「最近生え際が後退してきた気がする」
「周囲にM字ハゲと呼ばれることが多くなってきた」
「おでこが広いのがコンプレックスなので、できるならば改善したい」
このような悩みを抱える方はかなり多いはずです。
そこで今回は男性型脱毛症と呼ばれるAGAの治療方法について解説していきます。
生え際が気になっている男性はもちろんのこと、「自分がもしかしたらAGAかもしれない」と考えている方、「額の毛がだんだん薄くなってきている気がする」という方はぜひ本記事を最後までご覧ください。
AGAになると生え際が薄くなる?
AGAになると生え際が薄くなるのかと気になる方は多いかもしれませんが、結論から言うとその可能性は高いです。
薄毛の種類はアルファベットで3つのタイプに分けられ、M字型、O字型、U字型があります。
特にM字型はおでこの剃り込み部分が次第に後退し、頭を上から見たときにM字に見えるタイプの薄毛で、U字型もおでこ全体が後退し、アルファベットUのように見えてしまうことから名づけられたものでこの二つはおでこが広いことが気になっているかたや額が後退してきたという方のほとんどが当てはまります。
つまり大きく分けて3つに分類される薄毛の種類のうち2つの薄毛は生え際が後退していきます。
生まれつきおでこが広いという方で、特におでこが広くなっている感覚がないという方は問題ないと思いますが、生え際が後退しているという方はAGAを発症している可能性はかなり高いでしょう。
注釈:AGAの仕組みについて
AGAのしくみについても簡単に確認しておきましょう。
AGAは男性ホルモンであるテストステロンと還元酵素が結びつくことによりジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンが生まれることで発生します。
ジヒドロテストステロンは男性ホルモン受容体に結合し、TGF-βという脱毛因子を増やしてしまいます。
また、このジヒドロテストステロンは前頭部に多いとされているので、おでこ周辺から薄毛が進行しやすいという方が多いでしょう。
AGAを発症している方の生え際の特徴
AGAを発症している方の生え際の特徴についても画像で確認していきましょう。
まずは一人目の方ですが、こちらはいわゆるM字と呼ばれる薄毛の状態であり、前頭部がかなり薄くなっていることがわかります。
1人目の方もM文字と呼ばれるタイプの薄毛となっており、前頭部の薄毛がかなり気になります。
お2人ともベアAGAクリニックで治療を受けてくださり、かなり薄毛を改善することができたものの、治療を行う前はかなり薄毛が目立つ状態でした。
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AGAで生え際が薄くなった際は「AGA治療」を検討しよう
AGAで生え際が薄くなった際はAGAの治療を検討した方が良いです。
AGA治療を受けるにあたって大切なポイントを簡単にご紹介していきますので、一緒に確認していきましょう。
1.AGAは「薬」による治療が主流
まずAGAは薬による治療が主流である点ということです。
AGAは先ほどもご説明しましたが、ジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンによりヘアサイクルが乱れ、極端に成長期が短くなってしまうことにより発生します。
このジヒドロテストステロンが発生する原因である還元酵素を抑制するためにはフィナステリドまたはデュタステリドという薬を用いるのが最も効果的です。
フィナステリドはⅡ型の5α還元酵素を抑制することができ、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の5α還元酵素を抑制することができるのです。
ジヒドロテストステロンを抑制する方法は他にも22時から2時のいわゆるゴールデンタイムと言われる時間帯に睡眠を可能な限り取ることなども挙げられますが、これはAGA治療と比べると効果も微々たるもので、どちらかと言うとAGA治療を行う上で補助的な効果を期待して行うものになってしまうので、治療を行いたいという方は薬を用いるのが最も効果的でしょう。
また、AGAを進行を抑制するという点だけを考えるとフィナステリドやデュタステリドだけでも効果は十分なのですが、頭皮がすっかり薄くなってしまい、発毛も目指したいという方はミノキシジルの外用薬などを用いることもおすすめです。
フィナステリドやデュタステリドなどを処方しているクリニックではミノキシジルの外用薬を利用できることが多く、ミノキシジルの外用薬は頭皮に直接塗布することで毛母細胞の細胞分裂などを活性化させることや血行促進が期待できるので発毛促進効果が期待できます。
AGAの進行を抑制する治療はフィナステリド、デュタステリドを用いる一方でAGAを抑制しつつ、更に発毛も期待したいという方はフィナステリド、デュタステリドでAGAの進行を抑制しつつ、ミノキシジルで発毛を目指すというのが一般的な方法となっています。
2.AGA治療はなるべく早く始めるべき
AGAは本メディアでも何度もご説明しているのですが進行性の病気です、完治という概念は存在しません。
つまり放置すれば放置するほど悪化し、治療を始めるのが遅ければ遅いほど予算も無駄にかかってしまいます。
早い段階で治療を始めることができれば薄毛を抑制するだけの薬を使用するだけでよい場合もありますし、発毛を目指さなければいけない場合でも早い段階で発毛を完了することができればAGAの進行抑制するだけの治療にシフトすることも可能です。
AGA治療はすでに抜けてしまった髪の毛を生やすこともできますが、早い段階で治療を始め、可能な限り髪の毛が生えている状態からスタートした方がお金もかかりませんし、薬の種類も副作用の可能性も減ります。
もしかしたら自分はAGAかもしれないと思った段階でカウンセリングを受けることをおすすめします。
近年ではAGAクリニックが数多くあり、その中ではカウンセリングや診察などを無料で受けることができる場合もあるので、ぜひ無料のカウンセリングを受けられるクリニックをいくつか利用してみることをおすすめします。
3.AGA治療は長期間の付き合いとなる
AGA治療は長期間の付き合いとなります先程軽くご説明しましたがAGAは進行性であり、完治という概念は存在しない病気です。
つまりいくら髪の毛がすっかり生えそろってしまったとしても完全にAGA治療をやめてはいけません。
かなり髪の毛が生え揃い、誰から見てもAGA治療を受けていたとはわからない程度の毛量になったとしても、AGAの進行を抑制する薬の服用まで完全に止めてしまっては再び抜け毛が始まってしまい、治療を始める前の状態に戻ってしまうという場合もあります。
せっかくお金と時間をかけて髪の毛を生やしたにも関わらず、また髪の毛が抜けてしまっては元も子もありません。
髪の毛が生え揃ってからもAGAの進行を抑制する薬の服装を服用は継続しつつ、髪の毛の発毛促進する薬の服用をやめてみたり、減薬をしてみたりすることは可能です。
予算面から見ても治療の大変さから見ても、AGAは髪の毛が生えてから長く付き合っていく必要になる病気です。
まとめ
今回は生え際が薄くなってきたと心配な方やM字ハゲと呼ばれることが多くなってきた方に向けてAGAの生え際の症例や治療方法について解説してきました。
前頭部にはジヒドロテストステロンが多いとされることもあり、特におでこ、前頭部周辺の薄毛が気になる方はかなり多いです。
「年だから」「髪の毛をしっかりマッサージして洗う時間がないから」「栄養がしっかり取れていないから」とAGAの原因を考える方も多いかもしれませんが、主な要因は遺伝であり、しっかり治療を行えば10代や20代、30代の方はもちろんのこと40代、50代まして60代の方でも十分に治療が可能です。
「かなり薄毛が進行してしまったから」「もう手遅れだから」と思っている方も、逆に「自分はまだ若いから全然大丈夫だ」と思っている方も年齢は関係ありませんので、一度無料のAGAクリニックで診察を受けてみて、治療を始めてみることをおすすめします。
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