小顔整形における失敗例は?失敗リスクを減らす方法やクリニック選びのポイントについても解説
小顔に憧れる女性は数多くいます。
しかし、ダイエットや小顔マッサージなどでは効果を感じられず、小顔整形を検討する方も少なくないでしょう。
ひと口に小顔整形といっても施術の種類はさまざまで、現状では失敗事例も多々あげられています。
そのため、失敗に不安を抱き、小顔整形に踏み込めない方もいるのではないでしょうか。
そこで、当記事では小顔整形における失敗事例や、失敗しないための注意点など詳しく解説します。
小顔整形する前に失敗に関する知識を得て、少しでも失敗のリスクを減らす心構えが大切です。
ぜひ、当記事を参考にしてみてください。
【施術別】小顔整形の失敗例
小顔整形の施術方法はさまざまです。そのため、施術ごとに失敗事例も異なります。
ここでは、小顔整形の施術別に失敗例を紹介します。
それぞれ小顔にする目的は同じですが、独自の方法で施術するため、原因や失敗事例は異なります。
次は、それぞれの施術特有に起こる失敗事例を詳しく解説します。
医療ハイフ
医療ハイフの失敗例は次のとおりです。
- 施術後に老け顔になる
- 施術部がやけどや水膨れになる
- 肌が乾燥する
- 効果を実感できない
医療ハイフは皮下組織やSMAS筋膜へ熱を与える施術のため、やけどや水膨れが起こるリスクがあります。
また、熱により乾燥肌になる可能性も考えられます。
施術後に老け顔になるケースは、もとの顔に脂肪が少ない方に起こりやすいといえます。
そのほかでは、術後の腫れやむくみにより効果がないように感じる方も少なくありません。
そのため、医療ハイフでは事前の知識が重要です。
疑問点が残らないよう、慎重に医師と相談してから施術するとよいでしょう。
エラのボトックス注射
ボトックス注射の目的は、咬筋(こうきん)の発達により起こるエラ張りの解消です。
しかし、次にあげる失敗も報告されています。
- 施術後噛みづらくなる
- 表情が不自然になる
- 皮膚がたるんでしまう
- 頬がこけてしまう
ボトックス注射の失敗原因は、注入量や注入位置の間違いによるケースが最も多いです。
注入量が多すぎると効きすぎてしまったり、咬筋以外の筋肉まで抑制してしまったりする可能性があります。
結果、上記4つのような症状へとつながります。
注入量に対する対策は、実績あるクリニック選びが最重要となりますが、それでも完全に失敗を防げるわけではありません。
なぜなら、術後の過ごしかたでも失敗する場合があるからです。
具体的には、マッサージやうつ伏せで寝るなどの行為です。
ボトックス注入直後は製剤が広がる可能性があり、とくに咬筋以外に広がらないように注意しなければなりません。
咬筋以外に広がると表情筋が抑制され、ボトックスの効果が切れるまで笑顔が不自然になる可能性があります。
施術後は注入剤が安定するまで、医師の指示どおりに過ごすことが大切といえるでしょう。
糸リフト
本来、糸リフトは肌のしわやたるみを解消するためにおこないます。
しかし、小顔効果の期待もできる施術です。
そのため小顔効果を得るために、糸リフトを受ける若い女性も大勢います。
しかし、次の失敗例も報告されています。
- 抜け毛が増える
- でこぼこした肌になる
- 効果が得られない
- 引きつった顔になる
- 肌から糸が透ける
一見すると抜け毛は関係ないように思えますが、髪の生え際から糸をとおす際に毛根が傷つくことでも起こります。
また、糸を固定する際に周辺が血行障害になることがあり、抜け毛を誘発させてしまう可能性があるため注意が必要です。
いずれの失敗原因も、医師の力量不足とカウンセリング不足があげられます。
フェイスリフト
フェイスリフトは糸を使わずに皮膚を引き上げる手術です。
皮膚を切開して耳たぶの付け根に引き寄せる必要があるため、次のような症状が失敗例として報告されています。
- 顔面の神経が麻痺する
- 耳たぶが変形する
- 傷あとが残る
- 血腫ができる
- 唾液ろうが発生する
失敗を防ぐためには、入念なカウンセリングと経験豊富なクリニック選びが重要です。
また、アフターフォローが充実していると失敗後のケアもできるため、あわせて調べておくとよいでしょう。
頬骨・エラ・あごの骨切り
骨格を削る手術の失敗例は、おもに輪郭の変形です。
たとえば、頬骨を削ることで面長に見えてしまうことがあります。
