Tak M.

確かに今の感覚からするとやや間延びした演出、またはたいしたアクションでもない、という感じを持つかもしれません。しかし私には、若い頃観たときにトラヴィスに共感した記憶が蘇りました。大都会に暮らす鬱屈した若者が「なにかをしなければならない」という脅迫観念にかられ銃を買い込み身体を鍛えて少女の娼婦を救い出す。そして有名なエンディングで、自分を相手にしなかったインテリの女性を受け流す。やはりトラヴィスは７０年代の若者たちの心理を代表する一人でしょう。それにしてもハーヴィ・カイテルが若い！さらには当時シビル・シェパードは美人女優としてそれなりに騒がれたことを思い出します。改めてわかったことは、全編を通じて流れる名作として知られるトランペットのテーマ曲が映画全体の雰囲気を引き締めているということですね。このテーマ曲と映画の内容が本当にベストマッチでなんとも言えないケミストリーを醸し出しているわけです。

藤沢市民

場面場面で台詞を覚えるほど何十回も観てますが、ストーリー、シナリオ、演出のクオリティーの高さは無論、大道具や小道具そしてファッションに至るまで全てが本物！これはもうNYの歴史的映像と言って良いでしょう！ 当時の病んだアメリカが抱える問題を見事に描いています！

ポン酢クラッシャー

知ってましたか？僕は映画を見終わりしばらくしてから知りました。 実際に大統領暗殺を測ったアーサー・ブレーマーの日記から着想を得た作品なんですね〜 レビューを見ると、理解するのが難しいという感想がチラホラ見受けられますが、本作のような事が実際に起きていたと考えると、それだけでなんかゾッとするような感覚は楽しめるんではないでしょうかぁぁぁあああああ！！！

drunkjack

今を輝くナタリーポートマンと才女対決としてやたら比較される二人ですが、それぞれのデビュー作としてやはりジョディーもいい演技をしてるとはいえ、やはりポートマンに軍配があがるかな？デニーロの男として生きる道ってのは大いに共感できます。ただ、少し色あせた感があるのは私だけでしょうか？時代は移り行くんですね〜

yukoku100

改めて観ると『すげ〜な』。この一言、感嘆です。 何か新しい映画に対峙したような、そんな錯覚を覚えました。 時代に迎合していない普遍的なテーマは、いつの時代でも色あせないのでしょう。 そして、その都度成長した自分と真摯に向き合ってくれるようです。