ハイフ(HIFU)で目元のたるみを改善できる?効果や注意点について解説
「ハイフで目元のたるみを改善できるか知りたい。」「ハイフに興味があるけど痛みに弱い私でも耐えられるか知りたい。」
このようにハイフの目元の効果について気になる方もいるのではないでしょうか。
年を重ねるにつれて目元のたるみが気になるから改善したい、友人がハイフを始めたと聞いて始めてみたいと考えている方もいるでしょう。
本記事では、ハイフの目元の効果やハイフとは何なのかなどを中心に紹介します。
ハイフの目元の効果について興味のある方は、本記事で紹介するメリットやデメリット、よくある質問を参考にしてください。
ハイフ(HIFU)の目元の効果
ここでは、ハイフ(HIFU)の目元の効果を下記3つ紹介します。
・たるみ改善
・小じわ改善
・クマ改善
たるみや小じわ、クマが改善されると見た目の印象が変わります。同年代より少しでも若く見られたい方は、ぜひ参考にしてください。
たるみ改善
ハイフの目元の効果1つ目は「たるみ改善」です。ハイフの施術は、たるみの原因であるSMAS筋膜にアプローチします。
年を重ねて衰えた筋膜に熱エネルギーを照射すると、細胞が収縮するためたるみ改善につながります。
従来、たるみを改善したい場合、皮膚を切る外科的な手術が必要だったため、たるみ改善に抵抗を抱く方は少なくなかったです。
しかし、ハイフの登場により気軽にたるみ改善ができるようになり、たるみ改善がより身近に感じられるようになったことは間違いないでしょう。
ハイフはたるみが改善されることで若々しい印象になるため、お顔に年齢を感じ始めた方におすすめの施術です。
小じわ改善
ハイフの目元の効果2つ目は「小じわ改善」です。小じわの原因がたるみにある場合、たるみが改善されることで小じわの改善につながります。
またハイフには、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果があります。
コラーゲンやエラスチンが生成されるとお肌にハリが生まれ、小じわが改善されることも特徴の1つです。
ハイフで使用しているカートリッジを変えることで、より効果的に小じわにアプローチできます。
施術を受ける前の医師とのカウンセリングのときに、小じわに悩んでいることを伝えるとよいでしょう。
クマ改善
ハイフの目元の効果3つ目は「クマ改善」です。ハイフは、クマの中でも黒クマに効果があります。黒クマの原因は年を重ねたことでできる皮膚のたるみです。
他のクマだと、青クマは主に血行不良、茶クマは主に色素沈着が原因で発生します。そのため、たるみが原因で発生する黒クマに効果を発揮します。
黒クマが発生した場合、ハイフの施術を受けることがおすすめです。しかし、黒クマが発生しないように予防も重要です。
生活習慣を変えるのみで予防できる場合もあるため、目元の保湿や顔の筋肉を鍛えるなど試してみてください。
ハイフ(HIFU)とは?
ハイフ(HIFU)は、1940年ごろから研究が進められました。
そして、研究が進みがん治療に用いられるようになり、2000年代ごろから美容の分野でも使用されるようになりました。ここでは、ハイフにいて下記4つの観点を紹介します。
・ハイフ(HIFU)のメカニズム
・ハイフ(HIFU)の安全性
・ハイフ(HIFU)の美容効果
・医療用ハイフとエステハイフの違い
ハイフ(HIFU)のメカニズム
ハイフは超音波を使用して施術をおこないます。超音波である熱エネルギーを皮膚内部の組織に照射すると、美容の効果が表れます。
照射のイメージは、虫眼鏡に光を集めて紙を燃やす原理と同じです。
熱エネルギーを狙った細胞に1点集中であてるため、皮膚表面は熱を加えずに狙った細胞に照射できます。
そして、ハイフの一番よい美容効果はたるみの改善です。たるみの原因は、皮膚内部の組織であるSMAS筋膜の衰えによって発生します。
そのためSMAS筋膜にたるまないようにアプローチし、改善につなげることが重要です。
ハイフで、SMAS筋膜に熱エネルギーを照射すると、細胞が縮みます。
イメージは、調理の際にお肉に熱を加えると縮むのと同じ原理です。細胞が縮むとたるみも引き締まり、たるみが改善します。
ハイフ(HIFU)の安全性
ハイフの安全性は高いといえます。なぜならば、美容の分野以外のがん治療を含む医療目的にも使用されているからです。
ハイフの歴史を見ても1940年代に論文が発表されていることから、長きにわたり研究が進められていたことがわかります。
そして、研究が進められた結果、美容の分野よりも先にがん治療で用いられるようになりました。
医療目的では、前立腺肥大や本態性振戦、パーキンソン病 、切除不能の膵がんなどに使用されています。
しかし、安全性が高いといえるのは医師や看護士がおこなう医療ハイフについてです。
エステティシャンがおこなうエステハイフは、安全性の面からいうと危険をともなうため注意が必要です。
ハイフ(HIFU)の美容効果
ハイフの美容効果で一番大きい効果は、たるみの改善です。ハイフが美容医療に登場するまで、たるみ取りには外科的な手術が必要でした。
