個人事業主におすすめのクレジットカード9選!選び方〜メリットまで全て解説
個人事業主の方がクレジットカードを作る場合、個人カードではなく、法人カードを作るのがおすすめです。当記事では、個人事業主におすすめのクレジットカードの紹介から、カードの選び方・審査通過のためのポイントなど、気になる点を解説します。
個人事業主は法人カードを作るのがおすすめ!
個人事業主は法人格が無くても法人カードを所有できるため、個人事業主がクレジットカードを作る際は、法人カードを作るのがおすすめ。
法人カードは事業の経営をサポートしてくれる、ビジネスに必要な機能が充実しています。
法人カードと個人カードの違い
法人カードと個人カードの違いは、大きく分けて3つ。
特に大きな違いはビジネス向け付帯サービスです。
経費の削減に役立つ優待、ビジネス向けのWebサービスの利用、国内・海外への出張などさまざまな場面で優待特典を利用できます。
個人事業主におすすめのクレジットカード9選
ここからは、個人事業主におすすめの法人クレジットカードを6枚、個人カードを3枚をご紹介します。
仕事用として法人カードを活用し、個人の支出や家計簿をつけるなら個人カードに分けて使うと管理しやすくなるので、おすすめです。
▼おすすめの個人カード3選を一足先にチェック!
個人事業主におすすめの法人カード6選
まずは、個人事業主におすすめの法人カード6枚を紹介します。
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- ダイナースクラブビジネスカード
- NTTファイナンスBizカードレギュラー
法人カードの多くは会計ソフトと連携可能で、利用明細を自動でシステムに反映し、仕訳までしてくれます。
そのため経理作業の負担を軽減するメリットがあります。カードの詳細について順番に説明しますね。
①アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
最初のおすすめ法人カードは、持っているだけでステータスを示せる人気の「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」。
利用代金に対して常に1.0%のポイントが受け取れる上に、オンラインサービスを使うとリボ払いにも変更でき、資金繰りにも役立ちます。
クラウド会計ソフト「freee」と連携可能のため、支払いの履歴と帳簿を紐づられるのも大きな特徴ですね。
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②三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費無料のおすすめの法人カード。一般カードでありながら、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯し、海外へ出張する人にぴったり。
三井住友カード ビジネスオーナズの利用可能枠は、最大500万円※で、ゴールドカードレベルで利用できるのもメリットのひとつです。
※所定の審査がございます。
さらにビジネスカード初のナンバーレス仕様となっており、カード情報を盗み見される心配もありません。
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③セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費無料のビジネス用カードです。
ヤフービジネスサービス・クラウドワークス・アマゾンウェブサービスなど、特定のサイトでカードを利用すると、通常の4倍のポイントが付与されます。
申し込みには登記簿謄本や決算書は必要なく、代表者の本人確認書類と口座情報があれば、申し込み可能です。
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④アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードも、おすすめ法人カードの1つ。券面はスタイリッシュなメタル素材を採用しており、スマートなビジネスライフが実現できますね。
こうステータスの法人カードとあって、以下のような豪華特典があります。
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レストラン優待
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オフィス用品のキャッシュバック
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全国300ヶ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースを10%オフで利用可能
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京都特別観光ラウンジの利用可能
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etc......
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、接待での活用やちょっとした息抜きまで柔軟に対応できますよ。
1枚でプライベートからビジネスまで、幅広く使えるカードです。
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⑤ダイナースクラブビジネスカード
ダイナースクラブビジネスカードはアメックスと並び、高ステータスのおすすめ法人カード。従業員用の追加カードは2枚まで無料で発行でき、追加カードの利用分は基本カードの利用分としてポイントが合算されます。
ダイナースクラブビジネスカードの豪華特典は以下の通り。
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会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」に入会事務手数料無料
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ビジネスコンサルティングサービス
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ゴルフラウンド予約&プレー代優待
-
ゴルファー保険
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etc.......
