ANAアメックスは国内外29ヶ所の空港ラウンジが無料!プライオリティ・パスも解説
ANAアメックスを持っているだけで、国内外29箇所の空港ラウンジが無料で使えます。この記事では、具体的な空港名を地域別に紹介するとともに、空港ラウンジを実際に利用する流れもあわせて解説していきます。
ANAアメックスを持っていれば国内外の空港ラウンジを使える
ANAアメリカン・エキスプレス・カード(以下ANAアメックス)は、航空系カードの代表格として、マイルが貯まりやすく旅行好きには特に人気のカード。特に空港ラウンジ特典が優れており、当日利用の航空券とANAアメックスを提示すれば同伴者1名まで無料でラウンジが楽しめます。
通常、大人1名あたり1,100円かかる空港ラウンジサービスですが、ANAアメックスを保有するだけで無料になるのは嬉しいですよね。プライオリティ・パスは付帯されていませんが、国内の空港ラウンジであれば存分に満喫できるでしょう。
この記事では、ANAアメックスで利用できる空港ラウンジの一覧やサービスについて解説します。
ANAアメックスで利用できる空港ラウンジ一覧
空港ラウンジには航空会社が運営する「航空会社ラウンジ」とカード会社が運営する「カードラウンジ」があります。ANAアメックスは航空会社のANAとアメックスが提携発行するクレジットカードですが、利用できるラウンジはカードラウンジのみです。
とは言え、ANAアメックスを保有すれば国内28カ所・海外1カ所の空港ラウンジが無料で利用できます。年会費7,700円のみで空港ラウンジが利用できるためお得です。以下では、ANAアメックス保有で利用できる空港ラウンジを一覧でまとめます。
サービス内容は空港ラウンジによって異なるため、利用前に各公式サイト確認しましょう。
また、ANAアメックスの特典として「手荷物無料宅配サービス」があるのも忘れてはいけません。海外渡航の際に、自宅~空港間でスーツケースを1個無料で配送できます。
利用できる空港は成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港のみですが、重たいスーツケースを持ち運ぶ必要がなくなるため、便利です。
プライオリティ・パスの付帯はない
ANAアメックスは、国内の空港ラウンジであれば問題なく利用できますが、プライオリティ・パスの付帯はありません。
プライオリティ・パスとは、世界140カ国以上の国や地域、1,300以上の空港ラウンジを利用できる会員サービスです。有料ではありますが、フライトまでの待ち時間でラウンジ内の軽食やドリンクが楽しめます。
一般的に、プライオリティ・パスはゴールドカード以上のクレジットカードには特典として付帯されます。そのため、ANAアメックスの上位カードである、ANAアメックスプレミアムには付帯されています。
空港ラウンジのサービス
空港ラウンジ内のサービスは、主に以下のようなものがあります。
- 軽食
- ドリンク
- Wi-Fi
- 新聞・雑誌
- 充電器
- コンセント
- テレビ・パソコン
フライトまでの待ち時間に利用できる待合室です。クレジットカードや航空会社の上級会員のみが入れる空間であり、混み合うロビーとは異なり、ゆっくりくつろげるのが特徴です。
基本的にサービス内容は上記の項目となりますが、一部アルコールが無料で提供されたり、FAXやコピー機、シャワー室まで利用できるラウンジもあります。旅行や出張で疲れているときこそ、ラウンジサービスの強みが身に沁みます。
ANAアメックスで使えるおすすめの国内空港ラウンジ
国内主要空港ラウンジを紹介します。利用する機会の多い空港ばかりなので、営業時間やサービス内容などを参考にしてください。
羽田空港ラウンジ
羽田空港には、計7カ所の空港ラウンジがあります。なかでも、特に好評なラウンジを3カ所紹介します。
- 羽田空港 第1ターミナル「POWER LOUNGE CENTRAL」
- 羽田空港 第2ターミナル「POWER LOUNGE CENTRAL」
- 羽田空港 第3ターミナル「Sky Lounge」
羽田空港 第1ターミナル「POWER LOUNGE CENTRAL」
「POWER LOUNGE CENTRAL」は、羽田空港第1ターミナルの1階にあります。駐車場からも近く、利便性が高いのが特徴です。
