き型タイプ」
置き型タイプの尿石除去剤は、主に尿石が付着するのを防ぐ目的で使うものです。目皿の上に置くだけで自然に尿石のもとを分解し、尿石ができるのを予防してくれます。
ただ、頑固な尿石や配水管などに詰まった尿石を除去するのには向いていないので、あくまでも尿石ができる前の予防策として使いましょう。
②細かい汚れを落としたいならノズル式
通常のものと比べ、ノズル式は押す際に力加減で量を調整しやすく、トイレのふち裏などピンポイントで狙い撃ちできるのがメリットです。
尿石に対して大量の尿石除去剤をかけてしまうと、トイレや配管を痛めてしまう可能性があります。
そういった点でも、必要な所に適量をかけられるノズル式は優れているのでおすすめです。
③環境に優しいものがいいならクエン酸配合
多くの尿石除去剤は強力な塩酸の除去剤が多いですが、中には環境や体に優しいクエン酸タイプの物があります。
塩酸タイプは、簡単に汚れが落とせるほど洗浄力が強いため楽に掃除ができますが、強力すぎるのでトイレや配管を傷める恐れがあります。
クエン酸タイプは弱酸性なので、塩酸に比べ刺激臭が少なく体や環境にも優しくなっています。また、トイレなども傷めにくいので、長い目で見ればクエン酸タイプで除去した方がいいでしょう。
④悪臭予防もしたいなら香りつきタイプ
尿石除去剤の中には、トイレの悪臭や尿石除去剤自体の臭いを軽減する商品もあります。
尿石除去剤は、基本的に臭いがキツイ物が多く、掃除後もしばらく臭いが残るものもあるので、臭いが気になる方は香り付きタイプや消臭タイプをチェックしてみましょう。
尿石除去剤おすすめランキング10選
ここからは、尿石除去剤のおすすめランキング10選を紹介します。
- 大日本除蟲菊 サンポール
- 和協産業 デオライトL
- ライオン トイレのルック除菌消臭EX
- レック 激落ちくん クエン酸 泡スプレー
- 旭化成 トイレクリーナー Frosch ラベンダー
- ecostore トイレクリーナー ユーカリ
- 花王 除菌洗浄 トイレハイター
- 茂木和哉 トイレ尿石落としジェル
- らくハピ いれるだけバブルーン トイレボウル
- ジョンソン スクラビングバブル トイレスタンプ
それぞれを詳しく解説していきます。
大日本除蟲菊 サンポール
大日本除蟲菊「サンポール」は、便器のふちの裏まで掃除しやすい「スミズミノズル」を採用しています。清潔感のある爽やかな香りです。マイナスイオンと酸の相乗効果で、便器の尿石や黄ばみを化学分解しスッキリ落とします。
原液を薄めると、便器だけでなくトイレのタイルの黄ばみの清掃にも使用できます。グリーンの液なので、かけた場所がわかりやすいです。
和協産業 デオライトL
和協産業「デオライトL」は、尿石を溶かして頑固な汚れや悪臭を除去する洗浄剤です。高い洗浄力はそのままに、医薬用外劇物に指定されない配合で取扱いしやすくなりました。
容量は、家庭で使いやすい1Kgから業務用の5Kgまで様々です。ニオイが気になる人はデオライトSS。洗浄力の強さを求める人は、デオライトSPがおすすめです。
ライオン トイレのルック除菌消臭EX
ライオン「トイレのルック除菌消臭EX」は、便器の「ふちウラ」の尿石の汚れに、しっかり密着する粘度の高い液が特長です。99%の除菌力で、トイレを清潔に保ちます。
ボトルの形状は、ふちウラまで液がしっかり届く「ロングネックボトル」です。横向きノズルで奥まで洗浄液が届きます。トイレの嫌なニオイを消臭する、爽やかなフレッシュハーブの香りです。
レック 激落ちくん クエン酸 泡スプレー
レック「激落ちくん クエン酸 泡スプレー」は、人にも環境にも優しいクエン酸の洗浄剤です。トイレのアンモニア臭などアルカリ性のニオイの消臭効果もあります。シンク周りの水垢や、浴室の壁面の掃除にもおすすめです。
除菌剤入りで、掃除の最後にトイレブラシも除菌できます。トイレの汚れにしっかり密着する泡タイプです。
旭化成 トイレクリーナー Frosch ラベンダー
旭化成ホームプロダクツ「トイレクリーナー ラベンダー」は、クエン酸タイプの洗浄剤で、塩素ガスが発生する心配がありません。環境に配慮した配合で、4週間後に約95%以上が水と二酸化炭素に分解されて自然に還ります。