ビジネスの飛躍も期待でき、取引先との付き合いにも対応できる1枚ですね。
付帯保険も最大1億円もあるため、出張時も安心して仕事ができます。
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⑥NTTファイナンスBizカードレギュラー
NTTファイナンス株式会社が発行している「NTTファイナンスBizカードレギュラー」も、個人事業主におすすめのビジネス用クレジットカード。
法人と個人事業主用のカードがあり、どちらもスペックはほぼ同じです。
- キャッシュバック
- 電子ギフト
- カタログギフト
- ギフトカード
- ポイント移行
- 景品
ポイント還元率が1.0%以上と、ポイントが貯めやすく、貯まったポイントは、1ポイント=1円換算で、6種類から好きな方法が選べます。
Web明細編集サービスやJR東海エクスプレス予約サービスなど、出張が多い個人事業主にピッタリなカードです。
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個人事業主におすすめの個人カード3選
個人用はプライベート利用を前提としているため、生活で使うお金を有意義できるカードを選ぶのがおすすめです。順番に説明しますね。
①JCBカードW
JCBカードWはポイント還元率1%で、通常のJCBカードの2倍の高さを誇っています。
さらにポイントが付与される特典が盛りだくさん。
- Amazon利用で4倍
- スタバカード入金で10倍
- メルカリで2倍
- オリックスレンタカーで6倍
- etc......
申し込みは18歳以上39歳以下の年齢制限がありますが、39歳までにカードを作成すればその後の更新で40歳以降も使い続けられます。
年齢条件をクリアしている方は、早めに作っておくのがおすすめです!
▼JCBカードWの詳細記事はこちら!▼
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②楽天カード
「楽天カード」は、ポイントが貯めやすいのが大きなメリット。普段の買い物でも1.0%の高還元率な上に、楽天市場での買い物では最大3.0%以上還元されます。
既に楽天カードを持っているという人でも、2枚目が作成可能ため、目的別に使い分けもできますよ。
生活コストをなるべく下げたい個人事業主にはぴったりのカードです。
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③リクルートカード
リクルートカードは、年会費無料で、1.2%の高還元率が特徴のクレジットカード。じゃらんnetやHot Pepperグルメなど、貯まったリクルートポイントは合算して生活の様々なシーンで使えます。
nanacoや楽天edy、モバイルSuicaなど電子マネーのチャージができ、通常の買い物でもポイント還元の対象となります。
支払いを電子マネーで手軽にしたい人も利用しやすいカードです。
▼リクルートカードの詳細記事はこちら!▼
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個人事業主向けのクレジットカードの3つの選び方
9種類のカードをご紹介しましたが、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。
個人事業主向けのクレジットカード選びで失敗しないためには、いくつかポイントを押さえておかなければいけません。以下、大事な3つの観点を見ていきましょう。
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利用限度額の高さ
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会計ソフト等との連携
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ポイント還元率の高さ
役立つクレジットカードを見極める材料にしてください。
①利用限度額の高さ
1つ目のポイントは、利用限度額が高いかどうかです。利用限度額が低いカードを使うと、事業を円滑に進めづらくなります。
一部の法人カードでは最大の利用限度額が300万以上設定されているカードもあるため、資金繰りに役立ちます。
事業用のカードに、適切な利用枠を設けられるかどうか確認しておきましょう。
②会計ソフト等との連携
2つ目は会計ソフトとの連携ができるかどうかです。
会計ソフトを連動させると、取引明細が自動的にシステムに入り、自動的に勘定項目が振り分けられます。
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freee
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弥生会計
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マネーフォワード
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PCA会計クラウド
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etc......
会計ソフトとクレジットカードが連携していると、スムーズに確定申告を進められるので、非常に便利です。
経理業務の効率化が図れれば、他の業務に時間を充てられますね。
③ポイント還元率の高さ
事業で利用するクレジットカードの、ポイント還元率も観点の1つ。
平均的なクレジットカードの還元率は0.5%なので、1.0%のカードはとてもお得です。
せっかく支払いをするのであれば、利用金額に応じたポイントの還元率が良いものを選ぶと合わせてポイントが貯まります。
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オフィス用品の購入
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出張費用
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ギフトカードや金券
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キャッシュバック
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福利厚生
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マイルに還元
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etc......
他にも、振込手数料や景品などカードによって使い道は異なります。
お得にポイントを貯めて、ポイントを有効活用しましょう!
