自分に合う正しいシャンプーの選び方|髪質や悩み別におすすめ商品も紹介
「今使っているシャンプーって本当に自分に合っているのかな?」
「いつも何となくパッケージやCMを見て買っているけど、何だかちゃんと洗えている気がしない・・・」
このようなお悩みを抱えているそこのあなた!シャンプーは自分に合ったものを毎日使うことが大切です。そこで「自分に合うシャンプーはどうやって見つけるの?」という疑問が湧いてきますよね。ドラッグストアに行ってみても、種類が多すぎてどれが自分に合うのかわからない方も多いでしょう。
本記事では、そんなあなたのために、シャンプーの正しい選び方と、シャンプーの主な種類を紹介しています。これを読めば、あなたにぴったりのシャンプーを見つけられるので、シャンプー選びの際にぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたにぴったりな商品をおすすめする商品比較サイト「チョイフル」の編集部です!
シャンプーの選び方が大切な理由
シャンプーはたくさんの種類があり、それぞれに適した髪質や肌質は異なります。自分に合わないシャンプーを毎日使い続けると、頭皮や髪のトラブルの原因になる可能性があるため注意が必要です。
自分に合ったシャンプーを選ぶことで、頭皮や髪を健康に保つ効果が期待できます。
自分に合ったシャンプーを選ぶためには、それぞれの特徴を理解する必要があります。下記の章で、シャンプーの主な5種類の特徴を解説しているので参考にしてみてください。
シャンプーの主な5種類とそれぞれの特徴
シャンプーの種類は、主に5種類に分類されます。それぞれに特徴が異なるため、適した髪質や肌質を紹介しているのでチェックしておきましょう。
①石けん系|軽い洗い心地が好きな人や手荒れが心配な人におすすめ
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石けん素地
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純石けん
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脂肪酸Na
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脂肪酸K
石けん系の洗浄成分のシャンプーは、生分解性に優れているため、人にも環境にも優しいとされています。肌への刺激は比較的弱めですが、洗浄力は高いため皮脂や汚れをしっかり落としてくれるでしょう。
石けん系のシャンプーは頭皮への刺激はありませんが、カラーをしている人にはおすすめできません。それは髪をすすいだとき、石けん成分が水に含まれるカルシウムと反応してできる石けんカスによって、ガサつきや色ムラが生まれるためです。
choiFULL美容ライターのりか (20)のコメント
石けん系のシャンプーは洗い残しがごわつきの原因になります。洗い残しがないようにしましょう。
②高級アルコール系|泡立ちのよさを重視する人や皮脂が気になるメンズにおすすめ
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ラウリル硫酸Na
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ラウレス硫酸Na
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ラウリル硫酸アンモニウム
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ラウリル硫酸TEA
高級アルコール系の洗浄成分のシャンプーは、石油由来の界面活性剤を使用しており、泡立ちの良く強力なスタイリング剤も落とすとされています。
皮脂量の多い男性にも適していますが、洗浄力は高く頭皮が乾燥しやすいため、乾燥肌や敏感肌の人にはおすすめできません。
choiFULL美容ライターのりか (20)のコメント
「高級アルコール系」と聞くと高価格なイメージがありそうですが、高級アルコール系のシャンプーはドラッグストアでも多く市販されており、比較的低価格で購入できます。
③アミノ酸系|頭皮の乾燥や髪のダメージが気になる人におすすめ
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ココイルグルタミン酸TEA
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ココイルグリシンK