環境に配慮したボトルは、100%リサイクルPETです。天然のラベンダーエキスの香りが、トイレに広がります。
ecostore(エコストア) トイレクリーナー ユーカリ
ecostore(エコストア) 「トイレクリーナー ユーカリ」は、クエン酸が尿石を溶かして汚れをしっかり洗浄します。爽やかなユーカリの香りが広がるので、クリーナー特有のツンとしたニオイが苦手な人にもおすすめです。
便器に沿う角度のノズルで、ふちウラまで洗浄液がしっかり届きます。お洒落なボトルは、掃除後もそのままトイレに置いておきたくなるデザインです。
花王 除菌洗浄 トイレハイター
花王「除菌洗浄 トイレハイター」は、便器の黒ずみ・黄ばみ汚れを、すっきり洗浄する「こすらず落ちるジェル」が特長です。さかさノズルで、ブラシの届きにくいふちウラの隅々まで、ジェルが届きます。
洗浄剤をかけて3分後に、擦らず水で流すだけなので、時短で手間いらずです。バイ菌やニオイも除去する99%除菌効果で、清潔なトイレを保ちます。
茂木和哉 トイレ尿石落としジェル
茂木和哉「トイレ尿石落としジェル」は、3つの酸の力で頑固な尿石も溶かして除去します。洗剤のエキスパートである「茂木和哉」が開発したトイレ洗浄剤です。
先細ノズルがふちウラに入り込むので、奥までしっかり届きます。汚れにしっかり密着する、粘度の高いジェルタイプです。
らくハピ いれるだけバブルーン トイレボウル
らくハピ「いれるだけバブルーン トイレボウル 」は、入れるだけでモコモコ泡が発生し、トイレのふちまで洗浄します。弱酸性で日常のトレイ掃除や尿石予防におすすめです。
使い方は、バブル―ンをトレイボウルに入れて30分後に流すだけ。ブラシの届かない奥の排水管まで洗浄して、トイレを清潔に保ちます。
ジョンソン スクラビングバブル トイレスタンプ
ジョンソン「スクラビングバブル トイレスタンプ」は、水を流すたびにピカピカにするスタンプタイプの洗浄剤です。一回のスタンプで12日間きれいが続きます。
マラゴニー効果により、トイレの水を流すたびに濃縮ジェルから洗浄・防汚成分が溶け出す仕組みです。タンクの有り無しに関わらず、スタンプひと押しでトイレ掃除が完了します。
尿石除去剤の効果的な使い方
ここからは、効果的な尿石除去剤の使い方をご紹介します。
- 便器全体にトイレットペーパーを敷き詰める
- 尿石除去剤をかける
- こすり洗い
- 水で流す
基本的には尿石にかけて使うだけですが、ひと手間でもっと効果的に使うことができます。参考にして頑固な尿石をしっかりと除去しましょう!
①便器全体にトイレットペーパーを敷き詰める
尿石除去剤をかける前にトイレのふちなど尿石を除去したい所へ1~2枚ほどトイレットペーパーを敷き詰めましょう。
トイレットペーパーを使うことにより、尿石除去剤が尿石へしっかりと付着するのでより効果がでます。
②尿石除去剤をかける
敷き詰めたトイレットペーパーの上から、尿石除去剤が染みわたるまで液体をかけます。
尿石除去剤をかけたら数分待ちましょう。
③こすり洗い
数分経ったら、ふちから中心の水たまり部分に向かって、トイレットペーパーの上から擦って洗います。
それでも尿石が残っていた場合は、さらにブラシをつかって軽く擦って尿石を落としましょう。
④水で流す
ブラシで擦り終わったら水を流して終了です。
長年の蓄積でできた頑固な尿石は、一度の掃除で完全に除去できない可能性があるので、再度同じ手順で掃除をしましょう。
尿石除去剤を使う際の4つの注意点
頑固な尿石を除去できる便利な尿石除去剤ですが、強力な酸性のものが多く、使う際は注意が必要です。下記で紹介する4つの点に気を付け、安全に利用していきましょう。
- 皮膚や目に洗剤がつかないようにする
- 長時間のつけ置きはNG
- 【危険!】塩素性洗剤とは混ぜないこと
- 必ず換気しながら作業しよう
それぞれを詳しく解説します。
①皮膚や目に洗剤がつかないようにする
尿石除去剤を使用する際は、必ずマスク・保護メガネ・ビニール手袋等を装着しましょう。