保安区域外にある空港ラウンジであるため、帰りのフライド後にも利用できます。
羽田空港 第2ターミナル「POWER LOUNGE CENTRAL」
「POWER LOUNGE CENTRAL」は、羽田空港第2ターミナルの3階にあります。規模が大きく、座席数も豊富なのが特徴です。第1ターミナルのラウンジと名前が同じですが、場所は異なります。
シャワールームがあるため、長時間のフライト後に利用すると良いでしょう。シャワーは1回30分で1,100円です。こちらも保安区域外にあるため、利便性に優れています。
羽田空港 第3ターミナル「Sky Lounge」
「Sky Lounge」は、羽田空港第3ターミナルの4階にあります。ガラス張りのラウンジで滑走路が見渡せるため、名前の通り空にあるようなラウンジだと言えます。しかし、保安区域内にあるため、利用できるのは搭乗の方のみです。
24時間営業の空港ラウンジであるため、長時間の利用に最適です。
新千歳空港ラウンジ
新千歳空港のラウンジは、国内線旅客ターミナル3階にあります。フードコートやイベントホールが近くにあるため、出入りしながら利用すると良いでしょう。
保安区域外にあるため、フライト後も利用できます。
伊丹空港ラウンジ
伊丹空港のラウンジは、中央ブロックの3階にあります。座席がソファチェアであるため、空間に余裕があり高級感のあるラウンジです。
保安区域外にあるため、フライト後も利用できます。
仙台国際空港ラウンジ
仙台国際空港のラウンジは、空港ビル3階の展望デッキ付近にあります。
こちらも保安区域外にあるラウンジです。
福岡空港ラウンジ
福岡空港には3カ所に空港ラウンジがあります。なかでも、最も大きなラウンジが「ラウンジTIME/ノース」です。
無料サービスで缶ビールも選べるのが特徴です。
ANAアメックスで空港ラウンジを利用する流れ
ANAアメックスの特典で空港ラウンジを利用する流れは、以下の通りです。
- 手荷物検査を済ませる
- カードラウンジを利用する
まず意識しなければならないポイントが、ラウンジの場所を把握すること。多くの場合でラウンジは保安区域内にありますが、一部異なるラウンジもあります。羽田空港の「POWER LOUNGE CENTRAL」などがその例です。
保安区域外のラウンジを利用するならば、保安検査の通過時間を加味する必要があります。通過時間のギリギリまで空港ラウンジでくつろいでしまうと、検査場の混雑で入場が遅れてしまうこともあるからです。
一方で、空港ラウンジが保安区域内にあればその点は安心です。はやめに保安検査を通過し、登場時間までゆっくりとくつろぎましょう。ANAアメックスは一部、航空会社運営のラウンジに対応していないため、利用の際は前述した「ラウンジ一覧」を参考にしてください。
家族カード発行で4人まで利用できる
最後になりますが、ANAアメックスは家族カードも発行できることを忘れてはいけません。1枚につき同伴者1名まで空港ラウンジが利用できるため、本カードと家族カードの計2枚で4名まで空港ラウンジが利用できます。家族カードは、1枚2,750円です。
例えば、年に3回家族4人で旅行する場合、ANAアメックスを保有していない方が空港ラウンジを利用するとなると以下の料金が必要です。
- 大人2名(2,200円×3回)
- 子供2名(1,100円×3回)
- 合計:9,900円
家族4人で年に3回以上旅行をし、毎回空港ラウンジを利用するのなら、空港ラウンジ特典のみで年会費と同等のサービスが受けられます。加えて、ANAアメックスはANAのマイルを貯めやすいカードであるため、十分に元は取れるでしょう。
ANAアメックスは空港ラウンジ利用に便利なカード!
ANAアメックス保有で無料利用できる空港ラウンジについて紹介しました。国内28カ所とハワイ1カ所の空港ラウンジが利用できるため、国内旅行で強みを発揮するカード。1枚で2名まで無料利用できるため、年会費2,750円の家族カードを追加発行すれば、4名まで空港ラウンジが楽しめます。
プライオリティ・パスは付帯しないため、海外の空港ラウンジも利用したい方はANAアメックスプレミアムを検討した方が良いでしょう。
普段利用する航空会社がANAと決まっており、お得にマイルを貯めたりラウンジを利用したい場合は、ANAとアメックスが提携発行しているクレジットカードを検討してみてください。