メスを入れることに抵抗のある方も多くいます。しかし、ハイフの登場により、顔にメスを入れることなく治療できるようになりました。
たるみが改善されることでしわの改善にもつながり、老けた印象から若々しい印象に変わります。
たるみ改善はハイフの美容効果の中で一番の効果といえるでしょう。
たるみが改善するとたるみが原因で引き起こされている「小じわ」や「黒クマ」の改善にもつながります。
その他にも肌質の改善効果があることもハイフが人気の理由の1つです。
ハイフは、熱エネルギーを細胞に照射すると細胞の組織がダメージを受けます。
さらにダメージを受けた細胞は、自然治癒力により修復しようとし、コラーゲンやエラスチンも刺激を受けて生成が促進されます。
コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることにより、お肌が引き締まりにハリが生まれ、弾力性のあるお肌になることが特徴の1つです。
医療用ハイフとエステハイフの違い
医療用ハイフとエステハイフの大きな違いは、施術者です。医療用ハイフは医師や看護士がおこないますが、エステハイフはエステティシャンがおこないます。
施術者が異なることに伴い、価格は医療用ハイフの方が高くエステハイフの方が安いです。価格の異なる理由は、3つあります。
1つ目は、使用する機種が異なることです。医療用ハイフとエステハイフでは、使用できる機種が異なります。
正しくは、医療知識に乏しいエステティシャンが施術するエステハイフには、出力に制限があるため、使用できる機種に違いがあります。
医療用ハイフで使用する機種は出力数に制限がないため高価になります。
一方でエステハイフは出力数に限界値があり医療用ハイフに比べて安価です。
そのため、必然的に機種のコストが医療用ハイフの方が高くなり、比例して施術価格も高くなります。
2つ目は、先ほどお伝えした通り施術者が異なることで人件費が異なることです。
医療用ハイフは、医療に関する資格を持った医師や看護士が担当します。
国家資格であり医療の知識があることから、人件費がエステハイフより高くなるでしょう。人件費が高くなる分、医療用ハイフの方が価格は高くなります。
しかし、医療知識があり安全面をある程度、担保されていることを考えると決して高い金額ではないでしょう。
3つ目は、効果の持続力が異なることです。機種のところでもお伝えした通り、医療用ハイフとエステハイフでは出力数に違いが出てきます。
出力が高い方が効果の持続力が長くなるため、高い出力を出せる医療用ハイフの方が効果の持続力が長くなります。
機種によって持続力は前後しますが、一般的に医療ハイフは半年から1年、エステハイフは1から2か月のことが多いです。
ハイフ(HIFU)のメリット
ハイフの治療を受けることで美容効果が得られること以外にもメリットがあります。ここでは、ハイフ(HIFU)のメリットを下記3つ紹介します。
・施術時間が短い
・肌への負担が少ない
・ダウンタイムが短い
ハイフは仕事や家事などで忙しい方でも、手軽に治療を受けられるためぜひ参考にしてください。
施術時間が短い
ハイフのメリット1つ目は「施術時間が短い」ことです。ハイフの施術時間は、30分前後で終了する場合が多いです。
照射するショット数や部位によっては、30分以上かかる場合もありますが、1時間とかからないため、いずれにしても施術時間は短いといえるでしょう。
さらに施術後にメイクが可能なため、忙しい方でも気軽に治療を受けることができます。
肌への負担が少ない
ハイフのメリット2つ目は「肌への負担が少ない」ことです。メスを入れる外科的な手術の場合、皮膚を切るため肌への負担が大きい特徴があります。
また、メスを入れた部位は傷口として残る場合もあり、注意が必要です。
しかし、ハイフはメスで皮膚を切ることなく、超音波を照射するのみで施術が完結します。そのため、肌への負担も少なく、傷跡が残ることもありません。
ダウンタイムが短い
ハイフのメリット3つ目は「ダウンタイムが短い」ことです。ハイフには基本的にダウンタイムはありません。
施術後、数分でメイク可能なため手軽に治療を受けられることがハイフのメリットでもあります。
しかし、個人差によっては少数ながら副作用が表れる方もいます。副作用は、赤みや腫れなど軽度なものが多く、長引いても1週間から2週間ほどです。
他のメスを入れるような外科的な手術だとダウンタイムに数か月要するものもあるため、ハイフのダウンタイムは短いといえるでしょう。
ハイフ(HIFU)のデメリットや注意点
ここでは、ハイフ(HIFU)のデメリットや注意点を下記3つ紹介します。
・副作用が出る可能性がある
・効果を感じられないことがある
・ハイフ(HIFU)を受けられない場合がある
トラブルを防ぐためにもデメリットや注意点を把握したうえで、慎重にクリニックや医師を選びましょう。
副作用が出る可能性がある
ハイフのデメリットや注意点の1つ目は「副作用が出る可能性がある」ことです。
ハイフは副作用がでない方が多い一方で、少数ながら副作用が出る方もいます。
主に副作用と報告されているのは、赤みや腫れ、むくみ、水ぶくれ、ほほがこける、神経損傷、しびれなどがあります。