頬骨を削ることで顔全体がシャープな印象になりますが、顔の長さが強調されてしまうデメリットもあります。
実際には顔が長くなったわけではありませんが、手術後に気になる方は珍しくありません。
また、エラの骨格を削ると小顔に見えるようになりますが、あごが不自然に見えたり左右で形が異なったり、きれいに整わないケースがあります。
あご以外にも、周辺部位のバランスも考えて施術をおこなうことが大切です。
しかし、あごの削りすぎは丸顔になるリスクがあることも頭に入れておきましょう。
術後、自身の骨格を見て後悔しないよう、実績が多いクリニックを探すとよいでしょう。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射では、あごが太くなりすぎる失敗例が報告されています。
おもな原因は次の2つです。
- 注入する際に高さの判断を誤る
- 追加していくうちに太くなる
高さの判断を誤ると、あごが太くなることがあります。
原因は一度に注入するヒアルロン酸の量が多いことで起こります。
高さを出そうとするあまり多量に注入すると、あごのラインが横に広がるからです。
また、追加していくうちに太くなるケースは、ヒアルロン酸特有の失敗例です。
原因は、ヒアルロン酸のなじみやすい性質が関係します。
注入直後のヒアルロン酸はあごをシャープにする効果が高いですが、時間の経過とともに肌になじんでいきます。
次第にシャープなあごは横に広がり、患者は注入直後の状態に戻したくなり、再度注入を希望するケースも少なくありません。
再注入を繰り返すことで、あごが太くなります。
脂肪溶解注射
小顔整形で脂肪溶解注射を受けた場合、次の失敗例が報告されています。
- 思った効果が実感できない
- 左右のバランスが不自然になる
脂肪溶解注射はダウンタイムが短いことから、施術を希望する方は比較的多いです。
しかし即効性がないため、効果を実感するまで数週間~数か月ほどかかります。
そのため、すぐに満足いく結果が得られず失敗したと感じる方もいます。
こうした失敗を防ぐには、事前のカウンセリングで不明点をなくすことです。
また、左右のバランスが不自然になるケースにおいては、医師の力量不足が多くの原因となります。
顔の脂肪吸引
小顔の脂肪吸引では、次の失敗事例が報告されています。
- 顔がしびれる
- 顔が麻痺する
- 肌がでこぼこになる
施術時に顔の神経が傷ついてしまうと、しびれや麻痺が起こる場合があります。
また、均一に脂肪を取りのぞかなかった場合、肌がでこぼこになることも少なくありません。
いずれも、失敗を起こさないためには、クリニックや医師の実績が重要となるでしょう。
医師の経験が浅かったり未熟だったりすると失敗する可能性があるため、クリニック選びは慎重におこなう必要があります。
あごプロテーゼ
あごプロテーゼの失敗例は、次の5つが報告されています。
- あごが大きくなりすぎる
- 想定よりあごが小さくなる
- プロテーゼが浮き上がる
- あごプロテーゼがずれる
- 口の開け閉めが困難になる
上記は、あごのサイズに合わないプロテーゼを選んでしまうことが原因です。
プロテーゼがずれたり浮き上がったりした場合は、早急な修正が必要となるでしょう。
いずれも医師の判断ミスにより引き起こされるケースが多いため、信頼できるクリニック選びが重要です。
また、失敗を回避するためにも医師と慎重な打ち合わせをおこない、納得してから施術を受けることが大切です。
小顔整形で失敗するリスクを減らす方法
小顔整形の失敗リスクは、事前の調査で軽減可能です。
具体的は次の4つです。
- 施術方法についてよく調べておく
- 慎重にクリニックを選ぶ
- カウンセリングを入念におこなう
- 欲張りすぎない
次はそれぞれ詳しく解説します。
施術方法について事前によく調べる
小顔整形する前に、どのような施術方法があるのかを調べておくことが大切です。
なぜなら、いくつかある小顔整形の方法も、自身に合わない施術があるからです。
その施術が自身に最適な方法なのかを見極めるためにも、施術方法の確認は怠ることはできません。
適切でない施術を選んでしまうと、十分な効果が得られないでしょう。
現状かかえている自身の悩み、どのようになりたいのかを明確にしてから施術方法を確認するとよいでしょう。
慎重にクリニックを選ぶ
