プラチナカードの審査基準・難易度とは?通過のポイントや審査落ちの理由を解説
プラチナカードの審査基準や難易度を徹底解説します。審査の目安は、年収500万円前後で満20~30歳。審査通過のコツや申し込みでゲットできるプラチナカード、インビテーションを受けやすいカードも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
プラチナカードの審査基準を徹底解説!年収と年齢の基準を確認
気になるプラチナカードの審査基準は、大きく「年収」「年齢」の2つです。
- 年収の目安は400〜500万円
- 年齢の目安は満20〜30歳
ただしプラチナカードに限らず、クレジットカードの審査基準は公表されていません。さらに申込条件や審査基準は、カード会社によって異なります。また、審査は総合的に判断されるため、1つの目安として参考にしてくださいね。
それでは、年収・年齢それぞれを詳しく解説していきます。
目安となる年収は400~500万円
プラチナカードの審査基準は、平均年収400〜500万円と言われています。ただし、年収の幅はカード会社によってさまざま。一例として、年収の範囲を公式サイトからご紹介します。
- TRUST CLUBプラチナマスターカード:年収200万円以上
- JCBプラチナカード:年収300万円後半~500万円程度
年収200万円を下限の目安とするプラチナカードも。年収の下限が下がっている背景として、プラチナカードが以前よりも身近になっていることが挙げられます。
また、年収は金額の高さだけが見られているわけではありません。安定かつ継続的な収入が重要です。年収が高くなくとも、毎月一定の金額を得ている方であれば、十分に審査通過のチャンスがあるのです。
対象年齢の下限は満20~30歳
審査以前に、申込条件として年齢の下限を定めるプラチナカードがほとんどです。公表しているプラチナカードの一例を紹介します。
- 三井住友カード プラチナ:満30歳以上
- ANA Visaプラチナ プレミアムカード:満30歳以上
- アメックスプラチナカード:満20歳以上(学生不可)
30歳以上の申込条件を設けるプラチナカードがある一方、20歳以上で申込可能なプラチナカードも増えている状況です。プラチナカードをより身近にしたいカード会社が増えています。
学生の方がプラチナカードを持つことはなかなか厳しいですが、TRUST CLUBプラチナマスターカードのように「学生不可」の文言が明記されていないものもありますね。
年収・年齢以外にも!プラチナカードの審査で重視される3つのポイント
プラチナカードの審査では、年収と年齢のほかにも個人の属性と信用情報を見られます。審査条件は公表されていませんが、プラチナカードの審査で確認されることが多い項目を、紹介します。
- 就業状況:勤続年数・勤務先の経営状態・雇用形態など
- 住居の状況:世帯主・同居人数・賃貸の有無など
- 金融資産:現金貯金・証券・不動産など
今回はプラチナカードの審査基準として見られることの多い、「勤続年数」「勤務先」「信用情報」の3点を解説。プラチナカードの審査が気になる方や審査通過が不安な方は、自分が当てはまるかどうかぜひ確認してみてください。
①勤続年数は5年以上が望ましい
勤続年数は5年以上が審査に通りやすいと言われています。勤続年数は長いことに越したことはありません。
ごく稀に新卒1・2年目の方でも「プラチナカードに申し込んでみたら審査に通った」との声もあります。どうしてもプラチナカードが欲しい方は、申込条件の目安の年収と年齢が低いプラチナカードに申し込みましょう。
クレジットカード全般、最低6か月~1年は勤続年数が必要と言われています。プラチナカードは上位のステータスカード。5年の勤続年数が審査基準となっていてもおかしくはありません。カード会社は公表していないため、ひとつの指標として参考にしてください!
②勤務先は規模が大きく長く続いている企業が好ましい
サラリーマンの収入が安定しているかは、企業の信頼性と直結しているため、勤務先も審査で確認されます。
- 株式市場に上場している
- 経営年数が長い
- 従業員数が多い
- 営業売上や経常利益が右肩上がりである
勤務先の倒産や給与の未払いでクレジットカードの支払いが滞る心配がないか、カード会社は調査します。大きな会社に勤めている方が、審査には有利に働くのです。
③信用情報で金融事故がないか
信用情報とは、クレジットカードやローンを含めた契約・申し込み情報のこと。プラチナカードの審査では、信用情報に傷がないか、過去に金融事故を起こしていないかを見られます。
金融事故とは、具体的には以下の通りです。
- 長期に及ぶ支払いの延滞
- 契約違反・延滞による強制解約
- 支払いの延滞で保証会社が代わりに返済
- 債務整理(自己破産など)
個人の信用情報は、特定の情報機関で一括管理されています。プラチナカードの審査時に、カード会社に自分の信用情報が共有され、調査される仕組みです。
プラチナカードの審査にかかわらず、金融事故はクレジットカードすべての審査に影響します。「うっかり払い忘れた」では済まされません。日頃から延滞なく支払うようにしましょう。
プラチナカードの審査に落ちる理由3つ
「プラチナカードの審査落ちが不安」「プラチナカードの審査に落ちてしまった」という方に向けて、審査落ちの理由を解説します。
- 申込条件を満たしていない
- 複数枚のクレジットカードを一度に申し込んでいる
- ゴールドカードや一般カードを持っていない
今からプラチナカードを申し込む方やプラチナカードの審査に再挑戦する方は、あらかじめ審査落ちの理由を把握し、リスクを少しでも防ぎましょう。
①信用情報がプラチナカードの申込条件を満たしていない
申込条件を満たしていない場合、プラチナカードの審査落ちに繋がります。
基本的にプラチナカードの審査基準は非公開ですが、年収・年齢の条件が提示されているプラチナカードにて条件を満たしていない場合には、審査に落ちる可能性は非常に高いと言えます。
もちろん申込条件を満たしていたら全員が審査に通るわけではありません。また、プラチナカードの審査基準に加えて、カード会社特有の基準もあります。そのため、十分に基準を満たしているように見えてなかなか審査に通らないという方も。
②複数枚のクレジットカードを一度に申し込んでいる
プラチナカードに限らず、短期間で複数枚のクレジットカードを申し込むと、審査に落ちやすいと言われています。
なぜなら、「お金に困っているのではないか」「複数の入会特典だけを狙っているのではないか」を不審に思われてしまうため。申込履歴は個人の信用情報にあたり、信用機関に履歴が残るため、カード会社間で共有されています。
安易に短期間での複数枚の申し込みは控えましょう。
③ゴールドカードや一般カードを持っていない
クレジットカード初心者の方が、いきなりプラチナカードを申し込むと審査に落ちやすいと言えるでしょう。クレジットカードの利用実績がないと、プラチナカードの利用には相応しくないと判断されてしまうためです。
クレジットカードの利用が少ない方は、ゴールドカード・一般のクレジットカードを利用して、インビテーション(招待)を狙いましょう!
