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ギブソンSGの評価は?人気モデル5選を徹底解説

ギターを始めたばかりの方、あるいはギター選びで迷っている方、SGというギターをご存じですか?

ロックの歴史に深く刻まれた、あの独特の角張ったフォルムが印象的なギターです。

「SGって何が特別なの?」「どんな音が出るの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、SGの魅力や特徴、おすすめモデルまでを徹底解説します。SGの歴史、有名ギタリストの使用例、そして初心者からプロまで幅広く愛される理由を詳しく紹介していきます。

目次

SGギターの定義と歴史

Gibson Japan「SGモデル」

SGギターは、ソリッドボディエレキギターの代表的な機種の一つです。その独特な形状と力強いサウンドで、多くのミュージシャンに愛されてきました。

SGはSolid Guitarの略称

SGという名称は、Solid Guitarの略称です。この名前が示すように、SGギターは一枚の木材から削り出された、ソリッドボディを特徴としています。

ソリッドボディの構造により、SGギターは優れたサステインと豊かな倍音を生み出すことができます。また、フィードバックにも強いため、大音量での演奏にも適しています。

ギブソン社が1961年に発表した象徴的なモデル

SGギターは、1961年にアメリカのギターメーカー、ギブソン社によって発表されました。当初は「レスポール」の新モデルとして登場しましたが、その後独立したモデルとなりました。

SGの特徴的なダブルカッタウェイボディは、高音域へのアクセスを容易にし、演奏性を大幅に向上させました。また、薄いボディと軽量設計により、長時間の演奏でも疲れにくいという利点があります。

発売以来、SGギターはロックミュージックの象徴的な楽器となり、エリック・クラプトン、アンガス・ヤング、トニー・アイオミなど、多くの著名ミュージシャンに愛用されてきました。

SGの特徴と魅力

SGの独特な形状と音色で多くのギタリストに愛用されています。SGの特徴と魅力について、詳しく見ていきましょう。

軽量で演奏性に優れたボディ形状

SGの最大の特徴は、その軽量なボディです。薄いマホガニー材を使用しているため、他のエレキギターと比べて非常に軽く、長時間の演奏でも疲れにくいのが魅力です。

また、ボディの形状も特徴的で、両サイドがえぐれたような形になっています。この形状により、ギターを構えた時の安定感が増し、演奏性が向上しています。

軽量なボディは、ステージ上での動きやすさにも貢献しています。激しいパフォーマンスを行うロックミュージシャンにとって、SGは理想的な楽器と言えるでしょう。

パワフルで歪みの効いたサウンド

SGは、そのボディ形状と搭載されているピックアップの特性により、パワフルで歪みの効いたサウンドを生み出します。

特に、ハムバッカーピックアップを搭載したモデルは、厚みのある中音域と張りのある高音域が特徴的です。このサウンドは、ロックやハードロック、ヘビーメタルなどのジャンルで重宝されています。

クリーンな音色でも豊かな響きを持ち、ブルースやジャズなど幅広いジャンルで活躍します。

ダブルカッタウェイによる高フレットへのアクセスの良さ

SGのもう一つの大きな特徴は、ダブルカッタウェイ(両側がえぐれた形状)のボディです。この形状により、高音域のフレットへのアクセスが非常に容易になっています。

ギターネックの付け根部分まで深くえぐれているため、22フレットまでスムーズに指が届きます。これにより、リードギターのプレイヤーにとって、高音域での演奏が格段にやりやすくなっています。

また、この形状は見た目にも特徴的で、SGの象徴的なデザインの一つとなっています。機能性と美しさを兼ね備えた設計は、SGの魅力をさらに高めています。

SGを愛用する有名ギタリストたち

SGは多くのギタリストに愛用されてきた名器です。その独特の形状と音色は、ロックミュージックの歴史に深く刻まれています。ここでは、SGを代表する3人のギタリストをご紹介します。彼らの演奏スタイルや、SGとの関わりについて詳しく見ていきましょう。

SGといえば絶対この人!アンガス・ヤング(AC/DC)

アンガス・ヤングと言えば、AC/DCのリードギタリストとして世界中に知られています。彼のSGとの出会いは、1970年代初頭にさかのぼります。当時、ギブソンSGスタンダードを手に入れた彼は、そのサウンドと演奏性に魅了されました。

アンガスのSGは、彼のトレードマークとも言える存在です。激しいステージパフォーマンスの中でも、SGの軽量な設計が彼の動きを妨げることはありません。また、SGの特徴的なダブルカッタウェイボディは、高音域へのアクセスを容易にし、彼の華麗なソロプレイを支えています。

今どきロックで弾きまくる!小野武正(KEYTALK)

日本の音楽シーンでSGを使いこなすギタリストといえば、KEYTALKの小野武正さんが挙げられます。彼のSGとの出会いは、高校時代にさかのぼります。それ以来、SGは彼の音楽活動に欠かせない楽器となりました。

小野さんのSGの使い方は、クリーンからディストーションまで幅広いサウンドを網羅しています。KEYTALKの楽曲に見られる多彩なギターサウンドは、SGの持つ豊かな音色とダイナミックレンジを存分に活かしたものです。