クリニックの公式サイトや実際に施術を受けた方の口コミなどをみて、慎重なクリニック選びが重要です。
公式サイトでは、クリニックや医師の実績が記載されていることが多いため、これから希望する施術の実績を調べられます。
注意すべき点は、クリニックの開業実績が長くても経験豊富な医師とは限らないことです。
在籍している医師の対象となる施術経験や、医師歴が浅い場合があるためです。
クリニックの開業実績とあわせて医師の技術面も確認しておくと安心して施術を受けられるでしょう。
また、口コミを参考にする際は信頼できるサイトなのか見極めることが大事です。
TwitterやInstagramなどのSNSは信ぴょう性に欠けるため、あくまでも参考程度にとどめておくとよいでしょう。
カウンセリングを入念におこなう
カウンセリングでは不明点をそのままにせず、あなたが納得できるまでおこなうことをおすすめします。
小顔整形を含む整形全般にいえることですが、失敗したあとに後悔しても取り返しがつかない事態になる可能性があります。
カウンセラーのペースに流されず、気になる点は遠慮なく質問するとよいでしょう。
とくに、施術のリスクや失敗例は入念に確認しておき、クリニックの対応方法も聞いておくと安心です。
とにかく後悔しないためにも、納得いくまでカウンセリングに時間をかけましょう。
欲張りすぎない
より高い小顔効果を求め、複数の整形をおこなう方もいます。しかし欲張ることは逆効果です。
なぜなら、複数ある整形にも相性や受ける順番があるからです。
考えなしに闇雲におこなうと、失敗する可能性があるため避けるべきでしょう。
たとえば、ヒアルロン酸注入においては複数回おこなうことが一般的です。
とはいえ、数多く打てばよいわけではありません。
やりすぎて顔がでこぼこになったり、大きな顔になったりする可能性があります。
なりたい自身のイメージを医師に正確に伝え、無意味な施術は避けるようにしましょう。
小顔整形で失敗しないための美容クリニック選びのポイント
小顔整形において失敗しないためにも、美容クリニック選びには次のポイントに気を付けるとよいです。
- 小顔整形の実績や経験豊富な医師がいる
- 医師のカウンセリングや診療が丁寧で信頼できる
- クリニックや医師の口コミや評判がよい
- 保証やアフターケアが充実している
- 自身に合った施術方法がある
- 料金の安さのみで選ばない
上記を意識して注意すれば、小顔の整形に失敗するリスクは減少するでしょう。
次はそれぞれを詳しく解説します。
小顔整形の実績・経験豊富な医師がいる
小顔整形に関して、知識や施術経験が豊富な医師が在籍しているかどうかは重要なポイントです。
小顔整形で失敗する一番の原因は、医師の技術といっても過言ではありません。
施術を受けるクリニックに、希望する手術実績が豊富な医師はいるのか、慎重に確認しておきましょう。
多少、施術料金が高くても、実績豊富な医師がいるクリニックを選ぶことをおすすめします。
コストが抑えられても失敗しては本末転倒です。
なにより、失敗を修正するために無駄な料金が追加となり、最終的には支払いが高額になる可能性があります。
医師のカウンセリング・診療が丁寧で信頼できる
小顔整形する際は、そのクリニックがカウンセリングを重点的におこなっているかを確認しておくとよいでしょう。
カウンセリングに時間を費やしているクリニックは、患者の症状チェックや事前打ち合わせを重要視していると考えられます。
すなわち、施術や治療が丁寧な証拠ともいえるでしょう。
小顔整形は、顔の輪郭や雰囲気が変わる、とても重要な手術です。
失敗は許されないため、できる限りカウンセリングで不安を解消できるクリニックを選びましょう。
クリニックや医師の口コミや評判がよい
小顔整形で失敗しないためには、クリニックや医師の口コミや評判を調べることも大切です。
なぜなら、口コミは体験者のリアルな声が聞けるからです。
あまり口コミや評判を鵜呑みにしすぎてもよくありませんが、参考程度にするなら十分な情報が手に入るでしょう。
クリニックを比較する際、決め手がなく悩んでいる場合は口コミや評判がよい方を選ぶのもひとつの選択肢です。
保証やアフターケアが充実している
施術後の保証やアフターケアが充実しているクリニックを選ぶと安心できます。
万が一、失敗したり副作用が起こったりすると医師に対応してもらう必要があります。
