プロペシアとは？他の治療薬との違いや配合成分を解説！

AGA症状の治療薬の1つに挙げられる「プロペシア」。

プロペシアによるAGA治療を検討していても、安全性や効果について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

プロペシアはAGA症状の原因を改善できる「フィナステリド」を含有していて、医師に相談することで副作用の不安がなく服用できる治療薬です。

そこで、今回はプロペシアについて解説していきます。

他の治療薬との違いや配合成分まで詳しくまとめているので気になる方はぜひチェックしてみてください。

プロペシアとは？

プロペシアとは、世界初の1日1回1錠でAGA症状の改善ができる内服薬です。

日本でも2005年に厚生労働省が承認し、国内初のAGA治療薬として発売されました。

また、世界60カ国以上で承認されていて、服用時に医師の処方箋が必要です。

そして、プロペシアは薬価が無い薬品となっており、どの医療機関においても健康保険適用外で治療費は全額自費です。

現在では国内の特許も満了を迎え、様々な製薬会社によって厚生労働省から承認を得た正規ジェネリック医薬品「フィナステリド錠」も発売されています。

hair-care編集部
吉川 貴紀
AGAに悩み様々な薄毛対策グッズを利用した経験があります。その際に感じた商品の効果や経験者ならでは調査力を活かして、薄毛に悩んでいる読者にわかりやすく役立つコンテンツをお届けします。様々な最新情報もお届けできればと思います。

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プロペシアの成分

ここでは、プロペシアの成分についてご紹介していきます。

プロペシアの有効成分として、フィナステリドを含有しています。

また、「結晶セルロース」「乳糖水和物」「部分アルファー化デンプン」など13種類の無害添加物を使用し、有効成分の治療効果が得られますよ。

有効成分

プロペシアの有効成分として、フィナステリドを含有しています。

フィナステリドとは、活性型の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン（DHT）」の合成を抑制する成分です。

「ジヒドロテストステロン（DHT）」は抜け毛の原因成分による働きを抑え、AGA症状を改善できます。

根本的な原因物質に働きかけることで、抜け毛や薄毛の改善に取り組めますよ。

添加物

プロペシアの添加物として「結晶セルロース」「乳糖水和物」「部分アルファー化デンプン」など、13種類が含有されています。

プロペシアの添加物は、医薬品添加物として認められている成分です。

無害な添加物を含有しており、有効成分の治療効果を妨げないことを大前提として製薬しています。

プロペシアと他のAGAに効果的な治療薬を比較

プロペシアは薄毛の原因物質「5α-還元酵素のⅡ型」を阻害し、AGA症状の改善が期待できる治療薬です。

プロペシアは薄毛進行の抑制効果がありますが、発毛促進の効果は含まれていません。

現時点においてAGA症状を感じている人は、プロペシア服用で薄毛が予防できます。

また、薄毛進行の抑制や発毛促進が得られる「サガーロ」は効果が高い分、価格や副作用の症状が一般的に多い治療薬です。

そして、ミノキシジルの「内服薬」については、厚生労働省から承認されていません。

AGA治療をリーズナブルな価格で取り組みたい人や副作用が気になる人は、プロペシアによるAGA治療が最適ですよ。

プロペシアの3つの効果

ここでは、プロペシアの3つの効果についてご紹介していきます。

プロペシアは抜け毛の原因物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」の増殖を抑制できる治療薬です。