プラチナカードの審査に通る方法3つ
プラチナカードの審査基準と審査落ちの理由を紹介してきました。続いて、プラチナカードの審査に通る3つのコツをご紹介します。
- 信用情報を確認・修正する
- プラチナカードの申込期間を空ける
- 利用実績を積み重ねる
①信用情報機関に登録されている信用情報を確認・修正する
プラチナカードの審査の前に、自分の信用情報を確認しましょう。信用情報機関とは、金融機関・カード会社を含めた多数の加盟店同士で、個人の信用情報を共有しあえる団体のことです。
具体的には以下の3つがあります。
- CIC:株式会社シー・アイ・シー
- KSC:全国銀行個人信用情報センター
- JICC:株式会社日本信用情報機構
信用情報の確認は、インターネットまたは郵送で可能。なお、手数料として1,000円程度がかかります。登録情報に誤りがあれば、問い合わせを行い、訂正・削除を依頼しましょう。
金融事故を起こして「ブラックリスト」に入ってしまった場合は、削除できません。信用情報の更新については次の章で紹介しますね。
②プラチナカードの申込期間を空ける
多重申込や金融事故を起こしてしまった場合は、期間を空けましょう。信用情報の履歴は一定期間しか残らないためです。具体的には、以下を目安にしてください。
- 多重申込:クレジットカードを1枚申し込んでから、6か月以上
- 金融事故:金融事故を起こしてから、5年以上
期間を空けた後も、プラチナカードなどレベルの高いカードにむやみに申し込むよりも、比較的審査難易度が低いクレジットカードから利用するのがおすすめ。まずは一般カードから申し込みましょう。
③利用実績(クレジットヒストリー)を積み重ねる
利用実績(クレジットヒストリー)とは、クレジットカードの利用履歴のことです。例えばゴールドカードで滞りなく利用実績を積み重ねると、カード会社からプラチナカードへ招待されることがあります。
招待のことをインビテーションといい、プラチナカードの審査に通るための確実な方法です。
利用実績の目安は年間100万円。プラチナカードがあるクレジットカードを集中的に利用して、インビテーションを狙いましょう!
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インビテーションを目指しやすい!プラチナカードがあるゴールドカードを紹介
確実にプラチナカードを手に入れたい方は、インビテーションを狙いましょう。インビテーションを受け取りたい方必見、おすすめのゴールドカードを3枚紹介します。
ダイナースカードは聞きなじみがない方が多いかもしれませんが、Amexに次ぐ世界的な国際ブランドです。JCBの取り扱い店舗でも使えます。
どのプラチナカードが欲しいのか、そのためにゴールドカードにはどんな特典を求めるのかを考えてゴールドカードに申し込みましょう。
ダイナースクラブカード 公式サイト
楽天プレミアムカード 公式サイト
インビテーションがなくても審査に通りやすいプラチナカードを紹介
手っ取り早くプラチナカードが欲しい方は、申し込みでゲットできるプラチナカードを狙いましょう。インビテーションがなくても審査通過で手に入るプラチナカードは、以下の3枚です。
特に、TRUST CLUB プラチナマスターカードは、プラチナカードでも年会費・還元率が群を抜いてお得です。審査難易度も低めなので、利用してはいかがでしょうか。
プラチナカードの審査の年収基準は400〜500万円!不安な人はインビテーションを狙おう
プラチナカードの審査について解説しました。プラチナカードの審査では、年収・年齢はもちろん、信用情報をはじめ多くの情報を確認されます。
審査落ちが不安な方は、ゴールドカードなどで利用実績を積み重ねてインビテーションを狙いましょう。
念押ししますが、審査は年収単体ではなく、ほかの個人属性や他社の借入状況とあわせて総合的に判断されます。そのため、「年収が低いから、プラチナカードをあきらめる」のは時期尚早ですよ!