JALダイナースカードのメリット・デメリット!審査やJGC入会条件を解説
「JALダイナースカードはどんなカード?」と疑問に思い、お調べですね。この記事ではJALダイナースカードのメリット、デメリット、審査のポイント、JGC入会条件などをお伝えします。参考にして、自分に合うカードか判断できるようにしましょう。
JALダイナースカードはダイナースの中ではマイルが貯まりやすい
JALダイナースカードは、ダイナースクラブのカードの中ではJALマイルが貯まりやすいクレジットカードです。通常のマイル還元率は1%ですが、特約店で利用するとマイル還元率が2%にアップ。
さらにJALグループ便およびJMB提携航空会社便に搭乗すると、フライトマイルやボーナスマイルを獲得できます。JALマイルを貯めつつ、ダイナースのステータスや特典などを手に入れたい人におすすめです。
JALダイナース・プレミアムカードは存在しない
JALダイナースカードに、プレミアムカードは存在しません。プレミアムカードとはいわゆるプラチナカードのこと。
2つのカードの特典が付帯!JALダイナースカードのメリット10個
JALダイナースカードは、「ダイナースクラブカード」と「JALゴールドカード」の両方の特典が受け取れます。特典内容と共に、JALダイナースカードのメリットを10個紹介します。
- フライトでボーナスマイルが獲得できる
- 買い物でもマイルが貯まる
- 利用限度額に一律の上限がない
- 国内・海外1,000ヶ所の空港ラウンジが利用できる
- 最高1億円の旅行保険が付帯されている
- 高級レストランのコース料理が無料になる
- 手荷物宅配サービスが利用できる
- JALビジネスチェックインカウンターが利用できる
- 空港や機内販売が割引される
- JGC会員資格が取得できる
カード発行前にメリットをしっかりと理解しておくことで、いざカードを手にした時にフル活用できますよ。
①フライトでボーナスマイルが獲得できる
JALダイナースカードは、JALグループ便およびJMB提携航空会社便に搭乗することで、フライトマイルだけではなくボーナスマイルも獲得できます。ボーナスマイルの詳細は以下の通り。
航空機を利用する際には、できる限りJALグループ便およびJMB提携航空会社便を選ぶようにしましょう。
ツアープレミアムならもっとマイルが貯まる
ツアープレミアムというサービスに登録すると、搭乗ごとに貯まるマイルが区間マイルの100%分までアップします。ツアープレミアムへ登録するには、通常の年会費とは別に2,200円(税込)の年会費が必要です。
しかし、JALグループ便およびJMB提携航空会社便によく搭乗する人であれば、登録しておかないと損とも言えるほどマイルがザクザク貯まります。
通常の倍以上のマイルが貯まることもあるので、2,200円の元が取れそうな人は登録しましょう。
②買い物でもマイルが貯まる
JALダイナースカードは、いつもの買い物でもマイルが貯まります。通常買い物金額の1%のマイルが貯まりますが、特約店では2%までアップします。特約店には以下のようなお店があります。
- スターバックス
- イオン
- ファミリーマート
- etc......
いつも使うお店でマイルが貯められるのはお得ですよね。
③JGC会員資格が取得できる
JALダイナースカードを利用すれば、JGC会員資格を取得できます。JGC会員資格とは、JALグローバルクラブ会員資格の略称で、会員になると複数の優遇サービスを受けられます。
例えば以下のようなものです。
- 専用チェックインカウンター・デスクの利用
- 優先搭乗サービス
- 手荷物受取の優先
- ラウンジ利用サービス
- オリジナルノベルティ(タグ・ダイアリーなど)のプレゼント
JGC会員になると、JALが加盟する「ワンワールド」の上級会員資格も同時に付与されます。ワンワールド加盟航空会社でも優遇サービスが受けられますので、非常にお得です。
JGC会員資格の取得条件
JGCの会員資格を得るためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 1~12月の12カ月間に50,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント)を貯めること。または50回以上(うちJALグループ便25回)かつ15,000FLY ON ポイントの搭乗実績があること
- JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、プラチナ、JALダイナースカードのいずれかのカードを保有していること
一度でも会員資格を得れば、JALダイナースカードを保有し続ける限り、会員資格が失効することは基本的にはありません。そのため、1年間だけJGC会員資格を得るために実績を積むことを検討してみてもいいでしょう。
④利用限度額に一律の上限がない