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ラウロイルメチルアラニンNa
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ラウロイルグルタミン酸K
アミノ酸系の洗浄成分のシャンプーは、弱酸性で低刺激なうえに保湿力が高いため、しっとりとした仕上がりになるとされています。
髪の主成分であるタンパク質を守りながら洗えるためダメージは少ないですが、洗浄力がマイルドなため、強力な汚れは落としにくいでしょう。
choiFULL美容ライターのりか (20)のコメント
アミノ酸系のシャンプーは少し泡立ちにくさを感じることも。シャンプー前のブラッシングや予洗いを丁寧に行いましょう。
④ベタイン系|髪がパサつきやすい人や敏感肌の人におすすめ
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コカミドプロピルベタイン
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アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン
ベタイン系の洗浄成分のシャンプーは、5種類の中で最も低刺激で、ベビーシャンプーや高価なシャンプーに使用されています。
洗浄力や泡立ちはやや弱めですが、保水力が高くしっとりと洗い上げるのが特徴です。
choiFULL美容ライターのりか (20)のコメント
乾燥肌の方で頭皮の乾燥に悩む人は、アミノ酸系の洗浄成分と合わせてベタイン系の洗浄成分を試してみることも視野に入れてみてください。
シャンプーの主な5種類の特徴が分かったら、次は正しい選び方を見ていきましょう。
【決定版】シャンプーの正しい選び方3つとおすすめ商品
シャンプーは髪質や肌質、髪や頭皮の悩みに合わせて選ぶことが大切です。それぞれの選び方について、おすすめの成分を詳しく解説します。
①髪質|髪の硬さ・くせの有無に合わせたシャンプーを選ぼう
まず、髪の硬さやくせの有無に合わせたシャンプーの選び方とおすすめの成分を解説します。それぞれに適したシャンプーも紹介しているので、チェックしてみてください。
髪が柔らかく、ボリュームが不足する人はハリ・コシ成分が含まれているものがおすすめ
髪が柔らかい人はボリューム不足に見えてしまうため、ハリやコシを与える成分が配合されたシャンプーを選びましょう。
パンテノールや加水分解ケラチンなどは、保湿力に優れており、キューティクルの補修が期待できます。髪が柔らかく、ボリュームが不足する人におすすめのシャンプーはこちらです。
ビオルチア シャンプー
バイタリズム スカルプケア シャンプー
髪が硬く、ごわつきやすい人はオイルや保湿成分が含まれているものがおすすめ
髪が硬い人はごわつきやすいため、植物由来のオイルや保湿成分が配合されているシャンプーを選びましょう。髪へうるおいを補給し、しなやかな髪に導く効果が期待できます。
ツバキオイルやホホバオイル・ヒアルロン酸・コラーゲンなどが配合されたシャンプーがおすすめです。髪がごわつきやすい人におすすめのシャンプーはこちらです。
ラサーナ プレミオール シャンプー
くせ毛やうねりで悩む人はシリコンが含まれているものがおすすめ
髪のくせやうねりなどの悩みには、シリコンが含まれたシャンプーを選ぶとよいでしょう。
シリコン入りは髪に悪いと捉えられがちですが、髪表面を滑らかにする効果があるため、まとまりやすくなります。くせ毛やうねりで悩む人におすすめのシャンプーはこちらです。
KAMIKA クリームシャンプー
utena(ウテナ) PROQUALITE(プロカリテ) ストレートメイクシャンプー
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髪が軟らかい人はシリコンが重く感じられることがあるので、ペタンコな髪になりやすい人はノンシリコンシャンプーを選ぶのがおすすめです。
noireflet(ノ・アルフレ) シャンプー
②肌質|肌に合った洗浄力の強さ・刺激成分の有無を確認して選ぼう
続いては、肌質に合った洗浄成分を解説します。それぞれにおすすめシャンプーも紹介しているので、自分の肌質に適したものを見つけるための参考にしましょう。
乾燥肌の人は洗浄力が弱めのアミノ酸系やベタイン系がおすすめ
乾燥肌の人は洗浄力が強いシャンプーを使用すると、頭皮に必要なうるおいまで失い、乾燥の原因になってしまいます。
アミノ酸系やベタイン系は洗浄力がマイルドで、乾燥肌への刺激になりにくいでしょう。乾燥肌の人におすすめのシャンプーはこちらです。
ラスティークディープセラム