SNSに突如現れたギターヒロイン!グレース・バウワーズ

近年、SNSを中心に注目を集めているのが、グレース・バウワーズです。彼女のSGとの出会いは、父親が所有していた楽器がきっかけでした。その後、自身のスタイルに合わせてSGを選び、演奏を続けています。

グレースのプレイスタイルは、クラシックロックからブルースまで幅広いジャンルをカバーしています。

SGの主要モデルとその特徴

SGはGibsonの人気エレキギターモデルです。独特の形状と鋭いサウンドが特徴で、多くのロックミュージシャンに愛用されています。SGには複数のバリエーションがあり、それぞれ特徴的な仕様を持っています。ここでは、主要なSGモデルとその特徴をご紹介します。

SG Standard 伝統的な仕様の定番モデル

Gibson Japan「SG Standard」

SG Standardは、SGシリーズの中で最も一般的なモデルです。2基のハムバッカーピックアップを搭載し、力強いサウンドが特徴です。

マホガニーボディとネックを採用しており、深みのある音色を生み出します。また、薄いボディと独特のカッタウェイにより、高音域へのアクセスが容易になっています。

SG Standardは、多くのジャンルで活躍する汎用性の高いギターとして知られています。

SG 61Reissue スモールピックガードがかっこいい!

Gibson Japan「1961 Les Paul SG Standard Reissue Stop Bar」

SG 61Reissueは、1961年に登場した初期のSGモデルを再現したギターです。

最大の特徴は、小さめのピックガードです。これにより、ボディの木目がより多く見え、美しい外観を楽しむことができます。

サウンド面では、ヴィンテージスタイルのピックアップを使用しており、温かみのある音色が特徴です。クラシックロックやブルースに適したモデルといえるでしょう。

SG Special コストパフォーマンスに優れた人気モデル

SG Specialは、比較的手頃な価格帯で高品質なSGサウンドを楽しめるモデルです。

ボディとネックにはマホガニーを使用し、フィンガーボードにはローズウッドを採用しています。ピックアップには490Rと490Tのハムバッカーを搭載しており、クリアでパワフルなサウンドを生み出します。

初心者からベテランまで、幅広いプレイヤーに支持されているモデルです。

SG Classic 残念ながら廃盤。「おっ!?」という使用の人気モデル

SG Classicは、残念ながら現在は生産が終了していますが、独特の魅力を持つモデルでした。

最大の特徴は、P-90ピックアップを2基搭載していたことです。P-90は、ハムバッカーとシングルコイルの中間的な音色を持つピックアップで、クリアでありながらも適度な太さを持つサウンドが特徴です。

ヴィンテージ感のある外観と相まって、多くのギタリストを魅了しました。

SG Custom 3PUのイカツイやつ

SG Customは、豪華な外観と高性能を兼ね備えたハイエンドモデルです。

3基のハムバッカーピックアップを搭載しており、多彩な音色を生み出すことができます。ゴールドのハードウェアや、パールのインレイなど、高級感のある外観も特徴です。

重厚なサウンドと豪華な見た目から、ハードロックやヘビーメタルのギタリストに人気があります。

SG StandardとSG Specialの違いを比較

SGはGibsonのエレキギターの代表的なモデルの1つです。StandardとSpecialには、外観や仕様に違いがあります。これらの違いを詳しく見ていきましょう。

ピックアップカバーの違い

SG Standardには銀色のピックアップカバーが装着されていますが、SG Specialにはピックアップカバーがありません。この違いは見た目に大きな影響を与え、Specialはよりシンプルな印象を与えます。

音にも影響を与えるため、カバーがないハードな音が好きな人はSpecialの音を気にいるでしょう。

ポジションマークの違いポジションマークは、ネック上の位置を示す目印です。SG Standardはトラペゾイド型のインレイを使用していますが、SG Specialはドット型のインレイを採用しています。

Gibsonロゴの違い

ヘッドストックに記されるGibsonロゴにも違いがあります。SG Standardは白蝶貝のパールロゴが入っていますが、SG Specialはプリントのロゴが使用されています。

このロゴの違いは、ギターの格付けを視覚的に表現しています。パールロゴはより高級感を演出しています。

使用木材と塗装仕上げの違い

SG StandardとSG Specialでは、塗装仕上げにも違いがあります。Standardはマホガニーボディにニトロセルロースラッカー仕上げが施されていてツヤツヤのフィニッシュです、Specialはサテンフィニッシュが使用されていてサラサラです。

バインディングの有無

SG Standardはネックにバインディングが施されていますが、SG Specialにはバインディングがありません。バインディングは見た目の高級感を高めるだけでなく、演奏時の指の引っかかりを防ぐ役割もあります。

付属ケースの違い

SG StandardとSG Specialでは、付属するケースにも違いがあります。Standardはハードケースが付属しますが、Specialはギグバッグが付属します。

おすすめSGモデル5選

SGモデルは、その独特のフォルムと音色で多くのギタリストに愛されています。今回は、初心者から上級者まで幅広い層におすすめのSGモデルを5つご紹介します。それぞれの特徴や魅力を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