基本的には副作用がおこった場合でも、1週間から2週間で治まることが多いです。
2週間以上長引く場合や症状がひどい場合は、施術を受けたクリニックに相談し医師の指示を仰ぎましょう。
失敗例の中には、エステハイフで施術を受けて白内障になったケースがあります。
まぶたのしわを取ろうとまぶたを閉じてハイフをあてた結果、眼球まで超音波が届いたことが原因で白内障になりました。
エステハイフは安いメリットがありますが、医療知識がないエステティシャンが施術をおこなうため、医療用ハイフをおすすめします。
効果を感じられないことがある
ハイフのデメリットや注意点の2つ目は「効果を感じられないことがある」です。主な原因は下記3つです。
・たるみが進行している
・たるみがない
・出力が弱い
たるみが進行しているとハイフでは効果が出ない場合があります。たるみが進行している場合、ほかの施術を検討した方がよいでしょう。
また、たるみがない場合は効果を感じにくいため、効果を実感しにくい傾向にあります。
そして、エステハイフで出力が弱いと、効果を得られない場合があります。
医療用ハイフで施術を受けることで効果が得られる可能性が高く、切り替えを検討した方がよいでしょう。
ハイフ(HIFU)を受けられない場合がある
ハイフのデメリットや注意点の3つ目は「ハイフ(HIFU)を受けられない場合がある」ことです。ハイフは治療方法の関係で施術を受けられない方がいます。
主に、授乳中や妊娠中の方、体内に医療機器や金の糸やプレートがある方、アレルギーや疾患などの体質の方は施術を受けられません。
そのほか、特異体質の方はクリニックに連絡し、施術可能か確認しましょう。
無理に施術を受けてしまうと取り返しのつかない事態になるかもしれません。正しい情報を医師に伝え、医師の指示に従うことが重要です。
ハイフ(HIFU)に関するよくある質問
ここでは、ハイフに関するよくある質問を下記4つ紹介します。
どのくらい痛みがある?効果はすぐに出る?1回で効果は出る?どのくらい効果が持続する?
ハイフに興味がある方に多い質問のため、ぜひ参考にしてください。
どのくらい痛みがある?
ハイフに関するよくある質問の1つ目は「どのくらい痛みがある?」です。
目元に熱エネルギーを照射すると、痛みを感じる場合があります。痛みは出力数やカートリッジ、ショット数によって強さが変わります。
クリニックで使用している機種は公式サイトで公開している場合が多いため、確認するとよいでしょう。
ウルセラは出力が強く痛みも強く感じる場合が多く、ウルトラセルQプラスやソノクイーンは痛みが少ないです。
痛みが苦手で不安な場合は、施術前に医師に相談し麻酔を使用したり、施術中に出力を下げてもらう提案したりするとよいでしょう。
効果はすぐに出る?
ハイフに関するよくある質問の2つ目は「効果はすぐに出る?」です。目元の施術に限らず、ハイフの効果はすぐに出ることが多いです。
中には副作用が出る方もいますが、赤みや腫れなどはメイクでカバーできる場合が多く、数時間で症状が落ちつき、効果が実感できるでしょう。
1回で効果は出る?
ハイフに関するよくある質問の3つ目は「1回で効果は出る?」です。目元の施術の場合、1回で効果はでます。
より効果を持続させたい方は、定期的に施術を受けることをおすすめします。
部位によっては1回で効果を感じられない場合があるため、他の部位を施術するときは医師に確認し疑問点をクリアするとよいでしょう。
どのくらい効果が持続する?
ハイフに関するよくある質問の4つ目は「どのくらい効果が持続する?」です。
目元の施術に限らずハイフの効果の持続期間は機種により前後しますが、早ければ3か月、長いものだと1年半ほど持続する場合があります。
個人の体質や機種によるため、施術を受ける前に医師への確認をおすすめします。
まとめ
今回は、ハイフの目元の施術を中心に解説しました。従来は、メスを使用した外科的な手術が必要だったたるみの改善もハイフの登場により、手術不要になりました。
年を重ねることでできたたるみを改善すると、小じわや黒クマの改善にもつながり、若々しい印象に変わります。痛みに弱い方は、医師に麻酔を使用したい旨を伝えましょう。
もし、施術中に痛みを感じた場合カートリッジの変更や出力を弱めてもらうことで痛みを軽減できます。
痛みを無理に我慢すると、副作用として痛みが長引いたり、赤みや腫れにつながったりする場合があるため、注意が必要です。
しかし、他の施術に比べて圧倒的に痛みが少ないのがハイフのよいところです。
ハイフの痛みに耐えられない場合、他の施術も厳しいかもしれません。
効果や痛みには個人差がありますが、クリニックや医師選びは慎重に決めることをおすすめします。
なぜならば、患者の要望に寄り添う信頼のできるクリニックや医師を選ぶことで、トラブルを防げる可能性があるからです。
カウンセリングのときに患者の要望を聞き、効果がでない可能性がある場合に別の案を提案する医師が理想的です。
万が一、トラブルが発生した場合も迅速に対応が期待できます。エステハイフで安価なキャンペーンは魅力的に見えますが、リスクが高いことを理解したうえで判断してください。