JALダイナースカードには、利用限度額に一律の上限が設定されていません。ただし、個別に上限額は設定されています。そのため、すべての会員がクレジットカードを無限に利用し続けられるわけではありません。
利用限度額は利用実績によって増えていきますので、上限額を増やしたい人は積極的にカードを利用していきましょう。
⑤国内・海外1,000ヶ所の空港ラウンジが利用できる
JALダイナースカードには空港ラウンジサービスが付帯しており、国内と海外の合計で1,000ヶ所の空港ラウンジが無料で利用できます。ソフトドリンクやインターネット接続サービスなどが利用でき、快適に空港で過ごせます。
ただし海外空港ラウンジを無料で使えるのは、年に10回まで。それ以降は1回利用するごとに3,500円(税込)の利用料が必要なことは、覚えておきましょう。
⑥最高1億円の旅行保険が付帯されている
JALダイナースカードには、最高1億円まで補償してもらえる旅行保険が付帯しています。国内旅行にも、海外旅行にも適用される保険のため、安心して旅行を楽しめます。
ただし、国内旅行保険は利用条件付きですし、海外旅行保険も5,000万円分は利用付帯分になります。
その他、細かい条件も設定されていますので、旅行に行く前に適用条件は確認しておきましょう。
⑦高級レストランのコース料理が無料になる
JALダイナースカードで対象レストランの所定のコース料理を2名以上で利用した場合、1名分が無料になります。また一部の店舗では、6名以上で所定のコース料理を利用すると、2名分が無料になることも。
対象レストランは、300店舗以上。全国各地に点在しているため、どの会員でも使えるはずです。
⑧手荷物宅配サービスが利用できる
成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港の4つの空港で、JALダイナースカードと国際線搭乗券を提示すると、空港から自宅や勤務先まで手荷物を宅配してもらえます。基本的には、縦×横×高さ3辺の和が160cmまでで、重量が30kg以内の荷物が対象です。
また利用できるのは、年間に2回までです。とはいえ無料で宅配できるので、海外でお土産をたくさん購入しても安心ですよね。
⑨JALビジネスチェックインカウンターが利用できる
JALダイナースカードを持っていれば、国際線に搭乗する際にエコノミークラスであっても、JALビジネスチェックインカウンターを利用できます。そのためチェックインするのに、待つ必要がなく、スムーズに航空機に搭乗できます。
ビジネスチェックインカウンターを利用するには、JALダイナースカードの提示が必要ですので、海外で使う予定がなくても所持しておくようにしましょう。
⑩空港や機内販売が割引される
JALダイナースカードであれば、空港内にある対象店舗やJAL航空機の機内販売などで、約10%割引で買い物ができます。JALダイナースカードで支払いを行わず、提示だけして現金で買い物をする場合でも、割引は適用されます。
要注意!JALダイナースカードの3つのデメリット
JALダイナースカードはたくさんのメリットがあるクレジットカードですが、もちろんデメリットも存在します。ここでは3つお伝えします。
- 他のJALゴールドカードの方がマイルが貯まりやすい
- ダイナースクラブ加盟店は少なく使いづらい
- 旅行保険は家族は対象にならない
発行してから後悔することがないように、ここでしっかりと確認しておきましょう。
①他のJALゴールドカードの方がマイルが貯まりやすい
JALダイナースカードは、ダイナースカードの中ではマイルが貯めやすいですが、JALゴールドカードの中ではマイルが貯まりやすいとは言えません。ここでは2枚のJALゴールドカードと比較して、マイルの貯まり方の違いを紹介していきます。
- JALカード CLUB-Aゴールドカード
- JALカード アメックス CLUB-Aゴールドカード
自分にはどのカードが合うかのか、参考にしながら検討してみてください。
1. JALカード CLUB-Aゴールドカード
JALカード CLUB-Aゴールドカードは、JALダイナースカードよりも年会費が安く、マイルもより貯めやすいゴールドカード。通常の買い物や搭乗によるボーナスマイルなどでは、JALダイナースカードと違いはありません。
ただし、JALカードCLUB-A ゴールドカードの方が対応している電子マネーが多く、チャージでもマイルを貯められます。電子マネーをよく使う人なら、JALダイナースカードよりもJALカードCLUB-A ゴールドカードをおすすめします。
2. JALアメックス CLUB-Aゴールドカード
JALアメックス CLUB-Aゴールドカードは、JALダイナースカードでは貯められないアドオンマイルが貯められるゴールドカード。アドオンマイルとは、JALグループの航空券や機内販売など対象商品の購入することで、ショッピングマイルとは別に獲得できるマイルのこと。