その際、アフターケアや保証が充実していないクリニックでは、お金と労力の負担が大きくなることでしょう。
失敗した箇所を修正するための料金が別途かかったり、別のクリニックを探したりする必要性があるからです。
施術したクリニックで術後のケアを受けられれば、お金の出費とクリニック探しに費やす時間と労力を抑えられます。
クリニックの公式サイトで保証やアフターケアはどのように対応してもらえるのかを確認しておくとよいでしょう。
自身に合った施術方法がある
自身に合った施術が受けられるクリニックを選ぶことで、失敗するリスクを軽減できます。
自身に適していない施術を選んでしまうと、効果を実感できなかったり思わぬ副作用が起こったりする可能性があります。
しかし、自身に適している施術なのか、事前に判断できない方は大勢いることでしょう。
その場合は、熟練した医師への相談をおすすめします。
料金の安さだけで選ばない
小顔整形に限らず、整形手術は料金が高額になることは珍しいことではありません。
そのため、コスパのよい施術を受けることも大切なポイントではあります。
しかし、いくら料金が安いクリニックがあったとしても、安易に決めることはおすすめできません。
理由は、料金が安い分それなりのサービス内容の可能性があるためです。
なかには、麻酔や術後のサポートなどが別料金になるクリニックもあります。
施術料金以外のオプションが無料なのか、追加料金となるのかも調べておくとよいです。
また、同じ施術を比較した結果、たとえ料金が高くても、クリニックの実績や医師の施術経験が豊富なクリニックを選ぶことをおすすめします。
あくまでも失敗しない施術が大前提です。料金の安さは二の次と意識しておくとよいでしょう。
小顔整形で失敗した場合はどうすればよい?
もしも小顔整形で失敗してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
大抵の方は小顔整形を受ける際、失敗を想定していないため、いざ失敗に直面すると対処法がわからず慌ててしまうでしょう。
失敗した際にとるべき行動は次の2つです。
- 施術を受けたクリニックに相談する
- 他院で修正手術を受ける
万が一のことを想定して、慌てずに対処できる準備が大切です。
次は対処法について詳しく解説します。
施術を受けたクリニックに相談する
小顔整形で失敗したと感じたら、まずは施術を受けたクリニックに相談するとよいです。
自身では失敗したと感じても、実際はダウンタイム期間中であったり効果が現れるまで時間を要したりする場合があります。
施術を受けたクリニックなら、患者の施術内容や状態を正確に掴んでいるため、対処もスムーズにおこなえるでしょう。
また、美容クリニックではアフターケアが充実していることが多いため、まずは施術したクリニックへの相談をおすすめします。
他院で修正手術を受ける
他院で修正手術を受けるケースは、施術したクリニックの実績や在籍している医師の技術力不足の場合が多いといえます。
医師の技術力が原因なら、修正手術も失敗する可能性が高いでしょう。
失敗を繰り返さないために、実績のあるクリニックや経験豊富な医師のいるクリニックを探すことをおすすめします。
注意すべき点は、失敗した症状を修正できるか医師と納得できるまで確認することです。
修正を希望しているのに、思った改善がみられないような結果は避けなければなりません。
クリニックの公式サイトや口コミなどを利用して、事前調査は必要不可欠となるでしょう。
まとめ
小顔整形の失敗にはさまざまな事例があります。
ケースとしては少ないですが、患者の知識不足が原因で効果がないように感じてしまう事例もあるようです。
しかし、多くの場合は医師の技術不足や実績の少なさなど、クリニック側によるものです。
小顔整形の失敗を防ぐには、実績豊富なクリニック選びと医師との入念なカウンセリングがポイントになります。
事前に公式サイトや口コミ、評判などを確認し、料金の安さではなく技術面で信頼できるクリニックを探すことが大切です。
それでも小顔整形で失敗してしまったら、まずは施術を受けたクリニックへ相談するとよいでしょう。
ただし、クリニック側が失敗の原因だった場合、修正対応可能な他院を探すのも方法のひとつです。
いずれにしても、失敗しない施術が大前提ですから入念なリサーチは最重要となるでしょう。