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「英国王のスピーチ」のスタッフからの次なる贈り物は、普遍的で強く心を打つ社会性の高いメッセージ。彼ら彼女らはテーマを正しく過不足なく表現するために、いかに効果的に映像表現を用いるべきかを熟知している。 移民難民問題に揺れる今日のオーストラリア、それも原住民アボリジニの島であるタスマニアが舞台。 密かな覚悟と深い愛に支えられた養父母の思いと、主人公の二人の母への思いと、自分と同じく海を渡ってきた養子の兄弟の、不器用で無我夢中で傍迷惑な生き方への思い、そしてメルボルンで出会った恋人の思い。 中でも要所要所で眼前に突きつけられる、繊細で静謐ながら鮮烈な映像がありありと映し出す、余計な言葉など必要としない、印象的に強烈に訴えかけてくるメッセージ。 ホームパーティー会場のキッチンで目にした「赤い揚げ菓子」に、主人公サルーも自分も心を鷲掴みにされて、懐かしい過去の記憶に引き戻される感覚と、同時に何かに突き動かされるような衝動を覚えて共感する。 その時から主人公は何かに取り憑かれたかのように、仕事も辞めて傷つき苦しみながらも遠い日の記憶を辿り、夜な夜な実家をググって探し始める。 そしてようやく実家が見つかった事を養母に報告する場面で、「（もし僕が実子であれば）白紙から始められたのにね？」「（養母は養子なら二人とも）過去も含めて引き受けなきゃらならないだろ？」と、手に手を取り合って涙ながらに語り合うシーンは深い感動を呼ぶ。 美しい理想を実現するために、犠牲を払ってでも頑張る価値がある。すっきり綺麗に心が洗われるようで、「明日から自分も頑張ろう！」と素直に思える素晴らしい作品であった。

天元突破ぷんすか

勝手なイメージですが、こういった映画は本題に入るまでは割と簡単に描かれて、その後の展開を長く深く描く映画が多いなって思ってました。 でも、この映画はちゃんと過去のことを描いていて、みなまで伝えないまでも大変だった主人公の人生がとても伝わってきました。しかも、リアルに。 ちょと重い内容だけど、好きな人がこの映画を観てどう思うのかを知りたくなる映画。

(´･Д･)」映画大好きだぁ

子供にとっての本当の幸せであり理想なのだろうが この世界は優しさだけでできていないし、不条理で溢れている 育ての母の愛と生き別れた実の母への愛に、悩み苦しみながらも答えを見つけ出し、それら全てを呑み込んで真っ直ぐ前を見つめているから、彼はライオンなのだろう でも本物の雄ライオンは、自分の子じゃないと殺しちまうんだけどねwww

taotomato

僕自身もサルーと同じ境遇だから、 生みの親と育ての親の両方の気持ちが理解できる。 エンドロールでは涙がブワーッと溢れ出た。

やずっくる

諦めない強さを教えてくれた