尿石除去剤は強力な酸性の商品が多く、皮膚や目についてしまうと皮膚を溶かしたり失明する恐れがあり大変危険です。
万が一皮膚や目に尿石除去剤が付いた場合は、可能な限り早く流水で15分以上洗い流しましょう。念のために、皮膚や目に異常がなくても病院に行くことをおすすめします。
万が一皮膚や目に尿石除去剤が付いたら、可能な限り早く、流水で15分以上洗い流しましょう。念のために、皮膚や目に異常がなくても病院に行ってくださいね。
②長時間の洗剤のつけ置きはNG
頑固な尿石を除去するために規定より長時間付けてしまうと、トイレ器具やコーティングなどを傷める可能性があるので注意が必要です。
長年放置してできてしまった尿石は一度の掃除で落ちない場合があります。そういった場合は、数回に分けて掃除をし徐々に尿石を除去しましょう。トイレの負担も減るのでおすすめです。
③【危険!】塩素性洗剤とは混ぜないこと
尿石除去剤は酸性タイプの物が多く、塩素系漂白剤と混ぜると有害なガスを発生します。時短をしたいからといって、黒ずみやカビを除去する洗剤と併用したりしないようにしましょう。
尿石以外の汚れを落とすために塩素系漂白剤を使いたいなら、尿石を落とす日とは別の日に使うようにしましょう。
④必ず換気しながら掃除しよう
尿石除去剤を使う際はしっかりと窓やドアを開け、風通しがいい状態にしてから使用しましょう。尿石除去剤には、尿石に反応すると強い臭いを発生する商品が多くあります。
どうしても臭いに敏感で気分が悪くなる方は、臭いが発生しない低臭タイプやソープの香りなど匂い付きの尿石除去剤をチェックしましょう!
頑固な尿石を未然に防ぐ3つの予防方法
尿石をせっかく掃除しても、また何度も同じ汚れがつくのかな……と思うと憂鬱ですよね。ここからは、頑固な尿石を未然に防ぐ3つの方法をご紹介します。
- こまめなトイレ掃除
- トイレ使用後は水をちゃんと流す
- 男性も座って排尿する
簡単な方法なので、ぜひ実践してみてくださいね!
①こまめなトイレ掃除
尿石を作らないために一番いい方法がこまめな掃除です。おすすめは、1週間に1回、トイレの全体を15分程度かけてしっかりと掃除すること。
こまめに掃除しないと、固まってしまってなかなか取れない黒住汚れなどがに発生する場合があります。そうなってしまっては、掃除により時間をかけなくてはいけなくなります。
尿石と黒ずみ汚れは別の洗剤を使って落とす必要があり、混ざると危険なため別々の日に掃除することになってしまいます。手間がかかって面倒ですよね。
忙しくてなかなか時間が取れない方は、目皿に置くタイプやスタンプタイプのトイレクリーナーを使って尿石を防ぎましょう!
②トイレ使用後は水をちゃんと流す
トイレを済ませたあとは必ず水を流すようにしましょう。
尿石の元となる尿が流れていないと着実に頑固な尿石ができてしまいます。
基本的に流し忘れはないと思いますが、トイレから出る前に、流れているか念のためにチェックしましょう!
③男性も座って排尿する
男性は座って排尿することにより頑固な尿石ができづらくなります。
立って排尿すると、尿がトイレのふち裏に跳ね返ってしまい頑固な尿石ができてしまいます。
ふち裏は尿石ができやすく、除去が大変なので、可能であれば座って排尿することをおすすめします。
どうしても尿石が落ちない場合の対処法は?
どうしても尿石を落としきれない場合は、サンドペーパーなどで尿石を擦って削る方法があります。
しかし、あくまで尿石を少し削って尿石除去剤を浸透させやすくするだけの処置なので、少し削ったら再び尿石除去剤で掃除しておきましょう。
誤ってトイレ本体を傷つけないよう、注意を払いつつ削ってください。
尿石除去剤でトイレを綺麗に保とう!
この記事では、尿石除去剤の選び方やおすすめの商品、使い方などを紹介しました。もちろん尿石ができないように気を付けることが重要ですが、できてしまった場合は尿石除去剤に頼りましょう。
尿石除去剤は高い洗浄力があるぶん、注意点も多い商品です。使う際はマスクやゴム手袋を忘れないようにしてくださいね。
そのぶん、こまめに掃除をする必要があるため、定期的に掃除ができるかどうかも考えて選びましょう。