「プロペシアには偽物がある」という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
当記事は、プロペシアの偽物が本当に出回っているのか徹底調査しました。
先に結論からお伝えすると、プロペシアの偽物は存在します。
プロペシアの偽物と聞いて、これから服用を検討している人は不安になったことでしょう。
そこで、当記事内では下記3点について詳しく解説していきます。
- プロペシアの偽物に当たる可能性がある購入ルートについて
- 本物のプロペシアの見分け方
- 安心して正規品のプロペシアを購入する方法
安心してプロペシアを購入したい人は、ぜひ最後までお読みください。
吉川 貴紀
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プロペシアには偽物が存在する?
冒頭でもお伝えしているとおり、プロペシアには偽物が出回っています。残念ながらそれが現状です。
正規のプロペシアを製造販売しているオルガノン株式会社の記述をご覧ください。
プロペシア®錠を安全にお使いいただくために
医療用医薬品のニセモノの流通は、医薬品を使用される患者様、医療関係者を含む医療業界全体の大きな問題点となっており、現在報告されているニセモノは製薬会社以外の別のところで作られていることも多く、安全性が確認されていないものがあります。
また、ニセモノの主な流通経路は、インターネットなどでの個人輸入によるものであると考えられており、ニセモノを服用した場合は思いがけない健康被害が発生する可能性があります。
引用元:ORGANON
要するに、プロペシアを海外から個人輸入すると偽物に当たる危険があり、服用してしまうと健康被害にあう可能性があると述べています。
また、下記画像の偽物も実際に見つかっています。
WHOによると世界で流通している医療用医薬品の10%程度がニセモノだと 推測されています。
2003年 WHO調べ (BMJ 327 news roundup より)
引用元:ORGANON
うっかりプロペシアの偽物を服用してしまうと怖いですね……。
次は、万が一プロペシアの偽物を服用してしまうとどのようなリスクがあるのかを解説していきます。
プロペシアの偽物を使ってしまうと…?
- 1.十分な効果を発揮しない
- 2.健康被害をうける可能性がある
- 3.医薬品副作用被害救済制度が適用されない
プロペシアの偽物を服用すると上記3つのリスクが起こり得ます。
どれも非常に深刻なものばかりです。偽物なので十分な効果を得られないのは言うまでもありませんが、問題なのは2と3です。
とくに、健康被害は重大なリスクです。正規のプロペシアでも医薬品であるかぎり副作用は起こり得ます。
しかし偽物の場合、何の成分が含まれているかわからないことから、副作用以外の重篤な健康被害にあう危険性も否めません。
そして、もし副作用や健康被害にあっても「医薬品副作用被害救済制度」が適用されないというデメリットもあります。
医薬品を正しく服用していたにもかかわらず、入院が必要になるほどの健康被害をうけた際に、入院や治療費などの給付が受けられる制度。
「医薬品副作用被害救済制度」は正しく服用していることが条件です。そのため、個人輸入して起きた健康被害には適用されません。
医薬品は医師の処方で服用することが絶対条件のため、個人輸入での服用はあくまでも自己責任となってしまうのです。
プロペシアの正規品と偽物の見分け方について
プロペシアの偽物が危険であることはお分かりいただけたことでしょう。
しかし、安心して服用するためにもプロペシアの正規品と偽物の見分け方は気になるところです。
そこで次は、プロペシアの本物と偽物の見分け方を紹介します。
まずは見た目の違いからみていきましょう。
先ほども紹介しましたが、プロペシアの偽物の写真をもう一度見てみましょう。
一見、偽物だけをみると非常に分かりにくく、どこが違うのか判断できません。
では次に正規品であるオルガノン株式会社のプロペシアを見てみます。
正規品は丸い形状をした錠剤です。このように単体での判断は難しくても、正規品と見比べると形の違いがわかります。
しかし形状が同じだった場合、プロペシアの効果の有無で判断するとなると見極めるのは非常に困難です。
なぜなら、プロペシアの効果は数ヶ月服用しないと判断できないからです。
以上のことから、確実にプロペシアの偽物を見分けるには、やはり個人輸入をしないことが1番といえます。
個人輸入は危険?プロペシアの偽物が紛れ込む可能性アリ
個人輸入でのプロペシア購入は偽物が紛れている可能性があるとお伝えしてきました。
そのなかでも、下記からの輸入はとくに偽物の危険性が高いため注意が必要です。
- 南米
- 東南アジア
- アフリカ
- インド
上記の国々を要注意とする理由は、安全性の基準が日本よりずっと低いからです。
日本では審査に通らないような状態でも出荷されてしまうことがあります。つまり、偽物でも審査に通ってしまう可能性があるわけです。
プロペシアの個人輸入について、厚生労働省でも次のように注意喚起をしています。
プロペシアは我が国でも承認されており、医師の処方せんが必要な医薬品になっております。安易な個人輸入は行わず、必ず医療機関を受診し、医師の処方により正しく服用するようにしてください。
引用元:厚生労働省
厚生労働省も警鐘を鳴らしているように、プロペシアの個人輸入は深刻な問題といえます。
信頼できるプロペシアの購入先について
では、安心してプロペシアを購入するにはどうすればよいのでしょうか。
答えとしては、やはり信頼できる医療機関からの購入がベストです。
ほとんどのAGA専門クリニックならプロペシアの正規品を処方してもらえますし、AGAクリニック以外では皮膚科などでも処方してもらえることもあります。
いずれにしても、医療機関からの処方であれば医師の診断のうえで正規品のプロペシアを購入できるため安心です。
AGAクリニックによってはプロペシアの取扱いがなく、ジェネリック医薬品のみ提供しているところもあります。
そのため、プロペシアを希望する場合は事前に取扱いがあるか確認しておくとよいでしょう。
そもそも、なぜ個人輸入に手をだしたりこれから購入しようと考えたりするのでしょうか?
おそらく下記の理由があるのではないでしょうか。
- 治療していることを誰にも知られたくない
- 安価に購入したい
たしかに個人輸入であれば、これらは実現可能です。
しかし、日本では、医療用医薬品は医師の診断と処方がないと購入できないよう定められています。
プロペシアも医療用医薬品に該当するため、本来なら医療機関から購入しなければなりません。
恥ずかしさや低コストが理由で個人輸入を考えているのならば、AGAクリニックのオンライン診療がおすすめです。
オンライン診療なら通院せず自宅にプロペシアが届くので人に知られる心配はありません。
また、ジェネリック医薬品ならプロペシアと同等の効果があり、料金もより安価に購入できます。
ぜひ、この期にジェネリック医薬品も検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
現状プロペシアの偽物は出回っており、実際に被害にあっている人もいます。
しかし、そのほとんどが個人輸入で購入したものによる被害です。
個人輸入で購入しても良いことは何ひとつありません。
- 効果がない
- お金がムダになる
- 健康被害にあう
- 医薬品副作用被害救済制度が適用されない
個人輸入で手に入るプロペシアは、安全性の基準が低い国から輸出されている可能性もあります。
そのため、安心してプロペシアを購入するなら、AGA専門クリニックや皮膚科などの医療機関がベストです。
なぜなら、医療機関なら医師が診察したうえで処方されるため、間違いなく正規品を購入できるからです。
プロペシアの購入を検討していて偽物が不安な方は、医療機関から購入し個人輸入は絶対に行わないでください。
正しく安心して服用できるように、プロペシアの個人輸入は危険だということを常に認識しておきましょう。