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個人事業主がクレジットカードの審査に通過するための3つのポイント
結論、一般的には個人事業主はクレジットカード審査に通りにくいとされています。
そこでここからは、個人事業主がクレジットカードの審査に通過するための3つのポイントを紹介します。
- 一定期間の営業年数
- 売上の証明(継続した収益)
- ローン等の借入状況
ひとつずつ見ていきましょう。
①一定期間の営業年数
個人カードで勤務先の勤続年数が重要視されるのと同じように、一定期間の営業年数があるかどうかが審査のポイントとして重要です。
事業を始めたばかりであれば、カード会社にとって継続して利益を生み出すかどうかが分からないため、一定期間の営業年数が必要となります。
具体的な基準はありませんが、申し込み時点で最低でも半年〜1年経ってから審査をしましょう。
②売上の証明(継続した収益)
売上が継続的に出ているかどうかを証明できると、審査にとても有利になります。
カード会社はからすると、借り主に継続的な収入が無ければ、貸したお金が返ってこない可能性があるため、安心してお金を貸すことができません。
毎月継続して売上を得ていることが証明できれば、個人事業主でもクレジットカードが作りやすくなるでしょう。
③ローン等の借入状況
法人クレジットカードの審査で見られるポイントに、個人事業主の本人のローン等の借入状況があります。
借入金額が多かったり、未払いや金融事故情報があると、審査に影響を及ぼすのです。
金融事故情報は信用情報機関に半年ほど残るので、審査が不安な人は半年経ってから申し込みましょう。
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個人事業主がクレジットカードを発行する4つのメリット
個人事業主がクレジットカードを発行するメリットは多くありますが、その中から4つの紹介します。
- 経理を一元管理できる
- ビジネスに役立つ特典を受けられる
- 経費を使えばポイントが貯まる
- 資金繰りができる
事業用のクレジットカードを持つだけで、ビジネスサポートになる役立つ特典を受けられます。
①経理を一元管理できる
個人事業主は事業用カードを利用すると、経理を一元管理できます。
業務で発生する経費精算を、全て自分で管理していると「いつ」「どこで」使った経費なのか分からなくなることも多々ありますが、クレジットカードを使えば一目で管理できるのです。
クレジットカードを利用すると利用金額や日付、決済場所も記載されるので、一目でどの買い物をしたのか判断可能です。
②ビジネスに役立つ特典を受けられる
法人カードは、ビジネスに役立つ特典を多く受けられます。
- ホテルやレンタカー、航空券の専用予約
- 国内、海外旅行の予約手配
- 国内外の空港ラウンジの無料利用
- 特定レストランの優待利用
- ゴルフ場の予約手配
カードによって付帯する特典は違うので、申し込む前に公式サイトをチェックすることをおすすめします。
自身のビジネスに役立つ特典が付帯したカードを選びましょう!
③経費を使えばポイントが貯まる
クレジットカードで経費を支払えば、カードにポイントが貯まります。
貯まったポイントは次の支払いに充当したり、別のポイントに変換したりと、使い方は様々です。
法人カードで利用したポイントは、代表者の裁量で利用できるので、ポイントで経費削減していきましょう。
④資金繰りができる
法人カードは、最長2ヶ月ほど支払いを引き伸ばせるため、資金繰りに対応可能です。キャッシュフロー的に厳しい事態が続けば、取引先からの信用も失い事業を続けられなくなるリスクもあります。
融資や補助金、助成金などでも資金繰りを解決できますが、一度発行すれば手続きが必要ないクレジットカードの方が魅力的ですね。
支払日の変更をしても、資金繰りの対応ができますよ。
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個人事業主がカードを発行する際の3つの注意点
個人事業主がカードを発行する際に、気をつけるべき注意点が3つあります。
- 仕事で使う用とプライベート用で分ける
- 年会費がかかるカードもある
- 法人カードでも分割払い・リボ払いできない場合がある
カードを作る前にこれらの注意点を把握しておくことをおすすめします。
①仕事で使う用とプライベート用で分ける
個人事業主がクレジットカードを発行する際は、仕事で使う用とプライベート(個人)用で分けるようにしましょう。
仮に1枚のカードで使用した場合、以下のような事態になります。
- 経費とプライベートの判断がしづらくなる
- 経理が面倒になる
仕事で使う用とプライベート用を分けずに使っていた場合、年会費や家賃等の按分や交際費の仕訳など細かい計算が必要となるので、用途別で使い分けましょう。
仕事で使う用のカードを会計ソフトに連動させておけば、経費処理の手間も省け、月々の事務作業が一気に軽減できます。
②年会費がかかるカードもある
法人カードの中では、年会費が無料のカードだけでなく有料のカードもあります。
しかし年会費がかかるカードは、その分年会費無料のカードよりも豪華な付帯サービスや特典を活用できます。
- 空港ラウンジの利用
- 手荷物サービス
- 会食で使うレストランの割引
- etc......