また、前頭部の抜け毛対策やヘアサイクルの改善、毛周期の調整による増毛効果も期待できます。

抜け毛の原因「ジヒドロテストステロン(DHT)」の増殖を抑制する

プロペシアは、AGAの原因となる「ジヒドロテストステロン(DHT)」の増殖を抑える治療薬です。

ジヒドロテストステロン(DHT)は毛周期を短くするため、抜け毛における原因の1つです。

プロペシアはジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害するので、抜け毛を防止できます。

また、現時点において抜け毛に悩む人は、薄毛予防としてプロペシアの服用も可能です。

プロペシアを毎日飲み続けることで、抜け毛の改善が期待できますよ。

前頭部の抜け毛対策にも効果的

プロペシアは、前頭部における抜け毛の原因「Ⅱ型の5α-リダクターゼ」を阻害するAGA治療薬です。

5α-リダクターゼは「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の2種類が存在します。

Ⅰ型の5α-リダクターゼは全身に分布し、Ⅱ型の5α-リダクターゼは前頭部や頭頂部の毛包部に多く分布しています。

前頭部や頭頂部による薄毛が気になる人は、Ⅱ型の5α-リダクターゼが活発です。

プロペシアを服用することで、前頭部の抜け毛改善が期待できますよ。

ヘアサイクルの改善と増毛

プロペシアは乱れた毛周期を調整することで、増毛効果が期待できる治療薬です。

AGA発症時は成長期が短くなり、不十分な成長段階で髪が脱毛します。

根本的なヘアサイクルを改善することで、長く太い毛を増毛できます。

また、プロペシアはザガーロのような発毛効果は含有されていませんが、根本的なヘアサイクルの改善に取り組むことで、増毛効果が得られます。

毛髪の薄さが気になる人は、プロペシア服用で改善できますよ。

プロペシアの3つの副作用

ここでは、プロペシアの3つの副作用についてご紹介していきます。

プロペシアの服用によって勃起機能障害（ED）や性欲減退、抑うつ、抑肝機能障害などの副作用を発症するリスクがあります。

日々の生活習慣における改善、定期的な検査の実施、医師への相談を心がけて服用しましょう。

勃起機能障害（ED）や性欲減退

プロペシアは男性ホルモンに作用するため、性機能障害発症の可能性がある治療薬です。

AGA治療中に男性ホルモンが減少することで、性欲減退や精液減少、射精障害などを発症します。

性機能障害の発症率は極めて低いですが、何らかの異常を感じた際は医師への相談が大切です。

また、性機能障害における発症リスクは、環境やストレスなども大きく関わります。

日頃の生活習慣も見直しつつ、プロペシアを服用しましょう。

抑うつ

プロペシアにおける稀な副作用として、抑うつ症状が報告されています。

プロペシアは男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」を抑制し、ホルモンバランスによる乱れが発生します。

抑うつの発症率は低いですが、副作用が気になる人は専門知識を持つ医師に相談しながら服用しましょう。

肝機能障害

プロペシアは肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかる治療薬です。

肝臓に負担がかかることで、稀な症状として肝機能障害を発症します。

また、プロペシア以外の治療薬においても、服用時に肝臓に負担がかかる点は同様です。

肝機能障害の副作用が気になる人は定期的に血液検査を受けることで、肝機能の数値に異常がないか確認しましょう。

プロペシアに関する3つの注意点

ここでは、プロペシアに関する3つの注意点についてご紹介していきます。

プロペシアの服用中止後に性欲減退や勃起機能不全など、ポストフィナステリドシンドローム発症の可能性があります。

また、プロペシアは6ヵ月程度の継続的な服用を心がけ、AGAクリニックなど医療機関で購入しましょう。

ポストフィナステリドシンドローム発症の可能性がある

ポストフィナステリドシンドロームとは、プロペシアの服用中止後にも副作用が持続する症状の総称です。

プロペシアの服用中止後に性欲減退や勃起機能不全、射精障害などが続いたケースが報告されています。

性機能障害の発生頻度は1.0％前後なため、ポストフィナステリドシンドローム発生は稀だと想定されています。

今後妊活を考えている方は、医師と相談しながら慎重に検討しましょう。

6ヵ月程度の連続投与が必要

プロペシアは、6ヵ月程度の継続的な服用が必要です。

飲み始めて3ヵ月程度で抜け毛の減少効果を実感し、半年程度で周囲の人が気づく程度の効果を期待できます。

一方で、効果の実感後に服用を中断することで元の薄毛に戻ります。

毛髪量の変化を感じるまで6ヵ月以上かかると受け止め、継続的に服用しましょう。

AGAクリニックなど医療機関で購入する

プロペシアは日本で承認されており、医師の処方が必要な医薬品です。

薬局やドラッグストアを通して、プロペシアを購入できません。

また、個人輸入サイトは品質の確認が不十分なため、厚生労働省のホームページで注意喚起しています。

安心感を持ってAGA治療を続けるためにも、AGAクリニック受診後に治療薬を購入しましょう。

まとめ

今回は、プロペシアとは？他の治療薬との違いや配合成分を解説！をまとめてみましたがいかがでしたか？

プロペシアはフィナステリドを主成分として含有していて、AGA治療を手軽に続けられる内服薬です。

また、薄毛進行の抑制効果が得られるため、AGA症状の予防にも効果的です。

そして、抜け毛の原因物質の増殖を抑制し、前頭部の抜け毛も改善できます。

「日々の生活習慣における改善」「定期的な検査の実施」「医師への相談」を心がけることで、副作用の不安がなく服用できますよ。