KEYTALKも使ってる!Gibson USA SG Standard

Gibson Japan「SG Standard」

Gibson USA SG Standardは、SGモデルの代表格として知られています。日本のロックバンドKEYTALKのギタリスト小野武正さんも愛用していることで有名です。

このモデルの特徴は、マホガニーボディとネックによる温かみのある音色と、スリムなネックシェイプによる演奏性の高さです。ピックアップには、ギブソン伝統のハムバッカーを搭載しており、クリーンからディストーションまで幅広い音作りが可能です。

価格帯は20万円台後半から30万円台前半で、プロ仕様の楽器としては比較的手の届きやすい範囲にあります。長年愛され続けている定番モデルなので、中古市場での売却も容易です。

普遍のかっこよさ!予算があるなら絶対これ Gibson USA SG Standard ’61

Gibson Japan「SG Standard ’61」

Gibson USA SG Standard ’61は、1961年に登場したオリジナルSGの復刻版モデルです。クラシックなルックスと現代的な演奏性を両立させた、多くのギタリストの憧れの一本です。

このモデルの最大の特徴は、ヴィンテージスタイルのクロームハードウェアとニッケルカバーのピックアップです。これにより、往年のSGの雰囲気を忠実に再現しています。

また、スリムテーパーネックプロファイルとローズウッド指板の組み合わせにより、スムーズな演奏感を実現しています。価格は30万円台後半からと、やや高めですが、その価値に見合った品質と歴史的な価値を持っています。

税込8万円以内で新品が買える!Bacchus Global Series Marquis-STD

Bacchus Global Series Marquis-STDは、日本のギターブランド、バッカスが製造する高コストパフォーマンスのSGタイプモデルです。

このモデルの最大の魅力は、8万円以内という手頃な価格で新品が購入できることです。しかし、価格の安さだけでなく、その品質の高さも注目に値します。

マホガニーボディとネック、ローズウッド指板という伝統的な木材構成を採用し、サウンド面でも本格的なSGの魅力を味わうことができます。また、国内生産ならではの丁寧な仕上がりも特筆すべき点です。

初めてのSGとして、あるいはセカンドギターとして、コストパフォーマンスを重視する方におすすめのモデルです。

今は不人気だけど将来プレミアになるかも?GIbson SG Modern

Gibson Japan「SG Modern」

Gibson SG Modernは、伝統的なSGデザインに現代的な機能を追加したモデルです。現在はやや不人気ですが、将来的にはプレミアモデルになる可能性を秘めています。

このモデルの特徴は、非対称のスリムテーパーネックと、エボニー指板です。これにより、従来のSGよりも演奏性が向上しています。また、コイルタップ機能付きのピックアップを搭載しており、幅広い音作りが可能です。

さらに、アルミニウム製のナッシュビルチューンオマティックブリッジとストップバーテールピースにより、サステインと音の明瞭さが向上しています。

現在は30万円台後半で購入可能ですが、将来的には希少価値が上がる可能性があります。

SGの変形モデル!フィルXも使っている ESP/LTD/Edwards VIPER

ESP/LTD/Edwards VIPERは、SGをベースにしたESP社の変形モデルです。フィル・Xも愛用していることで知られています。

このモデルの特徴は、SGよりもさらにシャープなデザインと、高出力のピックアップです。特にEdwardsブランドのモデルは、日本製で高品質かつリーズナブルな価格で人気があります。

VIPERは、SGの特徴である軽量さと高い演奏性を継承しつつ、よりモダンなサウンドを追求したいプレイヤーに適しています。価格帯は、ブランドやグレードによって10万円台から30万円台まで幅広く展開されています。

これらの5つのモデルは、それぞれ異なる特徴と魅力を持っています。自分のプレイスタイルや予算に合わせて、最適なSGモデルを選んでみてはいかがでしょうか。

SGギターの魅力とおすすめモデルまとめ

SGギターは、ギブソン社が1961年に発表した象徴的なエレキギターモデルです。軽量で演奏性に優れたボディ形状、パワフルで歪みの効いたサウンド、そしてダブルカッタウェイによる高フレットへのアクセスの良さが特徴です。

アンガス・ヤング(AC/DC)や小野武正(KEYTALK)など、多くの有名ギタリストに愛用されているSGは、ロックミュージックを中心に幅広いジャンルで活躍しています。

SGの主要モデルには、定番のSG Standard、スモールピックガードが特徴的な61Reissue、コストパフォーマンスに優れたSG Specialなどがあります。これらのモデルは、ピックカバー、ポジションマーク、使用木材など、細部に違いがあります。

おすすめのSGモデルとしては、Gibson USA SG StandardやSG Standard ’61、コストパフォーマンスに優れたBacchus Global Series Marquis-STDなどが挙げられます。また、変形モデルとしてESP/LTD/Edwards VIPERも人気があります。

SGギターは、その独特な外見と音色、そして演奏性の高さから、多くのギタリストに愛され続けています。初心者からプロまで、幅広い層に支持されるSGの魅力を体験してみてはいかがでしょうか。ぜひ楽器店で実際に手に取って、自分に合ったSGモデルを見つけてください。

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