支払う年会費は、享受するメリットに対して割安な場合がほとんどなので、必ずしも年会費無料のクレジットカードが良いとは限りません。
③法人カードでも分割払い・リボ払いできない場合がある
法人カードは一括払いが基本のため、分割払い・リボ払いができないカードがあります。
一括払い以外の支払い方法にかかる手数料が利用者の負担となるため、利用しない法人が多いのが理由です。
どうしても分割払いにしたいという人は支払いを分割できるカードに申し込みましょう。
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個人事業主がクレジットカードを発行する際によくあるQ&A
個人事業主がクレジットカードを発行する際は、疑問点がたくさん出てくるでしょう。以下、よくあるQ&Aをまとめてみました。
- 個人事業主でも法人カードを発行できる?
- 開業前でも個人事業主向けカードは発行できる?
- 個人事業主向けカードの名義は個人で発行できる?
- 個人用と仕事用で分けなければどうなる?
- クレジット決済の仕訳とは?
特に個人事業主になって初めてカードを作る人は、疑問点を解消してからクレジットカードを作成するようにしましょう。
①個人事業主でも法人カードを発行できる?
A. 個人事業主で屋号で事業をしている人も、法人カードが発行可能です。
個人事業主は法人ではないため、代表本人の本人確認書類や開業届で手続きを行います。
法人が法人カードを作成する際は、法人の確認書類(履歴事項全部証明書等)と、代表者の本人確認書類(運転免許証等)を提出するのが一般的です。
②開業前でも個人事業主向けカードは発行できる?
A. 開業前の発行は基本的にはできません。
開業前は個人事業主向けカードに開業届が必要なカードもあるため、発行できない場合も少なくありません。開業後であれば個人事業主向けカードを申し込めます。
「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エクスプレス・カード」のように、申し込みの必要書類は代表者の本人確認のみというカードも存在します。
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③個人事業主向けカードの名義は個人で発行できる?
A. 法人名が記載される法人格と違って、基本的に個人名義で発行されます。
またクレジットカードの券面では、個人名しか表記されません。
④個人用と仕事用で分けなければどうなる?
A. 利用するクレジットカードを分けなくても、ペナルティがある訳ではありません
しかしクレジットカードを分けなければ、クレジットカードで決済した金額が、プライベート用なのか仕事用なのか、明確な区別が付けづらくなります。
個人事業主として開業したら、最初からクレジットカードを分けておくのがおすすめですね。
⑤クレジット決済の仕訳とは?
A. 事業用のクレジットカードで支払いをした場合、「未払金」として仕訳し、代金引き落とし時に未払金を「普通預金」で相殺する処理が必要です。
クレジットカードを利用した明細書は、領収書の代わりになりますので、大切に保管しておきましょう。
紙の領収書を発行せず、代わりに「Web明細」でオンライン上で明細が確認できるクレジットカード会社の場合は、ダウンロードして出力するようにしてください。
確定申告に関する書類は、基本的に紙で7年間の保管が義務付けられています。
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個人事業主向けのクレジットカードはビジネスで活かせる特典が豊富!
個人事業主向けのクレジットカードは、ビジネスで活かせる特典が豊富で、お金の管理や確定申告の際に役立つこと間違いなし。
個人用と事業用で分けておくとさらにスムーズにカードを使いこなせます。審査やカード発行の際の注意点を良く検討した上で、個人事業主向けのクレジットカードを持ちましょう。
カードを所有しているだけで、事業に役立つメリットがたくさんあります。