例えばJALグループ航空券をJALアメックス CLUB-Aゴールドカードで購入した場合、ポイント還元率は3%になります。
JALダイナースカードの場合は2%です。そのため、JAL航空券や機内販売などを利用する機会が多い人には、JALアメックス CLUB-Aゴールドカードのほうがおすすめです。
②ダイナースクラブ加盟店は少なく使いづらい
ダイナースクラブの加盟店は、他の国際ブランドの加盟店よりも少ないため使いづらいと言えます。最近は、JCBと連携したこともあり、加盟店は増えています。
しかしシェア率NO.1のVisaに比べると、まだまだ使える店舗は少数です。VisaやMastercard、JCBなど加盟店が多い国際ブランドのクレジットカードも所持しておくと、安心です。
③旅行保険は家族は対象にならない
ダイナースクラブに付帯する旅行保険には家族は対象になりません。他のクレジットカードに付帯している旅行保険には、家族特約と言って、家族分まで補償してくれるものもあります。
家族と一緒に旅行に出かける機会が多い人は、そのようなクレジットカードもあわせ持つことを検討しましょう。
JALダイナースカードの審査のポイント2つを紹介
JALダイナースカードの審査のポイントは以下の2つです。
- 年間500万円以上の安定継続収入
- 良質なクレジットヒストリー
実際に申し込んでみないと結果はわかりませんので、ここでの情報は参考程度までにしてください。
①年間500万円以上の安定継続収入
年間500万円以上の安定継続収入があると、JALダイナースカードの審査には通る可能性があります。安定継続収入ですので、数年間に渡って年収が500万円を超えていると、審査には通りやすいと言えます。
ただし審査基準が公開されているわけではないので、絶対的なものではありません。ひとつの目安として考えておきましょう。
アルバイトや契約社員も申し込める
JALダイナースカードの申し込みページにある職業欄には、アルバイトや契約社員という項目はありませんが、「その他」という項目はあります。そのためアルバイトや契約社員でも申し込めます。
ただしかなり審査に通るのは難しいと思っておきましょう。副業の有無を選ぶ欄もあるので、副業収入がある方は記入したほうが審査に通る可能性は高まります。
②良質なクレジットヒストリー
JALダイナースカードに限ったことではありませんが、審査に通るためには良質なクレジットヒストリーが必要です。クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンなど分割払いで利用したサービスの申込み履歴や支払履歴のこと。
良質なクレジットヒストリーを積むためには、高い利用頻度と継続性が重要です。また支払い遅延や延滞、滞納がない状態だとクレジットヒストリーとしては評価が高くなります。
短期間に複数枚のクレジットカードへの申し込みは避けよう
クレジットヒストリーには申し込み履歴も含まれているため、申し込みすぎには注意が必要です。1ヶ月に3枚以上のクレジットカードに申し込みをしてしまうと、クレジットヒストリーが傷つく恐れがあります。
1ヶ月の間に2枚申込みをしたら、なるべく6ヶ月間ぐらい期間を空けて3枚目を申し込みましょう。
一度審査に落ちたクレジットカードに再度申し込む場合も、6ヶ月を目安にしてください。
JALダイナースカードについてよくある3つの質問
最後に、JALダイナースカードについてよくある質問を3つ紹介します。
- JALダイナースカードの審査にかかる期間は?
- ダイナースのプロパーカードと比べると審査難易度の違いは?
- JALマイルの有効期限は?
審査についてやマイルの有効期限など、気になる点があれば確認しておきましょう。
①Q1.JALダイナースカードの審査にかかる期間は?
A.1週間から2週間程度です。
手元にカードが届くまで、最短でも2週間です。
②Q2.プロパーカードと比べると審査難易度の違いは?
A.プロパーカードよりは発行しやすいと言えます。
プロパーカードとは、国際ブランドが独自に発行しているカードのことです。一般的に提携カードよりもプロパーカードの方が審査に通るのは難しいと言われています。
③Q3.JALマイルの有効期限は?
A.36ヶ月後です。
失効してしまう前に、なるべく利用するようにしましょう。
JALダイナースカードはダイナースでマイルを貯めたい人向け
JALダイナースカードは、ダイナースクラブのカードで、かつJALマイルを貯めたい人向けです。もしJALマイルをより効率的に貯めたいなら、他の国際ブランドのJALゴールドカードを選ぶようにしましょう。
もしダイナースの特典に魅力を感じているなら、ダイナースクラブのプロパーカードを検討するのもひとつの手です。希望に合わせて、自分にピッタリのカードを発行しましょう。
ANAダイナースカードにはプレミアムカードはあるので、よりステータスの高いカードを求める人はそちらを検討しましょう。