いち髪THEPREMIUMエクストラダメージケアシャンプー(シャイニーモイスト)
脂性肌の人は石けん系や高級アルコール系がおすすめ
脂性肌の人は皮脂量が多く、頭皮がベタつきやすいため、シャンプーで余分な皮脂や汚れをしっかり洗い流すことが重要です。洗浄力が弱いものは、頭皮の臭いが出てしまう可能性もあります。
石けん系や高級アルコール系は洗浄力が強いため、皮脂をしっかり洗い流してくれるでしょう。脂性肌の人におすすめのシャンプーはこちらです。
haru(ハル) kurokami スカルプシャンプー
敏感肌の人は肌に合わない成分を知っておこう
敏感肌の人は、自分の肌に刺激になりやすい成分の有無を確認しましょう。敏感肌と一口に言っても症状はさまざまで、一概に「この成分は敏感肌に合わない」とは言いにくいです。
なお、「天然」「無添加」と言った安心安全をイメージされやすい表現も、肌にやさしいとは言い切れません。
ファンケルFANCLマイルドクレンジング シャンプー
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敏感肌の人は低刺激なアミノ酸系のシャンプーを選ぶことも多いと思いますが、人によっては頭皮に膜を張ることでかゆみが出る場合があります。何か異常が合った場合はすぐに使用を中止するようにしましょう。
③髪や頭皮の悩み|プラスαの成分で気になる部分にアプローチできるものを選ぼう
髪や頭皮の悩みには、気になる部分にアプローチする成分にも注目しましょう。髪の乾燥やダメージ、フケやかゆみなど、それぞれにおすすめのシャンプーも紹介します。
髪が乾燥してパサつく人は保湿成分配合のものを選ぼう
髪の乾燥やパサつきが気になる人は、保湿成分が配合されているシャンプーが適しています。
ヒアルロン酸・セラミド・グリセリンなどの保湿成分の有無をチェックしましょう。髪が乾燥してしまう人におすすめのシャンプーはこちらです。
ラサーナ プレミオールシャンプー
BOTANISTボタニカルシャンプー モイスト
髪のダメージが気になる人は毛髪補修成分配合のものを選ぼう
カラーやパーマを繰り返し、枝毛や切れ毛が気になる人は、毛髪補修成分配合のシャンプーを選びましょう。髪の傷みを補修し、しなやかな髪に導く効果が期待できます。
加水分解タンパク・加水分解ケラチンなどが配合されているかチェックしてみてください。髪のダメージが気になる人におすすめのシャンプーはこちらです。
ハーバニエンスシャンプー
Dear Beaute HIMAWARIディアボーテ オイルインシャンプー(リッチ&リペア)
フケ・かゆみがある人は頭皮に優しいアミノ酸系や薬用シャンプーを選ぼう
フケやかゆみなどの気になるトラブルには、洗浄力が強すぎないアミノ酸系を選びましょう。
また、「薬用」「医薬部外品」と表示されているシャンプーは、フケやかゆみへの有効成分が配合されています。フケやかゆみがある人におすすめのシャンプーはこちらです。
カダソン薬用スクルプシャンプー
ミルボン PLARMIAバランシングスカルプ ソープ
choiFULL美容ライターのりか (20)のコメント
洗浄成分とプラスαの成分両方をチェックすることでより自分に合ったシャンプーを見つけられます。
シャンプーの選び方のポイントをマスターして健康な髪と頭皮をキープしよう!
シャンプーは髪質や肌質、髪や頭皮の悩みなどに合わせることが選び方のポイントです。本記事で紹介した正しい選び方を参考にして、洗浄成分や配合成分をきちんとチェックし、健康な髪と頭皮へと導きましょう。
参考文献:
・吉木, 伸子. 『美容皮膚科医が教える大人のヘアケア再入門』. 青春出版社, 2021.
・社団法人 日本毛髪構造機構研究会. 『髪のスペシャリストが教える髪の大事典: 傷んだ髪は復元できる!』 徳間書店, 2020.
・久光, 一誠. 『効果的な「組み合わせ」がわかる化粧品成分事典』. 池田書店, 2021.
・白野, 実, and かずのすけ. 『美肌成分事典』. 主婦の友社, 2019.
・宇山, 侊男, et al. 『化粧品成分ガイド』. Edited by 美代治 岡部, et al., フレグランスジャーナル社, 2020.
・亀田, 宗. (2019). シャンプーで肌は変わる: 『化粧品研究者が教える髪と肌のトラブル解決法』. 時事通信社.
・化粧品成分ジャーナル. 化粧品成分オンライン. Accessed 10 July 2023.
choiFULL美容ライターのりか (20)のコメント
今使っているシャンプーを適当に選んでしまっていた人も多いのではないでしょうか。この機会に選び方を見直してみましょう。